このブログ「ぼん先生の理科授業」では、理科専科であるぼん先生が、実際の授業をもとに作成したセリフ形式の理科授業を紹介しています。
これまでに約300本の授業案を公開し、全国の先生が「明日からすぐに実践できる理科授業」を目指して、発問例・板書・展開の流れをまとめています。
この記事を読むと、
・授業のねらいと展開の流れが分かります
・子どもが考えやすくなる発問例が見つかります
・次の授業づくりのヒントが得られます。
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8授業目を見ていない方は、6年理科「水溶液の性質とはたらき」指導案に悩む先生へ|8時間目の授業実践からヒントを!を御覧ください。
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<酸性やアルカリ性の水溶液には、金属を変化させるはたらきがあるのだろうか?>
板書案
作成中
復習する
C:前の授業のふりかえりをしましょう
C:はい
C:Aさん
C:はい。前の課題は「A〜Eの水溶液はそれぞれ何かな?」です
C:おなじです。
T:そうだね。特定するためにどんなことした?
C:リトマス紙
C:蒸発
C:におい
C:見た目
T:そうだね。どのグループも上手に見分けていたね
C:はい
T:じゃあ、今日はこの続きからしようね
C:はい
鍋の注意書きについて話し合い、課題を掴む
T:今日は、こんなものをもってきました
C:なべ?
T:そう。何でできてる?
C:アルミ?
T:お〜するどい。アルミっぽいけど、まあ金属であるのは間違いないですね
C:はい
T:皆さんの家にも鍋あるとおもうんやけど、どんなふうにつかってる?
C:食材入れて煮てる
C:お湯沸かす
T:あ〜なるほどね。
T:みなさん、実はこの鍋って道具。ちゃんと注意書きがあるのって知ってた?
C:え?そうなんですか?
T:そう。危ない使い方しないように書いてあるの。どんなこと書いてあると思う?
C:あまりにも高い温度で使わないで?
C:正しい用途で使いましょう
T:なるほどね。実は、こんなふうに書いてあるの
C:え〜
C:酸性やアルカリ性を入れたらだめなんだ
C:普通入れないよ
T:そうだよね。でも、なんで酸性やアルカリ性のもの入れたらだめなんだろうね?ペアで相談
C:はい
C:できました
T:おしえて
C:はい
T:Cさん
C:はい。酸性やアルカリ性が鍋に残って、食材についたら悪い影響出るからだと思います。
C:他にもあります
C:Dさん
C:はい。金属が酸性やアルカリ性でとけちゃって、穴が空くからだとおもいます
C:にてます
C:Eさん
C:はい。金属が酸性やアルカリ性で別のものに変わっちゃうからだと思います。
C:わかりました
T:酸性やアルカリ性には、金属を変化させるはたらきがあるってこと?
C:そうです
T:この意見についてどう思う?
C:うーん
C:ありそう
T:でも、もしそうなら鍋に酸性やアルカリ性入れたらだめなのも納得だよね
C:はい
T:じゃあ、今日は、それについて調べてみようか
C:はい
T:じゃあ、今日の課題は?
C:酸性やアルカリ性の水溶液には、金属を変化させるはたらきがあるのだろうか?
T:じゃあ、それで
といって本時の課題として「酸性やアルカリ性の水溶液には、金属を変化させるはたらきがあるのだろうか?」に決まりました。
実験方法と見るポイントを確認する
T:そしたら、教科書の◯Pを開きましょう
C:開きました
T:じゃあ、読んでみて
C:読めました
T:そしたら、確認します。
C:はい
T:今回、安全性のために、酸性の水溶液は実験で確かめて、アルカリ性の水溶液は動画で確かめます
C:はい
T:じゃあ、なんていう酸性の水溶液を使うの?
C:塩酸
T:なんで炭酸水じゃなくて塩酸なんだろうね?
C:塩酸のほうが、炭酸水よりも強いから
T:そうだね。強いほうがはっきりと結果出そうだもんね。
T:ほんで、その塩酸に何を入れてた?
C:アルミニウムと鉄
T:ですね。こんな小さく切ったアルミニウムと小さく丸めたスチールウールを使います
T:ほんでね、水にもアルミニウムや鉄を入れていたよね。なんでかな?
C:塩酸と水で比べることで、変化したかどうかをわかりやすくするためだと思います
T:そういうことだね。比較大事だもんね
T:あと、使わないと思うけど、この近くで火は使わないでね。あと、換気と保護メガネをお願いします
C:はい
T:ほんで、もし君たちの予想が正しければ、どんな結果になりそう?
C:金属がとける
C:金属の様子が変わる
T:そうだね。ということで、今回は、金属の見た目に注目して、観察をしてくださいね
C:はい
T:しつもんありますか?
C:ないです
T:じゃあ、この後、試験管4本にテープをはって、テープの上に油性ペンで水溶液名と入れた金属の名前を書いてください。
C:はい
T:ほんで、塩酸はここにビーカーをおいておくので、空いてる場所見つけてスポイトで入れてください。塩酸は手につくと危ないので、入れるとき、そして運ぶとき、周りの子も自分もきをつけてくださいね。
C:はい
T:水は自分たちでビーカーに準備してスポイトでいれてください。ほんで、量が変わると条件制御の観点から良くないので、同じ量にしてくださいね。塩酸は流してほしくないので、水の方を調整すればいいと思います
C:はい
T:アルミニウムとスチールウールはここにおいておくね
C:はい
T:じゃあ、はじめてください
結果を共有する
T:どう変化出てきた?
C:はい
T:そしたら、ノートに気づいたことメモしといてね
C:はい
(観察中)
T:じゃあ、そろそろいいかな?
C:はい。大丈夫です
T:気づいたこと教えて下さい
C:はい
T:Fさん
C:はい。塩酸の方は、アルミニウムも鉄も泡が出ていました
C:つけたしです
C:Gさん
C:はい。はじめはあまり出なかったけど、だんだん激しくなりました
C:同じです。
T:そうだね。泡は金属のどこから出てた?
C:表面
T:そうだね。水溶液と触れてるところは表面だもんね。他にきづいたことありますか?
C:はい
T:Hさん
C:はい。塩酸の方は、アルミニウムが白っぽくなって、鉄は黒っぽくなりました
C:同じです。他にもあります
C:Iさん
C:はい。塩酸の方は、アルミニウムも鉄も小さくなりました
C:同じです
T:そうだね。じゃあ、このままじかんがたつとどうなると思う?
C:もっと小さくなる
C:なくなる
T:写真持ってきました
C:え!なくなった
T:そうだね。とけて見えなくなったね
まとめをする
T:じゃあ、まとめをしようね。今日のまとめはどうする
C:酸性やアルカリ性の水溶液には、金属を変化させるはたらきがある
T:なるほどね。でも、どの酸性の水溶液にも、どのアルカリ性の水溶液にも金属を変化させる性質があるっていうのは言いきれそう?
C:じゃあ、塩酸には、金属を変化させるはたらきがある
C:いや、塩酸には、アルミニウムや鉄などの金属を変化させるはたらきがある
T:いいね。
といって、本時のまとめとして「塩酸には、鉄やアルミニウムなどの金属を変化させる性質がある」に決まりました
アルカリ性の水溶液について動画で視聴し、振り返りを書く
T:じゃあ、水酸化ナトリウムっていうアルカリ性の水溶液で実験してみた動画をみてみようね
C:どうなんかな?
(動画視聴中)
T:どうだった?
C:アルミニウムはとかしました
T:そうだね。塩酸とくらべて違うところは?
C:塩酸はアルミニウムも鉄もとかせたけど、水酸化ナトリウムは鉄はとかせなかったです
T:そうだね。
C:先生。不思議見つけました
T:すごいね。じゃあ、今から振り返りの時間をとるので、不思議あったらぜひ書いてみてね
C:はい
C:できました
終わりに
授業のはじめに「予想」が出るかどうかで決まると思います。金属の変化以外の予想も出ると思うのですが、それを減らすには、「陶器には『酸性やアルカリ性を入れないでください』っていう注意書きはないらしいよ」(確認は取れてないので使わないでくださいね。自分が説明したいことの案として出してます)みたいな情報を提供することで、焦点化させることが大事かなって思います。
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