6年理科「水溶液の性質とはたらき」指導案に悩む先生へ|10時間目の授業実践からヒントを!

水溶液の性質とはたらき

このブログ「ぼん先生の理科授業」では、理科専科であるぼん先生が、実際の授業をもとに作成したセリフ形式の理科授業を紹介しています。

これまでに約300本の授業案を公開し、全国の先生が「明日からすぐに実践できる理科授業」を目指して、発問例・板書・展開の流れをまとめています。

この記事を読むと、
・授業のねらいと展開の流れが分かります
・子どもが考えやすくなる発問例が見つかります
・次の授業づくりのヒントが得られます。

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<塩酸に溶けた金属はどこに行ったのかな?>

板書案

作成中

復習する

C:前の授業のふりかえりをしましょう

C:はい

C:Aさん

C:はい。前の課題は「酸性やアルカリ性の水溶液には、金属を変化させるはたらきがあるのだろうか?」です

C:おなじです。他にもあります

C:Bさん

C:はい。前のまとめは「塩酸には、鉄やアルミニウムなどの金属を変化させる性質がある」です。

C:同じです

T:そうだね。じゃあ、今日はこの続きからしようね

C:はい

課題を掴む

T:そしたら、これが塩酸に金属を入れた直後の様子ね

C:はい

T:ほんで、時間がたつと金属は

C:みえなくなった

T:ですね。じゃあ、鉄とかアルミニウムってどこにいったとおもう?

C:たぶんわかった

T:じゃあ、ノートに予想をかいてみて

C:はい

C:できました

T:おしえて

C:はい

T:Cさん

C:はい。金属は塩酸の中にあると思います。わけは、水溶液の勉強で、目に見えなくても水溶液の中にあったからです

C:おなじです

C:ほかにあります

C:Dさん

C:はい。空気中に出ていったと思います。わけは、水溶液の時と違って、あわが出ていて、それで空気中にでていったと思ったからです

C:わかりました

T:どっちが真実かな?

C:え〜どうだろう

T:そしたら、今日はこれをはっきりさせようね。じゃあ、今日の課題はどうする?

C:塩酸に溶けた金属はどこに行ったのかな?

T:じゃあ、それでいこう

ということで本時の課題として「塩酸に溶けた金属はどこに行ったのかな?」にきまりました。

実験方法を考える

T:じゃあ、どんな実験すればいいかな?ペアで相談

C:はい

C:できました

T:おしえて

C:はい

T:Eさん

C:はい。蒸発をさせればいいとおもいます。

C:同じです

T:そしたら、あなたの予想が正しければどんな結果になるはず?近くの人と相談

C:できました

T:じゃあ、塩酸の中の人はどう思う?

C:はい

T:Fさん

C:はい。塩酸の中に金属があるはずだから、蒸発させると金属が出てくるはずだと思います

C:おなじです

T:じゃあ、空気中の人は?

C:はい

T:Gさん

C:はい。空気中に金属があるはずだから、蒸発させても何も出てこないと思います

C:同じです

T:なるほどね。じゃあ、それで確かめられそうだね

C:はい

実験方法を確認する

T:そしたら、これから蒸発をさせて確かめます。

C:はい

T:こっちのチームはアルミニウムの方をつかって確かめます。ほんで、こっちのチームは鉄の方を使って確かめます

C:はい

T:最初にピペットで蒸発皿に500円玉の大きさくらいにとってください。ほんで、じょうはつをさせてください。換気と保護メガネはもちろんですし、塩酸を蒸発するので蒸発した気体を直に吸い込まないように気をつけてください。

C:はい

T:なんか質問ありますか?

C:ないです

T:じゃあ、チームで協力してはじめてください

C:はい

結果を確認し、考察する

T:じゃあ、そろそろいいかな?

C:大丈夫です

T:じゃあ、結果の確認するね。目で見たこと

C:はい

T:じゃあ、アルミニウムはどう?

C:白いものがでてきました

T:次、鉄は?

C:黄色いものがでてきました

T:じゃあ、この結果をふまえて考察してみて

C:はい

C:できました

T:おしえて

C:はい。

T:Hさん

C:はい。アルミニウムが溶けた水溶液を蒸発させると白いものがでてきた。また、鉄が溶けた水溶液を蒸発させると黄色いものが出てきた。どちらも固体が出てきたので、塩酸に溶けた金属は塩酸の中にあるとわかった

C:同じです

T:ちなみに、別の視点で考察書いた子もいたよ。Iさん読んでみて。赤ペンつけたところだけでいいよ。

C:はい。アルミニウムが溶けた水溶液を蒸発させると白いものがでてきた。また、鉄が溶けた水溶液を蒸発させると黄色いものが出てきた。もとの金属とは色がちがうから、きっと別のものに変化したとおもった

T:ですって

C:あ〜たしかに

C:え〜でも、別のものになるんかな

T:まあ、真実はわからんけど、こうやって比べて考えたりしてるのはいいよね

C:はい

まとめをし、ふりかえりをする

T:じゃあ、今日のまとめをしようね

C:はい

T:まとめはどうする?

C:塩酸に溶けた金属は、塩酸の中にいる

T:じゃあ、それで

といって本時のまとめとして「塩酸に溶けた金属は、塩酸の中にいる」にきまりました。

T:じゃあ、ふりかえりをしましょう

C:はい

C:できました

T:そしたら、次回なんだけど、この出てきたものって鉄だとおもう?そして、こっちはアルミニウムだと思う?

C:あ〜さっきのやつだ

T:そう。Iさんの考察とっても良かったので、それについて考えます。

C:はい

終わりに

 今回は、「どこ」っていう場所に絞った発問をしました。考えることが明確になるし、既習とつなげて実験方法もたてやすそうだなと感じました。

 考察の力がつくと次の不思議が自然と出てきます。こうすると探究のサイクルが回せるようになるなと思います。

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