まだ4授業目を見ていない方は、先に理科専科がズバリ授業案を公開! 〜5年「電流がうみ出す力」4授業目〜をご覧ください。
<本当に電流の大きさを大きくすると電磁石は強くなるのかな?>
板書案

復習する
T:今って電磁石を強くするにはどうすればいいかについて調べてるんだよね
C:はい
T:ほんで、前回は何をしたかというと
C:本当に導線の巻数を増やすと電磁石はつよくなるのかをしらべました
T:わかったことは?
C:導線の巻数を増やすと電磁石はつよくなります
T:そうだね
T:じゃあ、今日はこのつづきからするよ
問題を把握し、課題を掴む
T:じゃあ、今日はなにをするかというと、2個前のときに出ていたあの意見が正しいかどうかをはっきりさせます
C:電流?
T:するどい。今回は電流の大きさを強くするとどうなるかを調べます。どう思う?ノートに自分の考えをかいてみて
C:はい
C:できました
T:じゃあ、電流の大きさを強くすると電磁石の力は強くなると想う人?
C:はい
T:変わらないと思う人?
C:はい
T:弱くなると想う人?
C:…
T:じゃあ、すくない変わらないって人。理由は?
C:はい。導線の巻数だけで電磁石の力は決まると思うからです
C:わかりました
T:なるほどね。じゃあ、強くなると想う人。理由は?
C:はい。電流の大きさを大きくすると車が早くなったし、同じように電磁石の力も強くなるとおもったからです
C:わかりました
T:なるほどね。じゃあ、真実はどうなんでしょうね
C:わかりません
T:今日はそれをはっきりさせようね。じゃあ、今日の課題は?
C:本当に電流の大きさを大きくすると電磁石は強くなるのかな?
T:じゃあ、それにしよう
ということで本時の課題として、「本当に電流の大きさを大きくすると電磁石は強くなるのかな?」に決まりました
実験方法を確認し、実験を行う
T:じゃあ、実験方法を確認します。実験方法を立てるときに大事なことは?
C:条件制御
T:条件制御ってなに?
C:調べたい条件は変えて、他の条件は同じにする
T:じゃあ、今回変えるのは?
C:電流の大きさ
T:そうだね。そのために、乾電池1つのときと乾電池2つを直列つなぎするときを比べてみましょう
C:はい
T:変えない条件は?
C:コイルの巻数
T:ですね。これはどっちも100回巻きにしましょう
T:あとは、この前とおなじようにこんな回路を作ってしらべましょう。質問はありますか?
C:ないです
T:じゃあ、結果はスプレッドシートに記入してね
C:はい
T:では、はじめてください
といって、実験をさせました。子どもたちは、前回の経験を活かしながらどんどん実験していました。直列つなぎのところで詰まったグループもいたので、「1つのわのようになっていればいいよ」と既習を想起させながら声掛けをしました。
ワークシートについては、板書にのせてあるものとそっくりに作りました。数式は打ち込んでいません。平均は、自分たちでしっかり何で割るかを考えてほしいからです。ただし、時短のために、電卓は使っていいよとしています。
考察する
T:じゃあ、大丈夫かな。電池を返しに来て
C:はい
T:じゃあ、考察をかいてみて
C:はい
C:できました
T:じゃあ、今回はグループでみあいっこしてください。もし友達のみて、いいなと思ったらつけたしてみてください
C:はい
C:こっちの書き方のほうがわかりやすいね
C:できました
T:じゃあ、おしえて
C:はい
T:Aさん
C:はい。乾電池1個の時 12こクリップがついた。乾電池2個を直列つなぎした時20個クリップがついた。このことから、電流の大きさを大きくすると電磁石が強くなると分かった。
C:わかりました
T:いいですね。
まとめをし、ふりかえりをする
T:じゃあ、まとめはどうなる?
C:電流の大きさを大きくすると電磁石が強くなる
T:そうだね。じゃあ、それにしよう
ということで本時のまとめとして、「電流の大きさを大きくすると電磁石が強くなる」に決まりました。
T:じゃあ、ふりかえりをするよ
C:はい
C:できました
おわりに
今回は、実験のところで直列つなぎにするのが詰まったなと思います。実験のスキルは一朝一夕でつくものではないので、繰り返しが大事だと思います。また、実験スキルをみるためのミニテストなんかも効果的だと思います。
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