まだ6授業目を見ていない方は、先に6年理科「物の燃え方と空気」指導案に悩む先生へ|6時間目の授業実践からヒントを!をごらんください。
<本当に物をもやすと二酸化炭素は発生するのか?>
板書案

振り返りをする
C:前の学習のふりかえりをしましょう
C:はい
C:Aさん
C:はい。前の課題は「二酸化炭素によって石灰水はどうかわるのかな?」です
C:同じです。はい
C:Bさん
C:はい。前のまとめは、「二酸化炭素によって石灰水は白くにごる」です
T:そうだね。
T:じゃあ、今日はこの続きからするね
C:はい
課題を掴む
T:みなさんは地球温暖化って聞いたことありますか?
C:はい
T:じゃあ、ペアで地球温暖化についてしっていることを相談
C:はい
C:できました
T:おしえて
C:はい
C:なんか、地球の気温がどんどんあがっていくみたいな
C:北極とか南極の氷が溶けてきているらしいよ
C:なんか化石燃料とかを燃やすと二酸化炭素が発生して、それが原因らしい
T:へ〜そうなんだ。他の子もきいたことある?
C:はい。あります
T:そういえば、この前ろうそくを燃やしたときも二酸化炭素でたよね
C:はい
T:ねえねえ、じゃあ、何かを燃やしたら必ず二酸化炭素って出るんかな?どう思う?
C:あ〜ありえるかも
C:でも、そしたら二酸化炭素めちゃくちゃ多くならん?
C:うーん。どうなんだろう
C:不思議だな
T:たしかに。じゃあ、今日はそれについて調べよう。今日の課題はどうする?
C:本当に物をもやすと二酸化炭素は発生するのか?
T:じゃあ、それでいこう
ということで本時の課題として「本当に物をもやすと二酸化炭素は発生するのか?」に決まりました。
何をもやしたいかアイデアを出す
T:じゃあ、何燃やしてみたい?グループで
C:はい
C:できました
T:おしえて
C:はい
C:紙
C:草
C:ティッシュ
C:葉っぱ
C:木
C:段ボール
C:ビニール袋
C:タオル
C:付箋
C:アルミニウム
C:布
C:消しゴム
T:そしたら、全部は難しいし、燃やすと有害な気体が発生するものもあるので、こっちのグループのやつから4つ選んでください
C:紙
C:段ボール
C:木
C:布
T:うーん。布はないからガーゼでもいい?
C:いいです
T:じゃあ、この4つにしよう
実験方法を確認する
T:そしたら、二酸化炭素が発生するかしらべるんだけど、何使えばいい?
C:石灰水
T:そうだね。今回は、あるかどうかを調べればOKなので、気体検知管より石灰水がいいかな
C:はい
T:じゃあ、実験方法を確認しましょう
C:はい
T:まず、集気瓶に石灰水を入れます。ほんで1回ふってみて。白くならないことを確認してください
C:はい。
T:じゃあ、この後何するとおもう?
C:物をもやし、集気瓶にいれ、火をけします
T:消すときどうやるの?
C:ふたします
T:なるほどね。ほんで
C:ほんで、火が消えたら取り出して、集気瓶をふります
T:もし、二酸化炭素が発生してたらどうなる?
C:白く濁る
T:発生していなかったら?
C:かわらない
T:ですね。じゃあ、そんなふうに実験しましょう。じゃあ、4グループでそれぞれ担当を決めて準備して、ほんでその担当の方が実験するのをみんなでみよう
C:はい
T:質問ある?
C:ないです
T:じゃあ、担当決めてください
C:はい
C:きまりました
T:じゃあ、準備しましょう
C:はい
実験する
その後、紙→段ボール→木→ガーゼの順で調べました。どのグループも、手際よく実験ができていました。やっぱり実験技能って高まるもんですね
結果を確認する
T:じゃあ、結果を確認しよう
C:はい
T:まず紙は?
C:燃える前は変化なしで、燃えた後は白く濁りました
T:次、段ボール
C:燃える前は変化なしで、燃えた後は白く濁りました
T:次、木
C:燃える前は変化なしで、燃えた後は白く濁りました
T:最後、ガーゼ
C:燃える前は変化なしで、燃えた後は白く濁りました
T:でしたね
考察する
T:じゃあ、考察をしてみて
C:はい
C:できました
T:じゃあ、グループで相談
C:はい
C:できました
T:おしえてください
C:はい
T:Cさん
C:はい。紙も段ボールも木もガーゼも燃やした後石灰水は白く濁った。このことから、物をもやすと二酸化炭素が発生するとわかった
C:おなじです
T:そうだね。
まとめをし、ふりかえりをする
T:じゃあ、まとめをしようか
C:はい
T:まとめはどうなる?
C:物をもやすと二酸化炭素が発生する
T:いいね。でも、ちょっとだけ先生の方でつけたしさせてもらうね
C:はい
といって、本時のまとめとして「物を燃やすと空気中の酸素の一部が使われて二酸化炭素ができる」に決まりました。
T:ちなみに、なんだけど、二酸化炭素ってこんなやつね
C:はい
T:ほんで、酸素はこれね
C:はい
T:くらべてどこちがう?
C:二酸化炭素が黒いの多い
T:そうだね。この黒いやつは炭素っていうものなの
C:はい
T:ほんでね、木とかガーゼとか段ボールとか、たいていの物にはこの炭素っていうのが含まれているの。
C:へ〜
T:つまり、炭素をふくむものを燃やせば必ず二酸化炭素が発生するよってことね
C:なるほど
ふりかえりをする
T:じゃあ、ふりかえりをしましょう
C:はい
C:できました
T:そしたら、これでこの単元は終わりね
C;はい
終わりに
「化石燃料」「ろうそく」を例にあげ、共通点から「どんなものでも燃やせば二酸化炭素が発生するのか」っていうのを問いかけたわけです。これも一種の比べるだと思います。本当は子どもから疑問が出ればいいのですが、どうしても前提知識がないと出しにくい場面なので、教師主導でやったって感じですね
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