<ふりこを曲のテンポに合わせよう>
板書案
ふりことは何かを知る
T:今日から新しいところに入るよ。タイトルは「ふりこのきまり」です。書きましょう
C:かきました
T:みなさん、ふりこって聞いたことある?
C:ないです
T:ふりこっていうのはこれです
C:なんか、横に揺れてる
C:ブランコみたい
T:じゃあ、ノートに書いてね。
ふりことは、ぼうやひもなどに重りをつけて左右にふれるようにしたもの
C:できました
T:そしたら、最初に見せたものはふりこです。なぜかというと、紐におもりをつけて左右にふれるようにしたものだからです
C:なるほど
T:じゃあ、これから「ふりこのきまり」っていうのを勉強するんだけど、どんな勉強するんだろうね?
C:なんか1往復する時間のきまりを探すみたいな
T:お!するどい!笑 まあ、ぜひこの振り子について詳しくなりましょうね
C:はい
ふりこについての用語をおさせる
T:そしたら、ワークシートを配るからもらった人から名前をかいて
C:できました
T:そしたら、理科の言葉を今から3つ教えます。
T:1つ目はこれ!
C:おもりの重さ
T:これは図でいうとどこのこと?
C:先についているおもりの重さのこと
T:正解。じゃあ、図に書き込むよ
C:できました
T:次はこれ
C:振れ幅
T:これは図でいうとどこのこと?
C:はい
T:Aさん。前に出ておいで
C:はい。ここからここまでだと思います。
C:同じです
T:なるほど。端っこから端っこまでね。ブー。
C:え!
T:実は、振れ幅は端っこから真ん中までのことを指します。なぜかというと、はじめって真ん中におるやん。そこから手でおもりをだんだんだんだん真ん中から遠ざけていくから、真ん中から端っこまでのことになります。
C:なるほど
T:最後は、これ
C:振り子の長さ
T:これはどこのことやと思う?
C:はい
T:Bさん。前に出ておいで
C:ここからここまでだと思います
C:同じです
T:なるほどね。支点からおもりの付け根だね。ブー。
C:え!
T:振り子の長さは、支点からおもりの中心までになります。なぜかと言うと、たとえば、普通のやつと、こんな長細いやつって、Bさんの考え的には振り子の長さいっしょになるんだけど、これってどうおもう?
C:なんか長細いやつのほうが、振り子の長さは長く感じる
T:でしょ。だから、支点からおもりの中心までにしようって決めたらしいよ
C:なるほど
T:あと、もういってしまったけど、ここが支点で、これが1往復と言います。大丈夫かな?
C:はい
T:じゃあ、おもりの重さ、ふれはば、振り子の長さって見ずにいってごらん。どうぞ
C:おもりの重さ、ふれはば、振り子の長さ
T:これがどこのことを指しているかもぜひ覚えてね
C:はい
問題を把握し、課題をつかむ
T:ということで、今日は1時間目なので何をするかと言うと・・・テレビに注目!
C:はい
T:じゃーん
C:メトロノーム?
T:ながすね
C:結構はやい
T:これ1分間に120回四分音符が入るスピードになってます。
T:そしたら、今から、ふりこをこのリズムに合わせてもらいます
C:おもしろそう
T:イメージは、タッタッタッタッタッタッって感じやね
C:なるほど
T:じゃあ、まずは先生がやってみます。先生が一発であてちゃうかもよ。
C:え〜
T:おもりの重さは10g
T:振り子の長さはだいたい30cmにするわ。こんなふうに糸をきれいに巻いていって調整してね。こんなもんかな?
T:ふれはばは30度。まんなかのところが0度で、ちょっとひらいて1度2度3度…ってひろがっていってここで30度ってかんじだね。じゃあ、いくよ
C:どうだ?
C:ぜんぜんあってない笑
T:たしかに笑 もっとどうしないといけない?
C:もっとはやくしないといけない
T:そうだね。ということで、今日はこれを君たちにやってもらうね。
C:はい
T:じゃあ、今日の課題は?
C:ふりこを曲のテンポに合わせよう
T:じゃあ、それにするね
ということで本時の課題として、「ふりこを曲のテンポに合わせよう」に決まりました
見るポイントを確認し、実験させる
T:そしたら、さっきはやくしないとだめって言ってたけど、理科的に言うと、1往復する時間を…
C:短くする
T:そう。1往復する時間を短くしないとだめってことだね
C:はい
T:そのために色々試してみてほしいんだけど、君たちが変えることができる条件はどれ?
C:おもりの重さ、ふれはば、振り子の長さ
T:だね。だから、この3つに注目してやってみて
C:わかりました
T:時間は15分で、4人グループで協力してやってください
C:はい
T:でね、これが終わったあと、気づいたことを書いてもらうよ。そのつもりでいてね
C:はい
T:質問はありますか?
C;ないです
T:じゃあ、始めてください。
その後、15分間試行錯誤していました。こうしたらいいのではないか?と色々試行錯誤していてその姿がよかったです。
気づいたことを確認する
T:じゃあ、15分たったし、終了。一回席に戻るよ
C:はい
T:じゃあ、確認するね。できたよってグループ?
C:はい
T:できませんでしたってグループ?
C:はい
T:残念だったね。でも、大丈夫。勉強すればできるようになるから。
T:じゃあ、ここからが大事ねんよ。時間あげるし、気づいたことを書いてみて。特に今回は、1往復する時間と3つの条件の関係がどうやったかをかけるといいね
C:はい
C:できました
T:おしえて
C:振り子の長さを短くすると 一往復する時間は短くなります
C:重りの重さを変えても一往復する時間は変わらないです
C:いや、重りの重さを重くすると、一往復する時間は短くなります
C:振れ幅を変えても、一往復する時間は変わらないです
T:なるほどね。おもりの重さはバラけたね。
C:どうなんかな?
T:もっといえば、振り子の長さとかふれはばのやつも本当にそうなんかね?
C:たぶん!
C:うーん
T:なんかスッキリしていない子がいるね。じゃあ、振り子の一往復する時間は何によって変わるのかについてこの単元でハッキリできたら良いね。
C:はい
T:じゃあ、単元の課題として「振り子の一往復する時間は何によって変わるのかな?」にするね。ノートに書いてね
C:できました
T:じゃあ、ふりかえりをして終わりましょう
C:はい
C:できました
終わりに
振り子の授業では、注目してほしい条件が3つあります。それが、ふれはば、おもりの重さ、振り子の長さです。まず、これらが図でいうと、どこのことを指しているのかを確かめるのはとても大事です。特に振り子の長さは支点からおもりの中心っていうのはここで教えて下さい
また、試しの実験をさせるときも、この3つの条件に注目するように、実験の前に見るポイントとして確かめているのは大事なポイントだと思います。
あとは、ワイワイ楽しみながら子どもたちは行うと思います。
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