理科専科がズバリ授業案を公開! 〜4年「水のすがたと温度」3授業目〜

水のすがたと温度

 まだ2授業目を見ていない方は、先に理科専科がズバリ授業案を公開! 〜4年「水のすがたと温度」2授業目〜をご覧ください

<湯気の正体は何かな?>

板書案

復習する

T:前回はどんな勉強をしましたか?

C:水は何度でどんな様子になるのかをしらべました

T:わかったことは?

C:水は熱すると、100℃近くまであがります

C:水は熱すると、湯気やあわがでてきます

C:100℃近くで盛んにあわが出ることをふっとうといいます

T:そうだね。

問題を把握し、課題をつかむ

T:そしたら、これ前回熱したあとのビーカーなんだけどなんか気づいたことない?

C:あれ?

C:水の量が減っている

T:そうだね。実は、こんなふうにはじめは線の高さまで水があったけど、あきらかに量が減っているよね

C:はい

T:どうして水が減ったんだろう?

C:わかった

T:グループでそうだん

C:できました

T:じゃあ、Aさんおしえて

C:はい。湯気になって空気中に出ていったからだとおもいます

C:わかりました

T:どういうこと?湯気と水の量が減るのにどんな関係があるの?

C:はい

T:Bさん

C:湯気は水でできていて、ほんで湯気が空気中に出ていったってことだと思います。

C:同じです

T:ということは、湯気の正体は

C:水

T:あ〜なるほど。でもそれって本当なの?

C:たぶん

T:どっちなん?

C:たぶん湯気の正体は水です

T:なんか、そのたぶんっていうのをはっきりさせたいね

C:はい

T:じゃあ、今日の課題は?

C:湯気の正体は何かな?

T:じゃあ、それでいこう

ということで本時の課題として、「湯気の正体は何かな?」に決まりました。

実験方法を確認し、実験をさせる

T:じゃあ、実験方法を確認します

C:はい

T:今回はこんな実験をします

C:え?どういうこと

C:たぶんわかった

T:そしたら、まず、湯気を出さないといけないので、どうやって出すかと言うと

C:ビーカーに水をいれ、ガスコンロで熱する

T:そうだね。ちなみに、ビーカーの中には何をいれるかというと

C:沸騰石

T:そうだね。なんで沸騰石をいれるの?

C:水が飛び出すのを防ぐため

T:そうだね。

T:ほんで、ビーカーの上に何がおいてあるかというと

C:スプーン

T:ですね

T:じゃあ、もし湯気の正体が本当に水ならこのスプーンどうなるとおもう。ペアで相談

C:あ〜そうだわ

C:できました

T:おしえて

C:はい

T:Cさん

C:スプーンに水滴がつくと思います

T:そうだね。湯気の正体が水ならきっと水滴つくはずじゃない?

C:はい

T:ということでこんな実験をして確かめます。質問はありますか?

C:ないです

T:じゃあ、必要な道具をもっていって実験を始めてください。ガスコンロを使う前はよんでください

C:はい

といって実験をさせました。当然、火を使う実験なので、燃えやすいものがないか、ぬれ雑巾があるか、換気をしているかなどを守らせます。それに気づいていない子もいるので、「先生できました」といわれたら、「残念。あるものが足りないよ」といって考えさせます。周りのグループをみたりして、気づきます。

 実験自体は簡単なので、結果はブレないかなと思います。

結果を確認し、考察する

T:じゃあ結果を確認するよ

C;はい

T:どうだった?

C:スプーンに水滴がついた

T:そうだね。じゃあノートにかくよ

C:はい

T:じゃあ、考察をかいてみて

C:はい

C:できました

T:ペアで確認

C:できました

T:おしえて

C:はい

T:Dさん

C:はい。スプーンに水滴がついた。このことから、湯気の正体は水だと分かった。

C:同じです

T:そうだね。こんなふうにかけたら◯だね

まとめをし、ふりかえりをする

T:じゃあ、まとめをするよ。まとめはどうなる?

C:湯気の正体は水である

T:じゃあ、それでいこう

C:はい

ということで本時のまとめとして、「湯気の正体は水である」に決まりました

T:じゃあ、ふりかえりをしてみて

C:はい

C:できました

T:これ、おもしろい。Fさんよんで

C:はい。湯気の正体が水であるのが新発見した。泡の正体は何かな?と思いました

C:たしかに

T:泡の正体は何だと思う?

C:空気

C:水?

T:2つの意見が出てきたね。これどっちが真実なんだろう

C:うーん

T:じゃあ、次回はそれを解決しようか

C:はい

おわりに

 学びがどんどんつながっていくのは良い授業だなと思います。そのためには、ふりかえりを充実させることが大事だと思います。「水が減ったのはなんでかな?」「泡の正体は何かな?」とかです。

 3年で「疑問を見つける力」を鍛えますが、この力はどの学年でも鍛えたいです。なぜなら、理科とは疑問を真実にかえる教科であり、疑問がないとスタートしないからです。どんどん鍛えていきたいです。

 続きが気になる方は、理科専科がズバリ授業案を公開! 〜4年「水のすがたと温度」4授業目〜をご覧ください。

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