まだ5授業目を見ていない方は、先に6年理科「物の燃え方と空気」指導案に悩む先生へ|5時間目の授業実践からヒントを!をごらんください。
<二酸化炭素によって石灰水はどうかわるのかな?>
板書案

ふりかえりをする
C:前の学習のふりかえりをしましょう
C:はい
C:Aさん
C:はい。前の課題は「物がもえる前ともえた後で空気はどのようにかわるのだろうか?」です
C:同じです。はい
C:Bさん
C:はい。前のまとめは、「物がもえると、空気中の酸素の一部が使われ、二酸化炭素ができる」です
T:そうだね。ちなみにほかにわかったことはなにがある?
C:はい
C:二酸化炭素がふえるとわかりました
C:さんそは減るけど、0にはならないとわかりました
C:窒素の量はかわらないです
C:さんそが14〜16%で火は消えるです
T:そうだね。じゃあ、今日はこの続きからするね
C:はい
石灰水についてしり、課題をつかむ
T:そしたら、酸素とか二酸化炭素とか窒素を調べるために何を使ったかと言うと
C:気体検知管
T:そうだね。でも、実は他にも気体を調べるための道具ってあるんだよ
C:へ〜
T:それは、これです
C:水?
T:これのことを石灰水って言います
C:石灰水
T:じゃあ、石灰水のとくちょうをノートにかくよ
石灰水をつかうと空気中に二酸化炭素がふくまれているかを調べられる
C:できました
T:つまり、石灰水をつかうと何の気体が調べられるの?
C:二酸化炭素
T:ですね。じゃあ、二酸化炭素と石灰水を反応させると何が起こるんだろうね
C:爆発?
T:お〜
C:え?ほんまに
T:まあ、ある変化が起こるよ。じゃあ、今日の課題はどうする?
C:二酸化炭素によって石灰水はどうかわるのかな?
T:じゃあ、それにしよう
といって本時の課題として「二酸化炭素によって石灰水はどうかわるのかな?」にきまりました。
実験方法を確認する
T:そしたら、実験方法を確認しましょう
C:はい
T:まず2本の集気瓶をじゅんびします。こっちをA、こっちをBとします。ほんで、両方とも石灰水を入れます。
C:はい
T:ほんで、まずはAの集気瓶にふたをして、ふってみて様子をみてください
C:はい
T:ほんで、Bの集気瓶の中に、ろうそくを入れて火を消します。ちなみに、火が消えたらなんという気体が減って、なんという気体がふえますか?
C:酸素が減って、二酸化炭素が増えます
T:そうだね。前の授業で学んだね。
T:ほんでね、ろうそくを取り出し、ふたをおさえてふってみてください
C:はい
T:でね、安全のために保護メガネをつけてください。質問はありますか?
C:ないです
T:じゃあ、道具の準備をしてください
C:はい
実験し、結果を確認する
T:じゃあ、実験してみよう
C:Aの集気瓶は特に変化なさそうだね
C:じゃあ、Bはどうなんかな?
C:あれ?
C:しろくなった!!!
C:すごい
T:じゃあ、結果を確認するよ
C:はい
T:Aはどうだった?
C:かわりませんでした
T:Bは?
C:しろくなりました
T:そうだね。ちなみに、理科の言葉で「白くにごる」っていいます。
C:白くにごる
まとめをし、ふりかえりをする
T:じゃあ、まとめをしましょう。まとめは?
C:二酸化炭素によって石灰水は白くにごる
T:じゃあ、それでいこう
といって本時のまとめとして「二酸化炭素によって石灰水は白くにごる」にきまりました。
T:つまり、二酸化炭素ができたかどうかを調べたかったら
C:石灰水をつかって白く濁ればいい
T:ということだね
T:じゃあ、ふりかえりをしましょう
C:はい
C:できました
石灰水と気体検知管のメリットやデメリットを確認する
T:ということで、石灰水や気体検知管を使うと、気体を調べられるってことです
C:はい
T:ちなみに、石灰水の優れているところはどこだと思う?
C:簡単
C:はやい
C:安い
T:そうだね。じゃあ、石灰水の劣っているところは?
C:どれだけあるかはわからない
T:そうだね。数値化できないだね
C:二酸化炭素しかわからない
T:なるほどね。
T:じゃあ、気体検知管の優れているところは?
C:数値化できる
T:じゃあ、気体検知管の劣っているところは?
C:高い
T:そうだね。お金はかかるね
T:だから、目的に合わせて使い分けるのが大事だよ。二酸化炭素ができたかどうかだけをしらべたいなら石灰水で十分だし
C:なるほど
終わりに
今回は、知識技能として石灰水を教えたっていうイメージです。いきなり多面的に調べるのはむずかしいので、しっかり教えるべきところは教えるのが大事だと思います。2学期3学期で主体的に使えればいいなと思います。
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