【完】4年理科「電流のはたらき」指導案に悩む先生へ|7時間目の授業実践からヒントを!

電流のはたらき

 まだ6授業目を見ていない方は先に4年理科「電流のはたらき」指導案に悩む先生へ|6時間目の授業実践からヒントを!を御覧ください。

<並列つなぎの良いところは?>

板書案

振り返りをする

C:前の学習の振り返りをしましょう

C:はい

C:Aさん

C:はい。前の課題は「かん電池2つをどのようにつなぐとモーターが速く回るのかな?」です

C:おなじです。はい

C:Bさん

C:はい。前のまとめは「電流の大きさがちがうからである」です

C:同じです

T:そしたら、みんなに質問なんだけど

C:はい

T:電池の数が増えれば必ずモーターは速くまわるっていうのは合ってる?

C:ちがいます

T:なんでそう言えるの?

C:だって、並列つなぎだったら1このときとほとんどかわらないからです

T:そうだね。じゃあ、モーターの回る速さは何できまるかというと

C:電流の大きさ

T:ですね。じゃあ、この続きからしましょう

C:はい

ふりかえりをもとに課題をつくる

T:そしたら、前の授業のふりかえりで面白いなっていうのがあって、Cさん読んでくれますか?

C:はい。直列つなぎだと電流の大きさが大きいことがわかった。乾電池の数が2こになっても並列つなぎだと電流のおおきさは1個のときとほとんどかわらないことがびっくりした。じゃあ、並列つなぎの良いところはないのかなっておもいました

C:たしかに〜

T:たしかに〜

C:笑

T:どう思う?

C:あるんじゃないかな?

C:乾電池2こになってるもんね

T:じゃあ、良いところは何?

C:うーん笑

T:うーん笑

T:じゃあ、今日はそれについて勉強しようか。課題どうする?

C:並列つなぎの良いところは?

T:じゃあ、それでいこう

といって、本時の課題として「並列つなぎの良いところは?」にきまりました。

かん電池1こを取ると…

T:そしたら、良いところって比較しないとわからないから、直列つなぎと並列つなぎを比べながら、みていくね

C:はい

T:じゃあ、直列つなぎと並列つなぎをつくってみて

C:はい

C:できました

T:そしたら、乾電池を1ことってみて

C:?

C:あれ?

C:並列つなぎは回ってる

T:直列つなぎはどうだった?

C:とまりました

T:並列つなぎはどうだった?

C:まわりつづけました 

C:すごい

T:これなんでかわかる?ペアで相談

C:はい

C:できました

T:分かる人?

C:うーん

C:はい

T:これむずかしいよね。じゃあ、Cさん

C:はい。直列つなぎは回路がきれるけど、並列つなぎは回路ができているからだとおもいます

C:あ〜そういうことか

C:どういうこと?

T:じゃあ、この回路図使って説明できる人?

C:はい

T:Dさん

C:はい。先生、黒板消しってつかってもいいですか?

T:いいよ。

C:はい。えっと、直列つなぎで乾電池を1ことるっていうのはこういうこと(黒板消しで1こを消す)ですよね。こうなると、回路が切れていますよね。ほんで、並列つなぎで乾電池を1ことるっていうのは、こういうこと(黒板消しで1こを消す)ですよね。こうなると、回路ができていますよね。だから、並列つなぎはモーターが回るんだとおもいます

C:同じです

T:さっき、並列つなぎは回路ができてるって言ってたけど、どこのこと?

C:はい

T:Eさん

C:はい。前に出ます。

C:どうぞ

C:ここだと思います

C:同じです

T:そうだね。これが並列つなぎの良いところだよ。例えば、家とか学校とかの電気って並列つなぎが使われているよ。そうじゃないと、たとえばどっか電気切れたら、一気に全部停電しちゃうじゃんん

C:たしかに〜

先に止まるのは

T:あと、もう1個。新品の電池使って、直列つなぎと並列つなぎにします。さあ、先に止まるのはどっちだとおもう?

C:うーん

T:選択肢は、直列つなぎ、並列つなぎ、同じ

T:きくよ。さきに止まるのは直列つなぎだと思う人?

C:はい

T:多いね

T:並列つなぎだと思う人?

C:・・・

T:いないんだね

T:かわらない

C:はい

T:何人かいるね。じゃあ、動画見てもらうね

(動画視聴中)

T:真実は?

C:直列つなぎが先に止まりました

T:そうなんです。実は、並列つなぎにすると長持ちするんですよ

C:すごい

T:なんでかわかる?

C:うーん

T:これはね。難しいから説明するね。まず、直列つなぎの良いところは?

C:モーターが速く回る

T:そうそう。これって、回路の中に電池が2つあるから、乾電池2個分の電流が流れるから速く回るのね。でも、どっちも電気つかってるから、これ電池が切れるタイミングは、乾電池1つのときとおなじになるわけ。これは大丈夫?

C:はい

T:ほんで、並列つなぎの場合、回路が分かれているから、回路の中に乾電池は1こしかないわけ。ほんで、上の乾電池の電流がながれて、上の乾電池がきれたら下の電池がつかわれるわけ。さっきの乾電池1こ取ったときと同じ理屈。だから、乾電池2個分の時間モーターをまわせるわけ

C:なるほど

T:だから、直列つなぎだと電流の大きさが2倍になって、並列つなぎだと時間が2倍になるってわけ

C:すっきり

まとめをし、ふりかえりをする

T:じゃあ、まとめをしよう。まとめは?

C:1個電池がきれても回る

C:長持ちする

T:そうだね

といって本時のまとめとして、「①1こ電池が切れても回る、②長持ちする」にしました

T:じゃあ、ふりかえりをするよ

C:はい

C:できました

おわりに

 以上で、この単元は終わりになります。

 なんか目に見えないものを扱うからこそ、大事なのは見える化だと思います。プロペラを使ったり、検流計を使ったり、図を使ったり・・・こういうものを使いながら、知識を構築していくって言う感じです。

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