理科専科がズバリ授業案を公開! 〜3年「じしゃくのせいしつ」2授業目〜

じしゃくのせいしつ

まだ1授業目を見ていない方は、先に理科専科がズバリ授業案を公開! 〜3年「じしゃくのせいしつ」1授業目〜をご覧ください。

<どんな物がじしゃくにつくのだろうか?>

板書案

復習をし、課題を確認する

T:課題をよみましょう。せーの

C:どんな物がじしゃくにつくのだろうか?

T:ということでこの課題を解決するために今日はなにをするかというと

C:じしゃくにつく物調べをする

T:そうやね。じゃあ、具体的にはどんなものを調べるかというと、これらのものやね

C:はい

T:上から順に

C:ゼムクリップ(鉄)、アルミニウムはく、紙、プラスチックじょうぎ、木のじょうぎ、はさみの切るところ(鉄)、はさみの持つところ、紙コップ、ガラスのコップ、1円玉(アルミニウム)、10円玉(どう)、鉄のかん(スチールかん)、けずった鉄のかん、アルミニウムかん、けずったアルミニウムかん

T:ですね

実験方法を確認し、実験を行う

T:そしたら、後ろをみてください

C:はい

T:今回調べるものは、全部後ろに並べてあります。じゃあ、どうやってしらべるかというと

C:調べたいものをもっていって、調べ終わったら元の位置にもどす

T:正解。電気を通すもの調べのときにやったやり方と同じね

C:わかりました

T:ほんで、今回はどこに注目すればいいかっていうと

C:じしゃくにつくかどうか

T:そうやね。だから、ついた場合は◯を、つかなかった場合は✕を結果の表に書いていってください

C:わかりました

T:質問はある?

C:ないです

T:じゃあ、はじめてください

といって実験をさせました。子どもたちは、ある程度実験の仕方に見通しを持てていたり、結果がわかりやすかったりしたので、スムーズに実験を行っていました

結果を確認する

T:じゃあ、結果を確認するよ。先生が調べたものを言っていくから、◯か✕かいっていって

C:はい

T:ゼムクリップ(鉄)

C:◯

T:アルミニウムはく

C:✕

T:紙

C:✕

T:プラスチックじょうぎ

C:✕

T:木のじょうぎ

C:✕

T:はさみの切るところ(鉄)

C;◯

T:はさみの持つところ

C:✕

T:紙コップ

C:✕

T:ガラスのコップ

C:✕

T:1円玉(アルミニウム)

C:✕

T:10円玉(どう)

C:✕

T:鉄のかん(スチールかん)

C:◯

T:けずった鉄のかん

C:◯

T:アルミニウムかん

C:✕

T:けずったアルミニウムかん

C:✕

T:ということは、磁石につくのはどれかというと

C:ゼムクリップ(鉄)、はさみの切るところ(鉄)、鉄のかん(スチールかん)、けずった鉄のかん

T:ということだね

考察をする

T:じゃあ、考察をしてみて

C:はい

C:できました

T:おしえて

C:はい

T:Aさん

C:ゼムクリップ(鉄)、はさみの切るところ(鉄)、鉄のかん(スチールかん)、けずった鉄のかんはじしゃくについた。このことから鉄でできたものはじしゃくにつくとわかった

C:おなじです

T:何でできているものって言ってた?

C:鉄

T:そうだね。これが真実なんだね

まとめをし、ふりかえりをする

T:じゃあ、まとめはどうなる?

C:鉄がじしゃくにつく

T:いいね。

といって本時のまとめとして、「鉄だけじしゃくにつく」としました

T:ちなみに、電気をとおすものって何かというと

C:金属

T:金属ってたとえば?

C:アルミ、鉄、銅

T:とかだね。鉄も金属の仲間だね

T:でね、この中で、じしゃくにつくものは?

C:鉄

T:そうだね。これがごっちゃになるの。電気を通すものは金属、じしゃくにつくのは鉄だけ。これをおぼえておいてね

C:はい

T:じゃあ、ふりかえりをかいてみて

C:はい

C:できました

活用問題に取り組む

T:実は、みんなは✕って言ってくれたんだけど、本当はじしゃくにつくものがあるよ。それはハサミのもつところです

C:え?

T:ハサミのもつところについて詳しくしらべてみて

C:あ!本当や

C:ここや

T:ペアで確認

C:できました

T:どこけ?

C:ハサミの切るところとハサミの持つところの繋ぎ目みたいなところ

T:そうだね。ここは磁石につくということは、ここに何があるかというと

C:鉄

T:そうだね。絵で書くとこんな感じ。こうしないと、ハサミの切るところと持つところがつながらないので目に見えないけどここに鉄があるってことね

C:なるほど

T:ただし、ここはじしゃくには?

C:つかない

T:ということはここに鉄は

C:ない

T:ということだね

C:なるほど

おわりに

 考察のコツは、比べて共通点を見つけることだと思います。3年でつけたい考え方だとおもうので、さいきんそれができるようになってきたなと思います。そして、考察の書き方もできるようになってきました。3年だから無理ではなく3年のペースでやっていけば、なんとかできるし、子どもの力は偉大だなと思います。

 続きが気になる方は、理科専科がズバリ授業案を公開! 〜3年「じしゃくのせいしつ」3授業目〜をご覧ください。

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