理科専科がズバリ授業案を公開! 〜5年「花から実へ」3授業目〜

花から実へ

 まだ2授業目をみていない方は、先に理科専科がズバリ授業案を公開! 〜5年「花から実へ」2授業目〜をごらんください

<おばなはどうして必要なのかな?>

板書案

復習をする

T:これってめばな?おばな?

C:めばな

T:なんで分かるの?

C:実になる部分があるから

C:めしべがあるから

T:じゃあ、こっちは?

C:おばな

T:なんで分かるの?

C:つぼみがあるから

C:おしべがあるから

課題を掴む

T:じゃあ、今日のもんだいね。

T:実ができるためにめばなは必要ですか?ペアで相談

C:できました

T:必要だと思う人?

C:はい

T:全員だね。なんで?

C:実になる部分があるから

T:そうだよね。実になる部分がなかったら実ってできないよね

C:はい

T:じゃあ、実ができるためにおばなは必要ですか?ペアで相談

C:できました

T:必要だと思う人?

C:はい

T:2〜3人だね

T:必要ないと思う人?

C:はい

T:結構居るね

T:実は、おばなは… 必要なんですよ

C:え〜

T:ちなみに、必要って言った子は、なんでかって知ってる?

C:しらないです。勘です

T:勘も大事だよね笑 でもさ、おばなには実になる部分がないのになんで必要なんだろうね?じゃあ、今日の課題は?

C:おばなはどうして必要なのかな?

T:じゃあ、それにしよう

観察の仕方について確認する

T:じゃあ、今日のやることについて書くからそっくり真似してね

C:はい

T:顕微鏡でおしべをみる

C:できました

T:実は、おばなっていうよりおしべに秘密が隠れているんですよ。だから、今日はおしべを見ます。何で見るかと言うと

C:顕微鏡

T:そう。新しい道具だね。これ小さいものを大きく見るための道具だよ

C:へえ〜

T:これ使ったら、100倍の大きさで見えるよ

C:すご!

T:ということで今日は顕微鏡の使い方覚えてね。でも、解剖顕微鏡とほぼ似てるよ

C:あ〜。1学期に使ったやつね

T:じゃあ、この後の流れを書くよ。①セロハンテープをおしべにつける。②スライドガラスにそのテープをはる。③顕微鏡で観察する

C:できました

T:おし。じゃあ、まず、①と②までやるね

C:はい

顕微鏡で観察する

T:そしたら、これおばな!

C:はい。

T:こんな風に、セロハンテープをつけると、こんなのが取れるよ。やってみて

C:できました

T:おし。じゃあ、次。これスライドガラス。これにこんな風にはるよ

C:できました

T:おけ。じゃあ、次、ここに顕微鏡あるから。1人1つもっていって。しっかりそこを支えてね

C:はい

T:ほんで、顕微鏡はどんなところにおくかっていうと

C:日光が直接あたらない水平なところ!

T:お!よくおぼえていたね。やから、みんなが窓側を向くようになればいいな

C:はい

T:よし。大丈夫だね。じゃあ、出していいよ

T:そしたら、顕微鏡の名称を教えるね。これ

C:反射鏡

T:これ

C:調節ねじ

T:これ

C:ステージ

T:ここまでは大丈夫だね。そしたら、これ!これのことを接眼レンズと言います

C:接眼レンズ

T:眼に接するレンズだから、接眼レンズ

C:なるほど

T:じゃあ、これ!これのことを対物レンズといいます

C:対物レンズ

T:物に相対するレンズだから、対物レンズ

C:なるほど

T:ほんでこれ!これのことをレボルバーといいます

C:レボルバー

T:だいたいこの辺が出てくるかな。また覚えてね

C:はい

T:じゃあ、次は、顕微鏡についての説明ね。接眼レンズに×10って書いてあるの分かる?

C:かいてある

T:これどういうことかっていうと

C:10倍

T:そうそう

T:ほんで、対物レンズにも倍率がかいてあるんだけど

C:4倍、10倍、60倍

T:そうだね

T:ほんで、今は接眼レンズが10倍、対物レンズが10倍だから

C:100倍だ

T:なんで分かったの?

C:10×10だから

T:そういうこと

T:じゃあ、接眼レンズが10倍、対物レンズが4倍だったらどうなる?

C:40倍

T:そうやって倍率が決まるの。

T:じゃあ、次は、顕微鏡の使い方ね

C:はい

T:まず、対物レンズを一番低くする。なんでかっていったら、まずは観察するものをみつけんとだめだから、ルーズとアップだったらどっちのほうがみつけやすい?

C:ルーズ

T:そう!だから、今回で言えば、対物レンズを4倍にして、40倍で探すよ

T:ほんで、接眼レンズでのぞきながら、反射鏡を動かして見やすい明るさにする

T:そして、スライドガラスをステージにおく

T:真横からみながら、対物レンズをできるだけ近づける

T:そして、調節ねじを回しながら、対物レンズを遠ざけていく

T:ほんで、ピントを合わせる

T:小さなと思ったら、レボルバーを回して、倍率をあげ、調節ねじを回して、ピントを合わせる

T:こんな感じ。じゃあ、やってみて

C:はい

C:あった!すご!

C:なんか、ラグビーボールみたい

T:ちなみに、これアサガオの場合

C:え!ウイルスみたい

C:ぜんぜん違う

まとめる

T:よし。じゃあ、片付けるよ。調節ねじを回して、一番下まで下げてね。じゃないとはいらないことあるから

C:できました

T:ほんなら、もとの場所戻しておいで

C:できました

T:でね。今みてもらったのが、いわゆる花粉ってやつです

C:これが花粉か!

T:聞いたことあるやろ

T:この花粉ってやつをつくれるのはおしべだけです。めしべじゃ作れないの

T:じゃあ、今日のまとめね。なんて書けばいい?

C:おしべが花粉を作れるから

T:じゃあ、それにするか

といってはじめの想定したまとめを変え、「おしべが花粉を作れるから」にしました。そして、ふりかえりをかかせ、終わりました。

おわりに

今回は、顕微鏡の使い方を抑えるのがメインでした。スムーズにできていたけど、なかなか倍率をあげるときに手こずる子がいましたね。そこを見取り、アドバイスすることが大事だと思いました。今回は、あまり花粉の観察ができなかったので、次回は、花粉を詳しく見させたいなと思っています。

 続きが気になる方は、理科専科がズバリ授業案を公開! 〜5年「花から実へ」4授業目〜をごらんください。

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