まだ２授業目を見ていない方は、先に理科専科がズバリ授業案を公開！ 〜３年「こん虫のかんさつ」２授業目〜をご覧ください。
＜こん虫はどんなところをすみかにしているのかな？＞
板書案
復習をし、本時の問題を捉える
T：みなさん、こん虫って何がいましたっけ？
C：チョウ、バッタ、カブトムシ、カメムシ
T：でしたね。前回はどのこん虫も育つ順は一緒かどうかを調べたんよね。答えは？
C：こん虫によって育つ順はちがう
T：だったね。チョウはどんな順？
C：たまご→幼虫→さなぎ→成虫
T：じゃあ、バッタは？
C：たまご→幼虫→成虫
T：でしたね。じゃあ、今日の問題を書きます。今日の問題は、「どこにいるかな？」です。ノートに書いてください。
C：できました
T：じゃあ、教科書を開いてください
C：うわ、いろんなこん虫がいる
T：どんなこん虫がうつっている？
C：バッタ、クワガタ、チョウ、テントウムシ、カマキリ、トンボ
T：ですね。じゃあ、ここをAさん読んでください。
C：こん虫が見つかるとおもうところに◯をつけ、こん虫の名前をかいてみよう
C：なるほど！
T：じゃあ、じかんあげるしどうぞ
どこに見つけるか予想を共有する
T：じゃあ、どこで見つかるとおもうかみんなで確認しましょう
C：はい
T：一番自信あるのはどれ？
C：チョウ
T：じゃあ、チョウから確認するけ
といって、自信のあるものから順にこん虫がどこで見つかるかを共有しました。子どもたちからは…
チョウ・・・花
クワガタ・・・木
カマキリ・・・家の近く、草むら、道路
テントウムシ・・・草むら
バッタ・・・草むら、家の近く、森
トンボ・・・空、水の近く
といった意見が出ました。
課題を掴む
意見を共有した後、次のようなやりとりをしました。目的は、「すみか」というものに目をむかせるためです。
T：そしたら、今回やりたいのは、どこに多くいるかっていうことなのね。つまり、これを探してほしいの
C：すみか！
T：そう。すみか！
T：例えば、チョウは花にいるって言っていたけど、学校の中にいる可能性もあるはあるじゃないですか？
C：はい
T：でも、花と学校の中だったら、どっちのほうがいる可能性が高い？
C：花
T：だよね。それは、チョウにとってすみかが花の可能性がたかいからだよね
C：なるほど
T：じゃあ、いろいろな意見が出たけど、それぞれの生き物にとってのすみかはどこなの？
とつたえました。すると
チョウ・・・花
クワガタ・・・木
カマキリ・・・草むら
テントウムシ・・・草むら
バッタ・・・草むら
トンボ・・・水の近く
となりました。その後…
T：でもこれって本当に合ってるのかな？
C：うーん
T：じゃあ、今日はこれをはっきりさせようね。じゃあ、課題は「こん虫はどんなところをすみかにしているのかな？」にするね
C：はい
ということで、本時の課題として「こん虫はどんなところをすみかにしているのかな？」に決まりました。
こん虫のすみか探しの計画を立てる
その後、ワークシートを配り、次のようなやり取りをしました。
T：じゃあ、ワークシートをノートに貼ってね。
C：できました
T：これが観察した結果をメモする紙になります。一番左は何を書くの
C：見つけた動物
T：真ん中は？
C：見つけたところ
T：一番右は？
C：ようす
T：つまり、今回の観察で特に見てほしいのは、見つけたところとようすになります。じゃあ、ノートにメモして
C：できました
T：ようすを記録するのは、結局すべてのこん虫を見つけることはできないから、見つけた生き物の様子を根拠にして、ほかのこん虫はどんなところをすみかにしそうか考察するための材料にしてほしいということです
C：わかりました
T：あと、観察に行くときに気をつけてほしいことがあるので、教科書で確認しましょう
C：開きました
T：教科書にかいてある３つをぜひ守ってください。これらは大事なのでノートにかいておきましょう
C：できました
T：全体を通して、質問はありますか？
C：ないです
T：では、次回すみかを探しましょう
C：はい
T：じゃあ、振り返りをしてね
C：できました
終わりに
今回は、児童の意見が出た後に、なんでもOKというわけではなく、「すみかはどこ？」という視点で考えさせたのが良かったなと思います。これがあることで、「じゃあ、なぜそこをすみかにしているのかな？」という汎用的な知識につながるのかなと思います。
続きが気になる方は、理科専科がズバリ授業案を公開！ 〜３年「こん虫のかんさつ」４授業目〜をご覧ください。
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