まだ6授業目を見ていない方は、先に理科専科がズバリ授業案を公開！ 〜４年「物のあたたまり方」６授業目〜をご覧ください。
＜どっちのほうが先に火が通るのかな？＞
板書案
復習する
T：単元のゴールを読みましょう。せーの
C：金属、水、空気はどのようにあたたまるのか？
T：ということで、これまであたたまり方を調べてきましたね
C：はい
T：実は、あたたまり方って大きく分けると２つあります。
C：はい
T：どうわかれますか？
C：金属グループと水、空気グループ
T：そうだね。金属はどんなふうに温まるの？
C：熱せられたところから順に温まる
T：水、空気グループは？
C：温められた水とか空気が上にいって、動きながら全体が温まる
T：そうだね。ちなみに木はどっちかというと
C：金属グループ
T：正解。木の場合は、金属グループになります。
T：ちなみに、金属や木グループ、空気や水グループっていうふうになるんだけど、なんか共通点とかないけ？
C：わかった
T：ペアで相談
C：確かに！
T：おしえて
C：はい
T：Aさん
C：はい。金属や木のグループは硬いです
C：他にあります。金属や木は動かないです
C：確かに
T：じゃあ、水、空気グループは？
C：はい
T：Bさん
C：水、空気グループはうごきます
T：なるほどね。こういうふうにただ覚えるだけじゃなく共通点を考えると予測ができるようになるということです。
C：たしかに
今日の問題を把握し、課題を掴む
T：じゃあ、今日の問題です
C：あ〜なつかしい
T：おぼえてますか？
C：はい。一番最初にやったやつだ。
T：そうだね。どっちのほうが先に火が通るかなってやつね。解けるかな？
C：簡単です
T：時間あげるし、解いてみて
C：はい
C：できました
T：じゃあ、ペアで相談。理由もちゃんと説明してね。
C：できました
T：聞きます。まずは、焼くのやつね。Aだとおもう人？
C：はい
T：全員だね
T：次、ゆでるやつね。Aだと思う人？
C：はい
T：これも全員だね
T：さいご、燻製ね。Aだと思う人？
C：はい
T：これも全員だね
T：だれか代表して理由をおしえて。
C：はい
T：Cさん
C：はい。焼くはAだと思います。金属は熱せられたところから順に温まるので、火に近いAが先に火が通ると思います。煮るもAだと思います。温められた水は上に行くので、火の上にあるAが先に火が通ると思います。燻製もAだと思います。温められた空気は上に行くので、火の上にあるAが先に火が通ると思います。
C：同じです
T：確かに。あたたまり方的に考えるとそうなりそうだね。でも本当にそうなるのかな？
C：たぶん。
T：本当かどうかやってみようか
C：はい
T：じゃあ、今日の課題は？
C：どっちが先に火が通るのかな？
T：じゃあ、それにしよう
ということで本時の課題として、「どっちが先に火が通るのかな？」に決まりました。
実験方法を確認する
T：そしたら、今日は色々なコーナーを作りました
C：はい
T：まず１つ目が焼くコーナーです。ここには、金網とガスコンロとマシュマロが置いてあります。火に近いところと遠いところにマシュマロを置いてみてどうなるかを見てみてください。
C：はい
T：２つ目は茹でるコーナーです。ここには、あめと紐をボンドでくっつけたものとお湯を準備しました。このあめを火の上につるしたときと、日の上ではないけど下側に置いた時、あめのとけかたがどうなるかを見てみてください
C：はい
T：３つ目は燻製コーナーです。ここはガスコンロとマシュマロが置いてあります。火の上がわと横側でとけかたがどうなるかを見てみてください。
C：はい
T：特に気になるコーナーのところに行ってみてください
C：はい
T：じゃあ、それぞれのコーナーで実験を行う代表者を決めてください。
C：決まりました
T：じゃあ、始めて良いよ
（実験中）
T：じゃあ、火を止めるよ
C：はい
T：じゃあ、どうなったか見てみようね、まずは焼くチームの結果です
C：お〜やっぱり近いところのほうが溶けてる
C：ホンマや
T：じゃあ、次茹でるチームのところ
C：火の上のところのほうが少し溶けてる
C：下のやつはあまり変化ないね
T：最後、燻製チーム
C：上のやつがこれです
C：すごい。溶けてるし、ちょっと焦げてる
C：やっぱり予想通りだったね
T：そうだね。それぞれのあたたまり方がわかっているから、どちらが先に火が通るかもわかるってことだね
C：はい
振り返りをする
T：じゃあ、振り返りをしてね
C：できました
T：そしたら、これでこの単元は以上となります
C：最後のやつ楽しかった
T：ぜひ、料理のときとかにいかしてね
C：はい
終わりに
今回は単元を貫く課題を設定したのですが、最後はそれの答え合わせと実験をさせました。マシュマロを焼くの自分はすごく好きで、子どもたちも少しでも楽しんでくれたらいいなとおもっておこないました。「意欲は学力だよ」っていう教えを自分はすごく大事にしていて、分かる授業を求めながら、楽しい授業をできたら良いなと思います。
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