理科専科がズバリ授業案を公開! 〜3年「こん虫のかんさつ」5授業目〜

こん虫のかんさつ

 まだ4授業目を見ていない方は、先に理科専科がズバリ授業案を公開! 〜3年「こん虫のかんさつ」4授業目〜をご覧ください。

<こん虫はどんなところをすみかにしているのかな?>

板書案

復習する

T:前回の課題を読んでください。せーの

C:こん虫はどんなところをすみかにしているのかな?

T:でしたね。それで、この課題を解決するために前回は外に行って、こん虫のすみかをさがしたんだよね

C:はい

T:じゃあ、今日は何をするかって言うと

C:こん虫はどんなところをすみかにしているのかな?についての考察

T:ですね。それをはっきりさせましょう

テキストマイニングをする

T:じゃあ、まずはペアで相談

C:できました

T:じゃあ、今からテキストマイニングをしてもらおうと思います。

C:テキストマイニング?

T:そしたら、クラスルームからこのリンクをクリックして

C:できました

T:たとえば、好きな食べ物を打ってみて

C:うわ!なんか真ん中の文字でかい

C:すご!カレーが一番やな

T:これがテキストマイニング。これを使うと、よく使われている言葉がすぐに分かるよ

T:じゃあ、こん虫がどんなところをすみかにしているのか?について打ってみて

C:はい

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T:どんな言葉が多そう?

C:敵

C:隠れる

T:じゃあ、この言葉入れているよって人?

C:はい

T:じゃあ、Aさんはどんなこと書いたか教えて

C:はい。わたしは「てきにみつかりにくいところ」をすみかにしているのだと思います。理由は、色がにていて、見つかりにくそうだなと思ったからです。

C:同じです

T:色がにていてって言ってたけど、何と何の色?

C:たとえば、バッタと葉っぱの色が似ていました

T:他にもいそうかな?

C:チョウも!モンキチョウは、黄色い花のところにいた

T:なるほど!ちなみにこの前の探検で取った写真なんだけど

C:あ!青いチョウはオオイヌノフグリの近くにいる

C:ダンゴムシも木の色と似ている

T:自分の体の色と周りの色が似ていたらなんかいいことあるの?

C:敵にみつかりにくい

T:敵にみつかりにくいとなんでいいの?

C:敵が自分を食べてしまうかもしれないから、それから身を守れる!

T:なるほど!確かに、食べられると死んじゃうもんね。この辺の言葉も「てきにみつかりにくいところ」に関係していそうだね

C:はい

T:ほか大きそうな言葉はどれかな?

C:えさ

T:じゃあ、えさって言葉が入っている人?

C:はい

T:じゃあ、Bさん

C:はい。ぼくは「餌のあるところ」をすみかにしているのだと思います。理由は、餌がちかくにあるとすぐに食べれるからです

T:それは結果のどの部分を見てそう考えたの?

C:チョウとバッタです

T:なるほど!

T:ちなみに他のこん虫は何を食べるんかな?

C:わかりません

T:じゃあ、調べてみて

C:トンボは、いきたこん虫を食べるそうです。チョウとかガとか!

C:たしかにチョウとかガはいっぱいいたね

C:ダンゴムシは落ち葉を食べるそうです。

C:たしかに落ち葉いっぱいあった

T:ということは、「てきにみつかりにくいところ」と「餌のあるところ」は可能性がたかそうだね

カブトムシを例に出す

T:じゃあ、カブトムシは今回はいなかったけど、どこにいそうかな?

C:木のところ

T:正解。実はカブトムシは木をすみかにしているんだよ。なんでだと思う?ペアで相談

C:できました

T:教えて

C:カブトムシも木も茶色で、てきにみつかりにくいから

C:木のしるをカブトムシは食べているから

T:なるほど!つまりさっき出た意見とつながっているね

C:たしかに

T:じゃあ、まとめをしよう。今日のまとめは?

C:てきにみつかりにくいところやえさのあるところをすみかにしている

ということで本時のまとめとして、「てきにみつかりにくいところやえさのあるところをすみかにしている」としました

てきにみつかりにくいところについての具体例を出す

T:ちなみに、1枚の写真をもってきました

C:えだ?

T:この写真変なところがあるんだけど分かる?

C:?

C:あっ!虫がいる!

C:どこどこ

C:ここ!

C:ほんまや!

T:こんな風に周りの自然に紛れ込んでいる生き物もいるんだよ。他の生き物も教科書にのってるから見てみよう

C:え〜すごい

T:じゃあ、ふりかえりをかいて

C:できました

終わりに

 今回は、テキストマイニングを使ってみました。今回の問題の場合、多様な意見が出てきます。その中には教科書のまとめにつながるようなものもあれば、的はずれな意見もあります。そんなとき、「多くの人が書いている」というのを視覚化させ、話し合いを交通整理するために使いました。

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