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<寒くなるとサクラの様子はどうなるのかな?>
板書案

復習し、課題を掴む
T:タイトルを読みましょう。せーの
C:さむくなると
T:春の気温がこの辺だとしたら、夏は気温はどうなる?
C:上がる
T:じゃあ、夏のあとは?
C:さがる
T:そうだよね。じゃあ、秋のあとは?
C:もっと下がる。
T:そうだね。こんな風に、気温がもっと下がると生き物の様子って何か変化があるのかな?っていうのを勉強してるんだよね
C:はい
T:前回はどれをしたかというと
C:ヘチマ
T:ヘチマはどうだった?
C:葉も茎も根も枯れていました
C:実が茶色になっていました
C:実の中に種をつくっていました
T:そうだね。じゃあ、今日はどれをするかというとさくらです。ということで、今日の課題は?
C:さむくなると、さくらの様子はどうなるのかな?
T:じゃあ、それにしよう
ということで、本時の課題として「さむくなると、さくらの様子はどうなるのかな?」に決まりました。
予想をする
T:そしたら、これが秋のときのさくらの写真です。どんな様子ですか?
C:葉が赤い。
C:葉が落ちている
C:夏よりもえだが伸びていない
T:といった特徴がありましたね。じゃあ、今はどんな様子だと思う?ノートに予想をかいてみて
C:できました
T:おしえて
C:葉が0まいになっている
C:つぼみがある
C:えだがあまり伸びていない
T:なるほどね。じゃあ、これからさくらの観察にいくんだけど、今日の見るポイントはどこ?
C:数
C:長さ
C:つぼみ
T:じゃあ、それらに注目して見ようね
C:はい
T:そしたら、ノートと鉛筆をもって、観察に行きましょう
観察する
その後、10分程度観察をさせました。ある程度書けたら、「予想には出てなかったけど、秋のときと比べて変わったなというところがあったら書いてね」とつたえました。
結果を共有する
T:分かったことをおしえてください
C:葉が5〜6まいある
C:葉はおちそうだった
C:枝の先につぼみがある
C:枝はあまり伸びていない
T:そうだね。じゃあ、先生から聞いても良い?
C:はい
T:つぼみってどれのことを言ってる?イラストをかいてもってきて
C:できました
T:なるほどね
C:できました
T:なるほどね
T:じゃあ、そろそろいいかな?写真でいえばこれのことかな?
C:そうです
T:なるほど。蕾ってなんやったけ?
C:花が咲く前のもののことです
T:そうだね。だから、サクラの蕾っていうのは検索すると、こんなの出てくるの
C:もうすぐ花が咲きそう
T:そうだね。だから、君たちが見つけたものは蕾ではなく、芽と言います
C:あ〜
T:だから、枝の先につぼみがあるではなく
C:枝の先に芽がある
T:そっちが正しいです
T:あともう一個聞いても良い?
C:この桜は葉っぱが殆ど無いですよね。死んでしまったのですか?
C:いや、死んではいません
T:なぜ、そう言えるの?
C:芽が出てきていて、それがやがて、蕾になって、桜になると考えられるからです
C:みきや根っこは枯れていなかったからです
T:そうだね。正解。この桜の木は死んではいません。ちなみにヘチマはどうだった?
C:枯れてしまった
T:だよね。だから、ヘチマと桜ではちがうというわけですヘチマは1年で死んでしまい、種で命を繋いでいきます。でも、桜は1年では死なず、えだに芽をつけて、冬を越します。これは大きな違いだよ
C:なるほど
まとめをする
T:じゃあ、まとめはどうする?
C:寒くなると、サクラの葉は枯れ落ちるが、枝に芽をつけて、冬をこす
T:なるほどね。じゃあ、それを活かしながらまとめをするね
といって、本時のまとめとして「サクラは葉が枯れ落ちても木は枯れずに枝に芽をつけて冬をこす」となりました
振り返りをする
T:では、振り返りをしてください。
C:はい
T:でね、今日の振り返りでは、このあと更に気温が下がっていくヘチマはどうなるのかかけると最高だね
C:わかりました
C:できました
終わりに
本時では、ヘチマと「比べる」ことで、冬のこし方の違いを捉えさせるのを大事にしました。この単元では、複数の植物や動物を観察しますが、それは生き物によって違いがあることを捉えさせるためだと思います。だからこそ、そういった思考ができるように深化発問が大事だと思います。
続きが気になる方は、理科専科がズバリ授業案を公開! 〜4年「寒くなると」3授業目〜をご覧ください。
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