【完】6年理科「植物のからだのはたらき」指導案に悩む先生へ|9時間目の授業実践からヒントを!

植物のからだのはたらき

 まだ8授業目を見ていない方は、先に6年理科「植物のからだのはたらき」指導案に悩む先生へ|8時間目の授業実践からヒントを!をごらんください。

 この単元を最初から順に見たい方は、6年理科「植物のからだのはたらき」のまとめページをごらんください

<本当に葉に日光があたるとデンプンができるのかな?>

板書案

振り返りをする

C:前の学習の振り返りをしましょう

C:はい

C:Aさん

C:はい。前の課題は「本当に葉に日光があたるとデンプンができるのかな?」です

C:同じです

T:そうだね。ほんでこの課題を解決するために、前は何をしたかと言うと

C:葉っぱに切れ込みを入れて、アルミホイルをかけました

T:そうだね。ほんで、朝に一部のメンバーとデンプンがなくなったかを確認したんだけど、どうだった?

C:なくなってた

T:そうだね。ちなみに、これがその写真です

C:ほんまや。ヨウ素液につけたんに、変わってない。

T:だね。ということでデンプンがなくなったのを確認できたので、Bには日光をあて、Cは日光を当てないままにしてあります。じゃあ、今日は何をするかと言うと

C:本当に日光があたるとデンプンができるのかをたしかめる

T:そうだね。じゃあ、課題は前と同じでいいですか?

C:はい

といって本時の課題として「本当に葉に日光があたるとデンプンができるのかな?」にきまりました。

実験の流れを確認する

T:そしたら、このあとの流れを確認しましょう。ノートで確認してみて

C:はい

C:できました

T:まずは何をするの?

C:葉っぱを取ってくる

T:そうだね。今回は実験に時間かかりそうなので、事前に取ってきました。これ使ってください。次は何するの?

C:エタノールをお湯で温める

T:ほんで?

C:葉っぱをお湯でやわらかくする

T:そうだね。ちなみに、なんで葉っぱをお湯であたためるの?

C:色がぬけやすくするため

T:そうだね。ちなみに、エタノールをお湯で温めるのと葉っぱをお湯であたためるのは分担するとはやいかもね

C:はい

T:次はなにするの?

C:葉をエタノールの中にいれる

T:なんのために?

C:脱色させるために

T:そうです。ちなみに、エタノールは火の近くで扱ったらだめね。あともう1個注意点あってんけど

C:エタノールを吸い込まないように、換気しながら窓の近くで作業する

C:あと、風下に立たない

T:そうだね。もし、ちょっとでも具合悪くなったら言ってね

C:はい

T:ほんで?

C:葉を湯にいれる

T:これは、エタノールを落とすためだよ。ほんで?

C:ヨウ素液につける

T:そうだね。ほんで結果がどうなるかって確認するわけだね。ちなみに、君たちの予想が正しければどんな結果になるはず?ペアで相談

C:はい

C:できました

T:おしえて

C:はい

T:Cさん

C:はい。日光を当てた方は青紫色になって、日光を当ててない方は変わらないです

C:同じです

T:そういうことだね。じゃあ、質問ありますか?

C:ないです

T:ちなみに、使ったエタノールは先生が回収するから、勝手に水みたいに流さないでください。環境に良くないですからね

C:はい

T:では始めましょう

実験する

C:じゃあ、まずエタノールを湯であたためるのやるね

C:わかった。じゃあ、こっち葉をお湯につけるわ

C:準備いいよ

C:じゃあ、入れるね。

C:先生、これってどれくらいつけておけばいいですか?

T:緑色が落ちればいいから、それで判断してみて。ピンセットとか使って動かしていいからね

C:はい

C:めちゃくちゃ液が緑色になってる

C:そろそろいいかな?

C:いいんじゃない?先生、これってどうですか?

T:まあ、いいと思うよ。エタノールは流さないでね

C:はい

C:じゃあ、ヨウ素液かけてみるよ

C:うわ

C:ぜんぜん違う

T:じゃあ、そろそろいいかな

C:はい。大丈夫です

結果を確認する

T:じゃあ、いろいろなチームの結果をまずは見ておいで

C:はい

C:うわ!ここめちゃくちゃ青紫色になってる

C:ほんまや

T:じゃあ、いいかな。もどりましょう

C:はい

T:結果を教えてください

C:はい

T:Dさん

C:はい。日光に当てた方は、青紫色になりました。日光に当ててない方は、あまり変わりませんでした

C:同じです

T:違う結果になったグループありませんか?

C:ないです

T:わかりました

考察する

T:じゃあ、考察をかいてみて

C:はい

C:できました

T:じゃあ、グループで相談

C:はい

C:できました

T:教えて下さい

C:はい

T:Eさん

C:はい。日光ありは、ヨウ素液をかけると青紫色になった。日光無しはヨウ素液をかけてもあまり変化しなかった。このことから葉に日光が当たるとデンプンができるとわかった

C:同じです

C:付け足しです

C:Fさん

C:はい。日光ありは、ヨウ素液をかけると青紫色になった。日光無しはヨウ素液をかけてもあまり変化しなかった。このことからデンプンとヨウ素液が反応すると青紫色になるので、葉に日光が当たるとデンプンができるとわかった

C:わかりました

まとめをしふりかえりをする

T:じゃあ、まとめはどうなる?

C:葉に日光が当たるとデンプンができる

T:ですね。まあ、ちょっとだけ付け足ししてまとめにするね

といって本時のまとめとして「葉に日光が当たるとデンプンができる。植物は自分でデンプンをつくることができる」とかきました。

T:じゃあ、ふりかえりをしてみて

C:はい

C:できました

光合成について知る

T:ちなみに、デンプンを作るためには日光が以外に必要なものがあります

C:?

T:1つは、水です。水はどうやって得ている?

C:根

T:他には、二酸化炭素です。二酸化炭素はどうやって得ている?

C:日光に当たると、二酸化炭素を吸収してた

T:そうだね。主に水と二酸化炭素を材料にして、日光に当たるとデンプンができます。これを理科の言葉で光合成って言います

C:お〜

T:まあ、詳しいことは中学や高校でもやるので、光合成っていうのは知っておいてください

C:はい

T:そしたら、これでこの単元は終わりになります。今度テストしましょう

C:はい

終わりに

 予想や見通しを持たせたり、考察の書き方教えたりしてあれば、すごくスムーズになります。これは、日頃の積み重ねの成果だと思います。変化のある繰り返しでしっかり力をつけてあげる。そうすればだんだん授業は安定すると思います。

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