まだ1授業目を見ていない方は、先に5年理科「花から実へ」指導案に悩む先生へ|1時間目の授業実践からヒントを!をご覧ください。
<めばなとおばなにはどんなちがいがあるのかな?>
板書案

ふりかえりをする
T:今日は先生とふりかえりをしましょう
C:はい
T:前回、ヘチマには2種類の花があるんだよっていうのを教えましたね。何と何?
C:めばなとおばな
T:正解。これは?
C:めばな
T:なんでわかったの?
C:実みたいなのがあるから
T:そうだね。これは?
C:おばな
T:正解。こっちは三角形みたいな形のものがいっぱいあるんだよね
C:はい
T:じゃあ、今日はなにをするかというと
C:めばなとおばなについてもう少し詳しく調べます
T:そうだね。
T:じゃあ、今日の課題はどうする?
C:めばなとおばなにはどんなちがいがあるのかな?
T:じゃあ、それでいこう
といって本時の課題として、「めばなとおばなにはどんなちがいがあるのかな?」に決まりました。
教科書のイラストを模写する
T:そしたら、今日のワークシートをくばります。もらったら名前をかいてください
C:できました
T:じゃあ、まずは今からここに絵をそっくりまねしてかいてもらいます。その後、めばなとおばなをくらべて気づいたことを書いてもらいます。だから、どこ似てるかなとかどこちがうかなっていうのを意識して書いてみてください
C:はい
T:では、はじめてください
C:はい
C:できました
似ているところを確認する
T:にているところをおしえてください
C:はい
T:Aさん
C:はい。めばなもおばなも花があります
C:わかりました
T:花ってどれのこと?
C:これです
T:あ〜、これ理科の言葉で花びらといいます。花っていったら、これ全部のことをさしちゃうので
C:わかりました
T:確かに、どちらも花びらがあるね。ちなみに、何色?
C:どっちも黄色です
T:そうだね。ほか似ているところは?
C:はい
T:つないで
C:Bさん
C:はい。どちらもがくがあります
C:同じです
T:がくってどれのこと?ペアで確認
C:できました
T:がくってこれね。この緑色のやつ
C:はい
T:ほかありますか?
C:ないです
違うところを確認する
T:じゃあ、次。ちがうところはどこですか?
C:はい
C:Cさん
C:はい。めばなのねもとは膨らんでいて、おばなのねもとは三角形の形をしたものがあります
C:同じです
T:ちなみに、めばなのねもとのこれは時間が立つと何になるかというと
C:実
T:そうだね。だから、ここのことを実になる部分といいます
T:ほんで、この三角形のやつって時間が立つと何になるかというと
C:うーん
T:ヒントは、ここに黄色いのが見えてるね?
C:花?
T:あ〜、ほぼ正解。正解はおばなです。だから、これはつぼみだよってこと
C:あ〜
T:ほかにちがうところありますか?
C:はい
C:Dさん
C:はい。花びらの中にあるものの形がちがうとおもいます。
C:おなじです
T:すごい。気づいたよってひと?
C:はい
T:けっこういるね。実は、はなびらの中のやつの形もちがうんですよ。だから、これらの呼び方もちがうんです。こっちはめばなの中にあるからめしべというよ。
C:へ〜
T:ほんでおばなの中にあるから、おしべというよ
C:お〜わかりやすい
T:だね。ほんで、おしべは、上にでているやつだけど、めしべは上から根本のところまでがめしべになります
C:あ〜本当だ。ワークシートにもかいてある
T:そうだね。ここよく狙われるから覚えといてね
C:はい
めばなとおばなを見分ける
T:じゃあ、今日の勉強わかったか。ミニテストをするよ
C:お〜
T:今から、写真を出すので、AとBのどちらがめばなか当ててください
C:簡単だよ
T:ノートに書いて持ってきてね。もちろん理由もだよ。じゃあ、行きます
C:はい
C:わかった
T:できた人もってきて
C:お願いします。
T:正解。ミニ先生
C:よし
C:お願いします
T:正解。ミニ先生
C:お願いします
T:正解
T:じゃあ、そろそろいいかな
C:はい
T:正解は?せーの
C:A
T:理由をおしえてください
C:はい
T:Eさん
C:はい。めばなはねもとに実になる部分あって、Aのねもとには実になる部分があるからです
C:おなじです
T:そうだね。まあ、外見で当てるなら、実になる部分とつぼみに注目すればいいよね
C:はい
まとめをする
T:じゃあ、まとめをかくよ。めばなとおばなのちがいってなに?
C:めばなは実になる部分があり、おばなにはつぼみがある
C:めばなにはめしべがあり、おばなにはおしべがある
T:じゃあ、それらをつかってまとめをするよ
といって、本時のまとめとして「めばなはめしべやねもとに実になる部分がある。おばなはおしべやねもとにつぼみがある」とまとめました。
別の花はどうなのか?
T:じゃあ、ふりかえりをしましょう
C:はい
C:できました
T:Fさん。ふりかえりをよんでください
C:はい。ヘチマには2種類の花があるけど、他の花も気づいていないだけで、2種類の花があるのか疑問に思いました
T:どうおもう?
C:あ〜あるかもしれん
T:これ事実は・・・
C:はい
T:植物によって、2種類の花があるものもあれば1種類の花しかないものもあります
C:へ〜
T:たとえば、1種類しかないのはアサガオです
C:そうなんだ
T:ちなみに、これアサガオの花の中のイラストです。気づいたことをペアで確認
C:はい
C:できました
T:ちょっと時間が来てるので、先生が説明するんだけど、アサガオの花の中に注目してほしいんだけど、どれも形おなじですか?
C:いや1本だけ違います
T:ですね。実は、これがめしべです
C:え〜
T:ほんで、そのまわりのやつが
C:おしべ
T:こうやって見てみると、めしべとおしべの数はどうけ?
C:おしべがめちゃくちゃおおい
T:ですね。こうやってみてみると、ヘチマと同じようにめしべのほうが少なく、おしべのほうが多いってことになります
C:え〜なんでだろう
T:不思議だね。じゃあ、おわろうか
終わりに
今回は、めばなとおばなを比べ、「共通点」「差異点」をみつけることで、それぞれの花の特徴を抑えました。子どもは、しっかり気づいているので、子どもの発言を認め、理科の言葉に変換してあげるのが今回の自分の役割だったなと思いました。
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