まだ6授業目を見ていない方は、先に理科専科がズバリ授業案を公開! 〜5年「ふりこのきまり」6授業目〜をご覧ください。
<1秒で1往復するふりこをつくろう>
板書案

復習する
T:これまで、ふりこのきまりについて勉強してきました。ふりこのきまりとはこれです
ふりこの1往復する時間は、( )によってかわり、( )や( )によってはかわらない
T:さあ、( )のなかに何が入るかわかるかな?
C:わかった
C:順番はどっちでもいいですか?
T:いいよ
T:じゃあ、ペアで相談
C:できました
T:じゃあ、Aさん。よんで
C:ふりこの1往復する時間は、振り子の長さによってかわり、ふれはばやおもりの重さによってはかわらない
C:おなじです
T:正解。
T:これが根拠となるデータね。じゃあ、今日はこのつづきからするよ
C:はい
問題を把握し、課題を掴む
T:そしたら、教科書の◯pをひらいて
C:ひらきました
T:ということで今日はこれに挑戦します
C:1秒振り子?
T:そうです。わかりやすく言えば、1秒で1往復する振り子です
T:じゃあ、集合
C:はい
T:そしたら、今適当にやってみるよ
C:はい
T:1,2,3・・・10。
T:12,60秒やったわ。ということは、1往復で
C:1.26秒
T:ということはこれだと失敗ってことだね
C:はい
T:ということで、1秒振り子を今日はグループで協力して作ってもらいます。じゃあ、今日の課題は?
C:1秒で1往復するふりこをつくろう
T:じゃあ、それでいこう
ということで本時の課題として、「1秒で1往復するふりこをつくろう」にきまりました
見通しをもたせる
T:そしたら、今1.26秒だったから、どうすればいい?
C:振り子の長さを短くすれば良い
T:なんで
C:振り子の1往復する時間は、振り子の長さで決まるから
C:1秒より超えてしまったから
T:そうだね。ということで今回1秒振り子を作る時、どこに注目すればいいかっていうと
C:振り子の長さ
T:ですね
T:ほんで、この結果からだいたいどれくらいの長さにすればいいかな?グループでそうだん
C:できました
T:どれくらいだとおもう?
C:23cm
C:27cm
C:25cm
C:24cm
T:まあ、少なくとも言えるのは、何と何の間くらい?
C:20cmと30cmの間くらい
T:だね。じゃあ、あとはグループで協力して作ってみてください。
T:ほんで、合格かどうかは、ミッションを出します。それは、その振り子を使って、60秒をはかることです
C:え〜
T:ストップウォッチを紙で見えなくして、ピッておし、60回ふれたらピッておす。それでまあ、59秒から61秒の間だったら丸にします。15分後に一斉にはじめます。
C:はい
T:じゃあ、はじめてください
実験する
その後、子どもたちに任せました。子どもたちは、協力しながら1秒で1往復する振り子をつくったり、ストップウォッチで実験したりしていました。ある程度したら、「もうこれでいける!」って自信満々な様子でした。
T:じゃあ、時間がたったのでやります。1発勝負ね
C:はい
T:結果は勝手に見ないでね。1チームずつ順番に見ていきます。あとは、自分たちの好きなタイミングで始めてください。
C:はい
(実験中)
T:じゃあ、まずはこのグループ。どん
C:59.3
T:セーフ
C:よし
T:じゃあ、次このグループ。どん
C:59.5
T:セーフ
C:いえーい
T:じゃあ、次このグループ。どん
C:59.8
T:セーフ
C:よし
T:最後、このグループ。どん
C:59.4
T:セーフ
C:よし
T:すごい!どのグループもクリアだね
わかったことを確認する
T:じゃあ、振り子の長さをはかってみて
C:はい
C:できました
T:いくつやった
C:24cmです
C:25cmです
C:25cmです
C:25cmです
T:ということは、1秒で1往復する振り子を作るには
C:振り子の長さを25cmくらいにすればいい
T:そうなんです。じつは、だいたい25cmにすると1秒で1往復する振り子になります
T:でね、大事なのはたとえば、1秒振り子作るときに1秒よりもながかったら
C:振り子の長さを短くする
T:1秒よりも短かったら
C:振り子の長さを長くする
T:それさえ気をつければ良いんだよね。だから、2秒振り子だって作れるよ
C:やってみたい
T:そうだね。でも、時間が来てしまったので、終わります笑
ふりかえりをする
T:じゃあ、ふりかえりをしてね
C:はい
C:できました
T:そしたら、このふりこを発見した人物のお話を最後確認して終わります。じゃあ、教科書の◯pをひらいて
C:ひらきました
T:ということで、ガリレオ・ガリレイについて紹介しておわるね。じゃあ、その部分よんでみて
C:よめました
T:そしたら、これで振り子の勉強は終わりになります
終わりに
振り子は個人的にとても好きな単元です。子どもがどんどん主体的になっていくのが目に見えるからです。教えるべきことはしっかり教え、だんだん手放していく。それを繰り返しながら子どもに問題解決能力をつけてあげれたかなと思います。
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