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<空気はあたためられたり、冷やされたりすると体積が変わるのか?>
板書案
復習し、課題を掴む
T:前回、石けんの膜はどうなるのかなということで実験をしましたね。分かったことは?
C:試験管をどの方向にしても、石けんの膜はふくらむです
C:温めるのをやめたらもとにもどるです
T:でしたね。じゃあ、なんでこんなこと起きるんかなということで仮説を立てたんだよね。それは何かというと
C:温められると中の空気の体積が大きくなる
C:冷やされると中の空気の体積が小さくなる
T:でも、これホンマかどうかはわからんから今日は何をするかというと
C:実験
T:ですね。じゃあ、実験して真実をはっきりさせましょう
C:はい
T:じゃあ、今日の課題は前回と同じでいいかな?
C:はい
ということで本時の課題として、「空気はあたためられたり、冷やされたりすると体積が変わるのかな?」に決まりました。
実験方法を確認し、実験をする
T:じゃあ、実験方法を確認しましょう
C:はい
T:まずは、何を準備するかというと
C:試験管とガラス管です。ほんで、そのガラス管に水を入れます
T:なんで水をいれるかというと
C:空気は目に見えないから、その水の動きで体積が大きくなったとか小さくなったとか判断するためです
T:そうだね。じゃあ、その後はどうするの?
C:お湯に入れたり、氷水に入れたりします。
T:そうだね。じゃあ、今回の実験の見るポイントはどこ?
C:水の位置です
T:なにか質問はあるかな?
C:ないです
T:では、じっけんをしてください
C:はい
その後、10分程度の時間をあげ、子どもたちに実験をさせました
結果を確認し、考察させる
T:では、結果を教えて下さい
C:はい
T:Aさん
C:はい。お湯に入れた時、水面は赤の線よりも上に行きました
C:同じです
T:Bさん
C:はい。氷水に入れた時、水面は赤の線よりも下に行きました
C:同じです
T:では、この結果をもとに、考察をしてみてください。
C:できました
T:もっておいで
C:お願いします
T:なるほどね
C:できました
C:なるほどね。できた人同士で交流してて
T:じゃあ、そろそろいいかな
T:おしえて
C:はい
T:Cさん
C:お湯に入れた結果水は赤の線よりも上に行ったので、中の空気の体積が大きくなって空気が水を押したんだとわかりました。また、氷水に入れた結果水は赤の線よりも下に行ったので、中の空気の体積が小さくなって水が下に落ちたんだとわかりました
T:なるほどね。
C:同じです
T:先生の中では、この考察は、70点だな。気になるところがあるんだけど、どこだと思う?
C:うーん
T:分かる人?
C:(シーン)
T:これって、お湯に入れたときしか体積って大きくならないの?
C:いや。別に手でやったときも体積が大きくなってた
T:だよね。つまり、「温めた」「冷やした」っていうのが今回のキーワード何だと思うのね。
T:だから、先生なら「お湯に入れた結果水は赤の線よりも上に行ったので、温められると中の空気の体積が大きくなって空気が水を押したんだとわかりました。また、氷水に入れた結果水は赤の線よりも下に行ったので、冷やされると中の空気の体積が小さくなって水が下に落ちたんだとわかりました」にするかな
C:なるほど
まとめをし、ふりかえりをする
T:じゃあ、まとめはどうする?
C:空気は温められると体積が大きくなり、冷やされると体積が小さくなる
T:じゃあ、それにしよう
ということで本時のまとめとして、「空気は温められると体積が大きくなり、冷やされると体積が小さくなる」に決まりました。
T:じゃあ、ふりかえりをしてね
C:できました
T:ということで、空気の場合を表でまとめるとこんな風になるね
C:はい
T:じゃあ、またこの続きを次回はしましょう
終わりに
つかってほしいキーワードを徹底するのが大事だと思っていて、今回で言えば、「温められる」「冷やされる」だと思っています。こうやってより良い考察を提示していくうちに子どもたちはどんどん良い考察ができるのかなと思います。
続きが気になる方は、理科専科がズバリ授業案を公開! 〜4年「物の体積と温度」4授業目〜をご覧ください。
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