まだ1授業目を見ていない方は、先に理科専科がズバリ授業案を公開! 〜5年「人のたんじょう」1授業目〜をご覧ください。
<人の子どもは母親の子宮の中でどのように育って、うまれてくるのか?>
板書案
復習する
T:前回はどんな勉強をしましたか?
C:前回は、人はどうやって誕生するのか?についてまなびました
T:どうやって誕生するの?ペアで相談
C:できました
T:教えて
C:はい
T:Aさん
C:はい。男性の精子と女性の卵が結びついて、受精卵ができると人は誕生します
C:同じです
T:じゃあ、今日はこの続きからするよ
C:はい
ふりかえりから出た疑問を紹介し、課題を掴む
T:前回の授業で最後振り返りをしたよね
C:はい
T:そのとき、多かった疑問がこれでした。よみましょう。せーの
C:人の子どもは、どのようにそだって、うまれてくるのか?
T:どういうことかというと、受精卵ができて、時間が経つと子どもになるよね。じゃあ、その間ってどんなふうになっていくんかな?ってことです
C:気になる
T:そしたら、メダカのときはどうだったか復習プリントをもってきました
C:穴埋めになっている
T:時間あげるから、教科書のあるページをみて、埋めてみてください。できた人からもってきて
C:はい
C:できました
T:OK。ミニ先生
C:はい
C:できました
T:ミニ先生やって
C:はい
T:このページを見つけられたんだね。いい調子だよ
T:じゃあ、いいかな?
C:はい
T:実は、メダカの場合、約11日で誕生します。そして、時間が経つにつれメダカのもとになる部分はどうなっている?
C:メダカの形になってきている
T:そうだね。
T:じゃあ、人の場合はどうなんだろうね?ということで今日の課題。人の子どもは母親の子宮の中でどのように育って、うまれてくるのか?
C:はい
といって本時の課題として、「人の子どもは母親の子宮の中でどのように育って、うまれてくるのか?」に決まりました。
調べ学習をする
T:じゃあ、ワークシートを配るね。もらった人から名前を書いてね
C:はい
C:穴埋めになっている
T:そうだね。ということで、今から時間をあげるので、穴埋めになっているところの答えをみつけてみてください。もちろん埋めることが大事なのではなく、どのように育ってうまれていくのかを知ることが大事だからね。
T:質問はありますか?
C:ないです
T:じゃあ、始めてください
といって、東京書籍の教科書から該当ページを探し、調べ学習をさせました。
調べてわかったことを確認する
T:じゃあ、確認するよ
C:はい
T:まずは、受精してから約4週。何が動き出すの?
C:心ぞうです
T:次、約8週。何ができるの?
C:目や耳
T:そうだね。ほんで、何の形がはっきりするの?
C:手やあし
T:じゃあ、約16週。何のようすがはっきりするの?
C:からだの形や顔のようす
T:だね。ほんでこの時期になると、女性か男性かが区別できるらしいよ
T:つぎ、約24週。何の動きが活発になるの?
C:心ぞうの動き
T:ほんで、この時期はからだを回転させて、よく動くようになるらしいね。
T:最後、子宮の中で回転できないぐらいに、大きくなる。ほんで約38週で生まれてくるらしいね。
メダカと比較して感じたことを共有する
T:じゃあ、メダカと比較してどんなこと感じた?ノートに書いてみて
C:できました
T:どんなことをかいたかおしえて
C:はい
T:Bさん
C:はい。だんだん人の形に近づいていってうまれてくるのがびっくりしました
T:そうだね。これってメダカとにている?にてない?
C:にている
T:だね。メダカもだんだんメダカの形に近づいているもんね。じゃあ、うさぎとかはどうなんだろう?
C:たぶん、うさぎもだんだんうさぎの形に近づいていって生まれると思います。
T:なるほどね。どうなんだろうね?じゃあ、他の人はどんなこと感じた?
C:はい
T:Cさん
C:メダカは11日くらいで生まれるけど、人は38週だからこんなに時間がかかるのがびっくりしました
C:おなじです。
T:38週って何日?
C:計算します
C:266日
T:どうやって求めたの?
C:7×38=266です
T:38は、38週だよね。7はどっからきたの?
C:1週間が7日あるから、7です。
T:そうだね。2週間だったら、7✕2=14、3週間だったら7✕3=21っていうふうになるから、38週も7✕38=266で、266日になるね
T:つまり、メダカは11日、人は266日だって
C:すごい!ぜんぜん違う
T:なんで人のほうが生まれるまでに時間がかかるんだろうね?ペアで相談
C:できました
T:Dさんおしえて
C:はい。人ってメダカよりもかなり大きいから、それで生まれるのに時間がかかるんだと思いました
C:同じです
T:なるほどね
ふりかえりをする
T:じゃあ、今日のまとめは、この穴埋めしたやつになるので、そのままノートにはってください
C:できました
T:じゃあ、ふりかえりをかいてね。疑問が出てきたら、ぜひ書いてみてね
C:はい
C:できました
終わりに
今回は、穴埋めしたところをうめるというやり方で調べ学習をさせました。穴埋めにすると、短い時間で抑えたい知識を抑えることができるからです。
また、メダカと比較することで、にているところとちがうところを意識するので深い学びにつながるのかなと思います。
続きが気になる方は、理科専科がズバリ授業案を公開! 〜5年「人のたんじょう」3授業目〜をご覧ください。
コメント