理科専科がズバリ授業案を公開! 〜5年「花から実へ」8授業目〜

花から実へ

 まだ7授業目を見ていない方は、先に理科専科がズバリ授業案を公開! 〜5年「花から実へ」7授業目〜ご覧ください。

<本当に実ができるために受粉が必要なのかな?>

板書案

実験方法を確認する

T:前回の課題を読んでください。

C:本当に実ができるためには受粉が必要なのかな?

T:そしたら、前回はこの課題を解決するために、実験方法を考えたんだよね。じゃあ、復習をしましょう。

C:はい

T:まず、実験方法を考える時、いちばん大事なことはなにかというと

C:調べたい条件だけ変えて、他の条件は同じにする

T:でしたね

T:じゃあ、今回の場合変える条件はどれかというと

C:受粉

T:ですね!

T:つまり、めばなを準備して、受粉ありと受粉なしを準備して、実ができるかどうか調べればいいわけです。ただし、めばなを準備するときに気をつけないといけないことがあったよね

C:はい。めばなのつぼみをじゅんびしなければいけないです

T:そうだったね。なんでめばなのつぼみをじゅんびしなければいけないのかな?ペアで相談

C:できました

T:おしえて

C:開花した雌花だと、風や虫によってもうすでに受粉してしまっている可能性があるからです

T:そうだね。受粉なしにしたいけど、受粉してしまっていたら大変だもんね。

T:だから、めばなのつぼみを準備して

C:ふくろをかぶして、花が咲いたら、筆で受粉させて結果をまつ

T:っていうふうにすればいいんだね

T:本当に実ができるために受粉が必要であるとすれば、受粉ありは?

C:実ができる

T:受粉なしは?

C:実ができない

T:という風になればいいんだね

T:でも、どっちも実ができなかったら

C:受粉は関係ない

T:どっちも実ができたら

C:受粉は関係ない

T:っていうことだね

実験をする

T:じゃあ、めばなのつぼみにふくろをかぶせるのは、先生が準備しておきました。だから、みなさんは受粉させるところからしましょう

C:はい

T:じゃあ、外にいきましょう。

C:はい

といって、外に出て、絵の具セットの筆で花粉を取り、めしべに花粉をつけました。この時、ちょっとしたらトラブルがあって、それはツイッターで紹介しました。気になる方は見てみてください。まあ、実験は無事に終えることができました。

植物が成長するためには・・・

T:じゃあ、教室戻るよ

C:はい

T:そしたら、ぜひ、どうなるかを見てみましょう。ただし…

C:?

T:植物が成長するために、私達にできることはしっかりやりましょう。さぁ、ここで復習です。実は1学期のときに、植物が大きく育つためには2つの条件が必要だよっていうのを勉強しました。ノートに書いて持ってきてください

C:なんだったけ?

C:できました

T:正解

C:よし!

C:できました

T:正解

C:なんだったっけ?

T:のこり30秒です

C:うわ〜1個しかわからん

T:時間切れ!じゃあ、みんなで確認しましょう。今わからんくても、めげずに今覚えようってすればきっとできるようになるからね

C:はい

T:1つ目は、Aさん

C:日光です

T:2つ目は、Bさん

C;肥料です

T:正解!日光と肥料だね。

T:あと、水や空気や適当な温度はないと始まらないからね!つまり、君たちがこの後がんばってほしいことは?

C:水やり、肥料!

T:ということですね!ぜひ、結果がうまく出るようにあげてくださいね

C:はい

T:じゃあ、ふりかえりをかいてみて

C:わかりました

終わりに

 今回は実際に実験をしてみました。子どもたちは、楽しそうにやっていましたね。その前に実験方法を確認したり、植物が大きく育つために必要なことを確認したりしました。これは、「変化のある繰り返し」をすることで、知識を定着してほしいという思いでしています。人は忘れるけど、何かとつなげたり、何回もやってたら覚えますからね。

 続きが気になる方は、理科専科がズバリ授業案を公開! 〜5年「花から実へ」9授業目〜をご覧ください。

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