このブログ「ぼん先生の理科授業」では、理科専科であるぼん先生が、実際の授業をもとに作成したセリフ形式の理科授業を紹介しています。
これまでに約300本の授業案を公開し、全国の先生が「明日からすぐに実践できる理科授業」を目指して、発問例・板書・展開の流れをまとめています。
この記事を読むと、
・授業のねらいと展開の流れが分かります
・子どもが考えやすくなる発問例が見つかります
・次の授業づくりのヒントが得られます。
学年別にまとめた授業案はこちら👇
👉 3年理科まとめページ(全単元・全授業完成済み)
👉 4年理科まとめページ(全単元・全授業完成済み)
👉 5年理科まとめページ(「魚の誕生」の板書以外全単元・全授業完成済み)
👉 6年理科まとめページ(頑張って作成中!)
この単元を最初から順に見たい方は、3年理科「実ができたよ」のまとめページをごらんください
はじめに
「実ができたよ」の単元を初めてやった時、困ったことがありました。それは…
ひまわりの実ってどれ?
です。教科書の写真を見たら、オクラとかピーマンとかホウセンカってなんとなくわかるんだけど、ひまわりの実の写真を見て「?」ってなりました。もしかしたら、他にも悩まれる方もおられるのかな?って思ったので、紹介をします。
ひまわりの実は…
結論からいうと、下記の画像です

これ見て、「え?」って思った方、自分もはじめそう思いました…
これって種じゃないの?
残念。実は、これが実なんです。
実の見分け方は?
じゃあ、なぜこれが実って言えるのかについて解説するのですが…
そもそも実かどうかの判断ってどうやってするか知ってますか? 結論から言うと
実の中には種がある
という知識が根拠になります。実際、オクラの実って割ったら種あるし、ピーマンの実も割ったら種があるし、ホウセンカも割ったら種が出ます。
ほんで、ぜひひまわりの実も割ってみて確かめてほしいのですが、ひまわりの実をわると白っぽい種が出ます。
だから、先に見せた画像は実であり、中にあるのが種になるというわけです。
授業では・・・
ですが、どうしてもひまわりの実を見ると「種」っていうふうに思っちゃいますよね。もちろん、多くの子どももその事実はしりません。だから、ここは教師の出場(でば)だと思います。
やることは簡単です。「これは種じゃなくて実なんだよ。実の中には種があるんだよね。今から着るよ。ほらこれが種だよ」って見せるだけです。
そうすると、ひまわりの真ん中にある無数のやつが実だっていうのを実感をともなって理解できます。
すこしだけ専門的な話をすると
じゃあ、なぜあんなにたくさんの実ができるのかと言うと
ひまわりの花って1つに見えるけど、じつは小さな花がたくさん集まってできています。あの花一つ一つが受粉して実ができるので、真ん中にあれだけの実ができるというわけです。
おわりに
ちょっとしたことですが、知ってるだけで教材の捉えが変わるかなって思います。少しでも参考になれば幸いです。
もし教材研究してて、ふと疑問に思ったことがあれば質問してください!力になれることはなりますので!
続きが気になる方は、3年理科「実ができたよ」指導案に悩む先生へ|1時間目の授業実践からヒントを!をごらんください。
この単元を最初から順に見たい方は、3年理科「実ができたよ」のまとめページをごらんください
🌱他の学年の理科授業まとめもご覧いただけます。
▶3年生の理科授業まとめページはこちら
▶4年生の理科授業まとめページはこちら
▶5年生の理科授業まとめページはこちら
▶6年生の理科授業まとめページはこちら


コメント