5年理科「花から実へ」指導案に悩む先生へ|6時間目の授業実践からヒントを!

花から実へ

このブログ「ぼん先生の理科授業」では、理科専科であるぼん先生が、実際の授業をもとに作成したセリフ形式の理科授業を紹介しています。

これまでに約300本の授業案を公開し、全国の先生が「明日からすぐに実践できる理科授業」を目指して、発問例・板書・展開の流れをまとめています。

この記事を読むと、
・授業のねらいと展開の流れが分かります
・子どもが考えやすくなる発問例が見つかります
・次の授業づくりのヒントが得られます。

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<どうしてめしべに花粉がついているのかな?>

板書案

復習し、課題を掴む

C:前の学習のふりかえりをしましょう

C:はい

C:Aさん

C:はい。前の課題は「どうしてめしべに花粉がついているのかな?」です

C:同じです。はい

C:Bさん

C:はい。前のまとめは、「おしべがのびて、めしべにあたったから」です

T:そうだね。じゃあ、今日はなにをするかというと?

C:ヘチマのめしべにも花粉がついていることがあるのはどうしてかを調べる

T:そうだね。

T:じゃあ、今日の課題は?

C:どうしてめしべに花粉がついているのかな?

T:じゃあ、それにしましょう

ということで、本時の課題として、「どうしてめしべに花粉がついているのかな?」が決まりました。

予想する

T:じゃあ、予想をしてみてください

C:はい

C:できました

T:教えて下さい

C:はい

C:風で花粉が飛ばされてそれでめしべにあたったんだと思います

C:虫に花粉がついて、それでめしべに花粉がついたんだと思います

C:だれかが花粉をめしべにつけたんだと思います

T:なるほどね

動画で確認する

T:じゃあ、今回も動画で確認をしましょう

C:はい

T:じゃあ、まずはこれかな

C:あ〜虫だ

C:あ!粉がいっぱいついてる

C:あ〜

T:どうけ?

C:虫に花粉がついて、それがめしべについた

T:そうだね。つまりこれ実は正解なんです。

T:ちなみに、虫が花のところにいくのはなんで?

C:みつをすうため

T:そうだね。じゃあ、おばなだけいこうっていうのはできるかな?

C:いや〜

T:そうだね。だから、おばなでみつを吸ったあと、めばなにいくと花粉がめしべにつくってことだね

C:なるほど

T:あと、これもみようね

C:あ〜、杉だ

C:あ〜

C:めちゃくちゃ飛んでる

C:風だ

T:どうだった?

C:風に飛ばされて、めしべに花粉がつく

T:そうだね。ちなみに花粉症によくなるよってひと?

C:はい

T:君たちも、風で花粉が運ばれて、それが花について、ほんで花粉症になってるんだよ

C:え〜

T:この2つがほとんどの理由かな〜

T:ただし、人工的に花粉をつけるのもありえます。こんな感じに

C:スイカかな

C:なんかいいことあるんかな?

外で観察する

T:じゃあ、私たちのヘチマの場合はどうなんだろうね?

C:虫かな?

T:ということで実際にいってみよう

C:はい

T:よし。じゃあ、ちょっと観察してみて

C:あ!

C:先生。アリがいます

T:ほんとうだね

C:アリが花のところにもいる

C:じゃあ、アリが花粉をつけているってことか

T:そうみたいだね。つまり、私たちのヘチマの場合は風と虫どっちの理由が大きいかと言うと

C:虫

T:ということだね

まとめをし、ふりかえりをする

T:じゃあ、まとめをしましょう。今日のまとめはどうする?

C:虫や風によって花粉が運ばれるから

T:そうだね。じゃあ、それにしよう

といって本時のまとめとして「虫や風によって花粉が運ばれるから」と書きました。

T:じゃあ、振り返りをしましょう

C:はい

C:できました

受粉を学ぶ

T:でね、めしべの先に花粉がつくことをなんて言うんだっけ?

C:受粉

T:この「粉」ってどういう意味やと思う

C:花粉のこと

T:そうだね。つまり花粉を受けるって書いて、受粉といいます

C:なんか受精と似てるね

C:あ!じゃあ、

おわりに

 理科の4年生でつけたい「関係づける」という力が、この単元では必要だなと毎回思います。今回で言えば、「受粉と受精が似ている」→「受精すると子どもができる(既習)」→「受粉すると実ができるのではないか」という流れですね。

 こういった意見が出るように、理科の内容を覚えさせるのがゴールではなく、問題解決力をつけるのがゴールだなと再認識させられます。

 続きが気になる方は、5年理科「花から実へ」指導案に悩む先生へ|7時間目の授業実践からヒントを!をご覧ください。

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