まだ３授業目を見ていない方は、先に理科専科がズバリ授業案を公開！ 〜４年「水のすがたと温度」３授業目〜をご覧ください
＜あわの正体は何かな？＞
板書案
復習し、課題を掴む
T：前回はどんな勉強をしましたか？
C：前回は、ゆげの正体は何かについてしらべました
T：わかったことは？
C：ゆげの正体は水です
T：そうだね。じゃあ、なんで水の量が減ったのかと言うと
C：湯気の正体は水であり、湯気として空気中にでていったから
T：ということだね。じゃあ、きょうはなにをするの？
C：泡の正体が何かをしらべます
T：そうだね。じゃあ、今日の課題は？
C：泡の正体はなにかな？
T：じゃあ、それでいこう
ということで本時の課題として「泡の正体はなにかな？」に決まりました。
予想をする
T：じゃあ、予想をしてみて
C：はい
C：できました
T：じゃあ、まず自分の考えだけおしえて。理由はあとできくよ
C：はい
T：おしえて
C：はい
T：Aさん
C：はい。空気だと思います。
C：同じです
C：他にあります
C：Bさん
C：はい。みずだと思います。
C：同じです
T：空気だと思う人？
C：はい
T：水だと思う人？
C：はい
T：じゃあ、少ない方から行くね。水の人理由は？
C：はい
T：Cさん
C：はい。水の中から出ているので、水が変化したのではないかと思ったからです
C：わかりました
T：じゃあ、空気の人理由は？
C：はい。
T：Dさん
C：はい。なんかメダカを飼うときに、ぶくぶく出しているのが空気だって聞いたことがあるからです
C：他の意見があります
C：Eさん
C：はい。なんか温泉で炭酸風呂のやつが、二酸化炭素っていう空気だって聞いたことがあるからです
T：なるほどね。
実験方法を確認し、実験をする
T：じゃあ、真実がどっちかを確かめるために何をするかと言うと
C：実験
T：ですね。
T：そしたら、今回こんな実験をします
C：あ〜
T：じゃあ、①をよんで。Fさん
C：装置を組み立て、泡を集める
T：②を読んで。Gさん
C：ビニール袋の中の様子を確かめる
T：そしたら、集合
C：はい
T：今回こんなのを準備しました。これはエアポンプっていいます。Dさんがいってた魚をかうためにつかうやつです
C：はい
T：ほんで、これの場合空気がでます。ほんでこれを水の中にいれると泡が出ます
C：ほんまや。
T：この泡を集めます。
C：はい
T：でね、さっきも言った通り、これは空気なので当然袋には変化が現れません
C：はい
T：これと同じように、水を熱して出てきた泡を集めます。もし、泡の正体が空気ならビニール袋の中はどうなるかと言うと
C：特に変化がない
T：ですね。じゃあ、泡の正体が水だったら
C：濡れる？
T：かもしれないね
T：やし、こんな実験をして確かめましょうということになります
C：はい
T：質問はありますか？
C：ないです
T：じゃあ、実験をしましょう。写真をもとに器具を準備して、準備ができたらおしえてください
C：はい
といって、実験準備をさせました。当然ビニール袋などで手こずるので、まずは早くできたグループを手助けして、その様子を見せて、他のチームのヘルプにいかせました。１回イメージをもたせられれば意外とできます。火を使う実験なので、換気やぬれ雑巾などもじゅんびさせました
T：じゃあ、火をつけていいよ
C：はい
C：お！泡出てきた
C：あれ？なんかみずみたいなやつ管の中にない？
C：なんか袋に水滴がついている
C：なんか水がたまってきた
結果を確認し、ふりかえりをする
T：じゃあ、いいかな？
C：はい
T：そしたら火を消してね
C：けしました
T：じゃあ、座りましょう
T：そしたら結果を確認します
C：はい
T：結果をおしえてください
C：はい
T：Hさん
C：はい。袋の中に水滴がたまりました
C：同じです
C：少しにています
C：Iさん
C：はい。袋の内側に水滴がつきました
C：わかりました
T：じゃあ、少なくとも言えるのは
C：水滴があった
T：ということだね
T：じゃあ、今回はここまでにします。次回は考察からしましょう
T：じゃあ、ふりかえりをかいてみて
C：はい
C：できました
おわりに
実験方法を確認する時、「なぜその実験をするのか」という目的を子どもに持たせたいなと常々思っています。今回でいえば、エアポンプで出てきた泡を集めても袋の内側に水滴がつかないことを確認したあとで、結果の見通しを持たせたことは大事だろうなと思います。何の手立ても打たず、「袋の内側をみてね。もし泡の正体が水だったらどうかな？」と聞かれるのでは印象が違うと思います。
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