理科専科がズバリ授業案を公開! 〜3年「太陽の光」4授業目〜

太陽の光

 まだ3授業目を見ていない方は、先に理科専科がズバリ授業案を公開! 〜3年「太陽の光」3授業目〜をご覧ください。

<はね返した日光が当たったところは温かくなるのか?>

板書案

復習し、課題を掴む

T:前回、3枚の写真を見せて気づいたことを発表してもらったよね。どんな意見が出ていたかというと

C:日光が当たったところは明るい

C:日光を重ねれば重ねるほど明るくなる

T:でしたね。じゃあ、今何が問題になっているかというと

C:あたたかさもはねかえすのか?

T:そうだね。つまり明るさしか跳ね返さないのか?それとも明るさも温かさもはねかえすのか?ってことだね

C:はい

T:じゃあ、今日は何をするかというと?

C:実験です

T:どんな実験するの?ペアで相談

C:できました

T:おしえて

C:まずは、日光を当てる前の温度を調べます。その後、鏡1枚で3分間日光をあて温度を調べます。それを2枚、3枚のときでもやってみます

T:ですね。じゃあ、今日はその実験をして真実をはっきりさせようね

C:はい

T:じゃあ、課題はどうする?

C:はね返した日光が当たったところは温かくなるのか?

T:そうだね。まえと同じにすればいいね

ということで本時の課題として、「はね返した日光が当たったところは温かくなるのか?」に決まりました。

見るポイントと注意点を確認する

T:そしたら、実験方法については質問ある?

C:ないです

T:わかったよ。じゃあ、今回の実験で見るポイントはどこ?

C:温度

C:鏡の枚数

T:そうだね。その2つに注目して見てみよう。でね、3分間当てるって書いてあったけど、どこにあてるの?

C:えきだめ

T:ですね。だから、「がんばって3分間当て続けてね」って言いたいけど、実際は床に鏡置いて、それで当てていいからね。

C:はい。わかりました

T:あと、1個だけ守ってほしいことがあって

C:はい

T:人の顔には当てないでね。なんでか分かる?

C:目を痛めるから

T:さすが。そうだね。はね返しても日光であることには変わりないので、当てたらだめだよ。

C:はい

T:じゃあ、外に行って、実験をしようか

C:はい

実験し、結果を記録する

 その後、外に行って実験をさせました。ぼん先生は、(1)タイマーをはかること、(2)人の顔にあてないか確認することをやりました。ほかは子どもたちにどんどんやらせました。

 1枚目で、温度が変わっていて「上がってる!」って嬉しそうな様子でした。3枚目くらいになるとすごくあがっていて、日光の力に驚いている様子でした。実験が終わったら結果を記録用紙に書かせました。

分かったことを確認する

T:そしたら、1はんの結果をおしえて

C:0まいが16度、1枚が26度、2枚が38度、3まいが48度でした

T:ありがとう。今回、多少数字はズレていてもいいので、他のグループはその結果でいいからね

C:はい

T:じゃあ、今から時間をあげるので、分かったことをノートに書いてみて。

C:はい

C:できました

T:おしえて

C:日光が当たると温かくなるです

C:日光を重ねれば重ねるほど温度が高くなるです

T:じゃあ、結局あたたかさって跳ね返すの?

C:はい

T:そうだね。明らかに温度たかくなっているもんね

まとめをし、振り返りをする

T:じゃあ、まとめね

C:はい

T:鏡ではね返した日光が当たったところは・・・

C:明るく温かくなる

T:そうだね。

T:あと、はね返した日光を重ねて集めるほど、日光が当たったところは明るく温かくなる

C:できました

ということで本時のまとめとして、「鏡ではね返した日光が当たったところは明るく温かくなる。はね返した日光を重ねて集めるほど、日光が当たったところは明るく温かくなる」に決まりました。

T:じゃあ、ふりかえりをしてみて

C:できました

終わりに

 今回は、子どもに任せる場面かなと思います。「45分ー教師の活動=子どもの活動」という考え方がすごく好きで、教師の活動はできるだけ削りたいなというのが根本にあります。

 でも、抑えないといけないこともあって、今回で言えば、「見るポイント」と「注意点」だと思います。すべてを子どもに任せるのではなく、教えることは教えるのも大事な仕事だと思います。

 続きが気になる方は、理科専科がズバリ授業案を公開! 〜3年「太陽の光」5授業目〜をご覧ください。

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