まだ12授業目を見ていない方は、先に理科専科がズバリ授業案を公開! 〜5年「物のとけ方」12授業目〜 をご覧ください。
<本当に水の温度をあげると、塩やミョウバンの溶ける量はふえるのか?>
板書案
復習をする
T:課題をよみます。せーの
C:本当に水の温度をあげると、塩やミョウバンの溶ける量はふえるのか?
T:そしたら、前回は何をしたんだっけ?
C:実験です
T:そうだね。それで、結果が集まったんだよね。じゃあ、今日は何をするの?
C:考察です
T:そうだね。この結果からどんなことが言えるのかを考察していきましょう
結果を確認し、考察をする
T:そしたら、結果を確認します。
C:はい
T:40℃のとき、塩は何杯とけた?
C:6はい
T:60℃のときは?
C:6はい
T:じゃあ、40℃のとき、ミョウバンは何杯とけた?
C:4はい
T:じゃあ、60℃のときは?
C:11はい
T:ちなみに、これをスプレッドシートに読み込ませるとこんな感じのグラフになるそうです。
C:お〜
T:じゃあ、時間をあげるので、考察をしてみてください。
C:はい
C:できました
考察を共有する
T:じゃあ、教えて
C:はい
T:Aさん
C:はい。塩は20℃のとき6はいとけて、40℃のときも60℃のときも6はいとけました。このことから、塩は温度をあげても溶ける量は変わらないとわかりました
C:おなじです
C:ほかにあります。
C:Bさん
C:はい。ミョウバンは20℃のとき2はいとけて、40℃のとき5はい、60℃のときは11はいとけました。このことから、ミョウバンは温度が高くなるほど、溶ける量が増えるとわかりました
C:おなじです
C:ほかにあります。
C:Cさん
T:はい。塩は20℃のとき6はいとけて、40℃のときも60℃のときも6はいとけました。また、ミョウバンは20℃のとき2はいとけて、40℃のとき5はい、60℃のときは11はいとけました。このことから、温度をあげると溶けやすくなるものと温度をあげても溶けやすさが変わらないものがあるとわかりました。
C:わかりました
まとめをし、振り返りをする
T:じゃあ、今日のまとめをしようか
C:はい
T:まとめはどうなる?
C:水の温度をあげると、ミョウバンの溶ける量は増える
T:じゃあそれにしよう
ということで本時のまとめとして「水の温度をあげると、ミョウバンの溶ける量は増える」に決まりました。
T:じゃあ、振り返りをするよ
C:はい
もっと温度をあげるとどうなるか?
T:今日ね、いい振り返りがあったよ。Dさん読んでみて。
C:はい。温度をさらにとけるとミョウバンはもっととけるのか?また、塩は温度をあげても溶ける量はかわらないのか?
C:あ〜、確かに
T:「もっと」という見方をしたんだね
T:実は、ある科学者がそれを実際に実験してみて、その結果がこれです
C:お〜
T:どんなことがわかるかペアで相談
C:できました
T:おしえて
C:はい
T:Eさん
C:ミョウバンは温度があがればあがるほど溶ける量が増えるです
C:おなじです。ほかにあります
C:Fさん
C:塩も微妙ではあるが溶ける量が増えているです
C:おなじです
T:そうですね。
T:あと、Gさん読んで
C:はい。温度をあげたら、砂糖も溶ける量が増えるのか疑問に思いました
T:これ結構な人書いてたよね
C:はい
T:これどう思う?
C:ふえると思う
T:なんで?
C:塩もミョウバンも温度をあげたら、溶ける量がふえているからです
T:なるほど。既習とつなげたんだね
T:じゃあ、動画を持ってきたのでみてみましょう
C:やっぱり増えている
T:そうだね。砂糖もふえるんだね
終わりに
だんだんと考察の書き方がうまくなったり、「もっと」「同じように」といったような見方考え方をはたらかせていたりするのがいいなと思います。「褒めながら褒めながら」「認めながら認めながら」と自分を律しながら指導してきたのがいい調子で芽吹いていますね。
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