理科専科はどう考える?! 〜不思議を見出すためのコツ2選〜

授業観

はじめに

 理科では、「不思議を見出す→予想を立てる→実験方法を考える→実験する→結果をまとめる→考察する→ふりかえりをする」といった問題解決能力を育むことを目標としています。

 では、みなさん、この中でどの能力が1番大事だと思いますか?もちろん、どれも大事であり、答えなんてありませんが…個人的な意見としては、「不思議を見出す」だと思っています。わけは、理科とは「不思議を自分の手で真実に変える教科」であり、不思議がなければ問題解決は始まらないからです。

 自分自身、「不思議を見出す力」が大事っていうことは100も承知しているんですけど、この力を育むのって本当に難しいなって思っています。たとえば、考察とかは「〇〇だった。このことから△△だとわかった」っていう型を用いながらそれなりに書かせられるようにできるし、予想も「既習か日常生活とつなげると根拠のある予想になるよ」でそれなりにできるようにはなるんです。でも、自分自身「不思議を見出す」ってどう指導すればいいのかなってよく悩みます。みなさんはどうでしょうか?

 自分ももちろんまだまだなんですけど、試行錯誤はしていて、今回は少しでも参考になればという思いで「不思議を見出す」についてまとめることにしました。ということで、今回は、不思議を見出す力を育むために、行っていること2選についてお話します。

1つ目は・・・

 1つ目は…

自然現象を見た後、まずは気づいたことを書かせ、その後に不思議を書かせる

です。

 自分自身、ドライブが好きで、いろいろな道を走るんですけど、たまたまその日は、ふと気づいたことがあって、それは…

・葉が落ちている木もあれば、葉が落ちていない木もあるな

です。

 普段はなんとも思わないんですけど、その時はふと不思議が湧いてきて、ちょうど4年生の「寒くなると」の単元のころで、「あれ?桜やヘチマは葉が枯れ落ちるって書いたけど、なんで葉が落ちていない木もあるんだろう?」って思ったんです。

 その経験から、「もしかしたら、いきなり不思議を書いてごらんっていうのがよくないのかもしれない。多くの人は、気づいたことが先にあって、その後に不思議がやってくるのではないだろうか」と思ったんです。

 そこで、その日から、「気づいたことや不思議に思ったことをかいてごらん」っていうのではなく、「きづいたことをかいてごらん」「終わった人は、きづいたことをもとに不思議に思ったことをかいてごらん」って言うようにしました。感覚的なことかもしれんけど、子どもたちにとっては、こっちのほうが難易度が下がってるような気がします。このおかげで、普段はかけない子もかける姿が見られました。

2つ目は…

 2つ目は…

授業後に「今日の学習で、不思議に思ったことや知りたいと思ったことは何?ペアで相談」って話し合う活動を入れる

です。

 もともと、振り返りのときに、「今日の勉強で不思議におもったことがあったらかいてごらん」っていうのは入れていたんですけど、困る子が多い印象があったんです。

 ある日の授業で、その日はたまたま時間があまって、片付けしながら「なんか不思議に思ったこととか知りたいこととかある?」って聞いたんです。すると、1人の子が言って、別の子が言ってって感じで、意外と多くの不思議が出たんです。

 その時に、「もしかしたら、ある一人の子の不思議を聞いて、じゃあこれもどうなんかな?って発想が広がったのかもしれない」「たしかに、振り返りで不思議は書かせるけど、それを聞く時間ってないな」「この子達は、不思議とは何かのイメージがないだけなのかもしれない」って思ったんです。

 それから、意外と表出するだけなら時間もかからないこともあり、そういう時間を作ってから、振り返りをかかせるようにしました。今は、まだまだ途中なんですけど、書ける子も増えてきている感じがします。

終わりに

 私は、教師が発問することで始まる理科授業を変えたいっていう思いがあります。そのためには、子どもの不思議が必要不可欠です。もちろん全部を子どもから引き出すのは難しいのかもしれないけど、ちょっとずつ減らせていければいいなと思います。

 また、不思議にも質の高さはあると思っていて、質の高い不思議のためには、教師の手立てが必要だとおもいます。そのへんを工夫できればいいなと思っています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました