<手などでふれずに車を動かすにはどうすればいいのかな?>
はじめに
「たねをまこう」が終わると、「チョウのかんさつ」になります。しかしながら、ここで問題があって、それは、たねもチョウも成長するのに時間がかかるということです。皆さんの中にも、そのように感じられている方がいられるのではないかと思います。
ここでぼん先生からのアドバイスなのですが、足踏みをするのはとてももったいないので、自分はそろそろ「風やゴムのはたらき」を挟んでいきます。もしよかったら参考にしてください。
板書案

車のキットを見せる
T:今日は、こんなものをもってきました
C:車だ!
T:そうです。いまから、みなさんにこれを渡します
C:やった〜
T:しかも今日はこれを走らせます
C:やった〜
T:ただし、今からある作業をしてもらうのですが、早くできたらたくさん走らせることができます。時間がかかったら、あまり走らせることができません
C:たくさん走らせたい
T:だよね。先生もそうしてあげたい。だからね、今から、先生の話をよく聞き、困っている人がいたら助けて、みんなでたくさん走らせよう
C:お〜
キットに名前を書かせる
T:そしたら、キットもらったかな?
C:はい
T:そしたら今から名前を書いていきます。名前を書くと落としても誰のかわかるからね
C:はい
T:じゃあ、マッキーだして
C:だしました
T:袋から全部出して
C:出しました
T:大きい青い車体みつけて
C:みつけました
T:じゃあ、ここに名前書いて
C:書けました
T:袋にいれて
C:いれました
T:じゃあ、つぎ、タイヤ4つ出して
C:出しました
T:じゃあ、どんどん名前を書いていくよ
C:はい
といって、全部のパーツに名前を書かせました。
キットを組み立てる
T:じゃあ、次にこれらを組み立てていくよ
C:はい
T:集合
C:はい
T:まず、これとこれを出して。こんな風に組み立てるよ
C:なるほど
T:やってみて
C:できました
T:集合
c:はい
T:そしたら、つぎにこれとこれを出して。ほんで、こんなふうに組み立てて
C:はい
T:いってらっしゃい
といった感じで組み立てさせました。言葉で説明するより実際の姿を見せたほうが絶対にはやいです。もちろんスムーズにできる子とできない子がいるので、早くできた子には「おしえてあげてね」と伝えます。このとき、「代わりにやるのではなくやり方を教えるんだよ。代わりにやったら、その子は一生自分で組み立てられないかもしれないよ。それは優しさじゃないよ」というふうに伝えます。
キットの車を動かす
T:できたかな?
C:はい
T:じゃあ、車を動かしてみて
C:はい
T:大丈夫だね
T:そしたら、今って何をつかって車を動かした?
C:手です
T:そうだね。こんなふうに手を使えば車ってうごくよね
C:はい
T:じゃあ、今日の課題ね。今回は先生から提示するよ
といって、本時の課題として、「手などでふれずに車を動かすにはどうすればいいのかな?」と書きました。
C:え〜
T:じゃあ、今からじかんあげるので、ペアで相談
C:はい
C:できました
T:そしたら、実際に自分で試してみて。成功したらノートにやり方をかいてね
C:わかりました
T:じゃあ、はじめてください
やり方を確認し、まとめをする
T:どんなやり方がありますか?教えて下さい
C:はい
T:Aさん
C:はい
T:息でフーって吹いたら、車は進みました
C:同じです
T:なるほどね
C:ほかにあります
C:Bさん
C:はい。したじきであおいだたら、車は進みました
C:にています
C:Cさん
C:ノートで風を起こしたら、車は進みました
T:お!何を起こしたらって言ってた?
C:風
T:よく聞いてたね。他にありますか?
C:ないです
T:じゃあ、この3つを比べてみてみて、にているところはない?
C:どれも、風で動いています
T:お!するどい。そうだね。これってどれも風の力でうごかしているんだよね。みんなって風でものが動いているのみたことない?
C:あります。新聞紙が飛んでいくとか
C:こいのぼり
C:ふうりん
T:すごいね。こんなふうに風にはものを動かす働きがあって、それをつかえばうごかせれるんだね。
C:はい
T:じゃあ、まとめをかこうか
といって、本時のまとめとして、「風にはものを動かすはたらきがあり、風を使えばふれずに車を動かすことができる」と書きました。
T:そしたら、3年の理科では、風のはたらきについてくわしく勉強をしていきます。実験もやるので楽しみにしていてください
C:やった〜
T:じゃあ、ふりかえりをしてね
C:はい
C:できました
終わりに
今回は、キットの準備をするのがメインの活動となりました。キットを作ることがゴールではないので、できるだけ短い時間で作ることを目的にしていました。そのときに、大事なのが実際にみせるということです。言葉だけではイメージが持てず、動けない子もいます。やっている様子を見るから、言葉と動きが一致して、やり方がわかることもあります。ぜひ、使ってみてください。
続きが気になる方は、理科専科がズバリ授業案を公開! 〜3年「風とゴムのはたらき」2授業目〜をご覧ください
コメント