まだ7授業目を見ていない方は、先に理科専科がズバリ授業案を公開! 〜3年「じしゃくのせいしつ」7授業目〜をご覧ください
<N極がついた部分は何極になるのかな?>
板書案

復習する
T:前回はどんな勉強をしましたか?
C:前回は、鉄のくぎを磁石にちかづけると、そのくぎは磁石になるのかを調べました。
T:そうだね。そしたら、その疑問を解決するためにどんな実験をしましたか?
C:小さい鉄の釘に近づけました。
C:方位磁針に近づけました。
T:結果はどうでしたか?
C:小さい鉄の釘がつきました。
C:方位磁針の針が動きました。
T:そうだね。このことから、どんなことが言えるかな?
C:鉄のくぎを磁石にちかづけるとは、そのくぎは磁石になるです
T:そうだね。じゃあ、今日はこの続きからやっていこうね。
問題を把握し、課題を掴む
T:そしたら、今日の問題だけど、鉄の釘をN極につけます。
C:そしたら、この鉄の釘は何になるかというと
C:じしゃく
T:ですね。でね、磁石ってN極とS極があるじゃないですか?
C:はい
T:なので、この鉄の釘もN極やS極ができます。じゃあ、鉄の釘のN極についている部分は何極になると思いますか?
C:う〜ん
T:予想と理由を書いてみてください。どうぞ!
C:できました
T:じゃあ、N極だと想う人?
C:はい
T:S極だと思う人?
C:はい
T:じゃあ、少ない方から聞いていくよ。N極だと思う人、理由は?
C:はい
T:Aさn
C:はい。N極についているから、N極が釘に伝わると思ったからです
C:分かりました。
T:じゃあ、S極だと思う人、理由を教えてください。
C:はい
T:Bさん
C:はい。もしついている部分がN極だったら、しりぞけあってしまうから、S極だと思います。
C:わかりました
T:なるほどね。じゃあ、真実はどっちなんだろうね?
C:分かりません。
T:じゃあ、今日の課題はどうする?
C:N極がついた部分は何極になるのか?
T:じゃあ、それでいきましょう!
ということで、本日の課題として「N極がついた部分は何極になるのか」になりました。
実験方法を確認し、実験する
T:じゃあ、実験方法を確認しましょう。今回は「方位磁針を使った実験」で行こうと思います。
C:あ〜
T:方位磁針の赤い針は何極だっけ?
C:N極
T:そうだね。だから、N極がついた部分がもしN極になるなら、針はどうなる?
C:こっちにうごく
T:なんで?
C:N極とN極で退け合うから
T:そうだよね。じゃあ、N極がついた部分がもしS極になるなら、針はどうなる?
C:こっちにうごく
T:なんで?
C:N極とS極は引き合うから
T:それで結果を見ましょうねってことになります。質問はありますか?
C:ないです
T:じゃあ、道具はここにあるのでグループでもっていって、始めてください
C:はい
といって実験をさせました。
結果を確認し、考察をする
T:じゃあ、結果を確認するよ。結果はどうだったかな? このイラストで説明できる人?
C:はい
T:Cさん
C:こう動きました
C:おなじです
T:ということは、N極がついた部分とN極が引き合ったということですね
C:はい
T:じゃあ、この結果をもとに考察をしてみてください。
C:できました
T: 持っておいで。
T:なるほどね。
C:できました
T:なるほどね。じゃあ、できたら人同士で交流してみてください。
T:そろそろいいかな?
C:はい
T: 教えてください。
C:はい
T:Dさん
C:はい。N極がついた部分とN極が引き合った。このことから、N極がついた部分はS極になったと分かりました。
C:同じです。
T:そうだね。
まとめをし、ふりかえりをする
T:ということで、今日のまとめはどうなる?
C:N極がついた部分はS極になる。
T:そうだね。
ということで、本日のまとめとして「N極がついた部分はS極になる」と決まりました。
T:じゃあ、なぜこうなるのか?ペアで相談
C:できました
T:おしえて
C:はい
T:Dさん
C:はい。Bさんが言っていた通り、N極がついている部分がN極になってしまうと反発してしまうからだとおもいます。
C:同じです
T:なるほどね。
T:じゃあ、振り返りを書いてみてください。
C:はい
C:できました
終わりに
今回は、応用問題に取り組みました。子どもによっては難しいなと感じた人もいると思います。ただ、最後は事実をもとに、妥当性のある考えに変えることができていたと思います
磁石は、子どもたちにとってはすごい面白いものだと思います。だからこそ、時間に余裕があればどんどんいろいろなことに取り組ませてあげたなと思います。たとえば、(1)砂鉄をまいて、磁場を視覚化する、(2)磁石を半分に切ってN極だけにしたら、極はどうなるか?(3)マグネット磁石のN極やS極はどこにあるのかなどです
とりあえず、教科書で教えるべきことは全部できたと思うので、この単元は以上となります。
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