まだ1授業目を見ていない方は、先に理科専科がズバリ授業案を公開! 〜3年「実ができたよ」1授業目〜を御覧ください。
<実はどんな様子をしているのかな?>
課題を掴む
まず初めに子どもたちと次のようなやりとりをしました。
T:今って植物がどのように育つかについて勉強をしているよね
C:はい
T:スタートは?
C:たね
T:種の後は?
C:子葉
T:どんどん教えて
C:大人の葉
C:つぼみ
C:花
C:実
T:実の中には何があるかというと?
C:種
T:そうやって命を繋いでいるんだったよね
C:はい
T:じゃあ、今日は何をするかというと…実の観察です
C:あ〜。スケッチか!
T:そう。たとえば、オクラの実の表面ってツルツル?ザラザラ?
C:え〜、どっちやろう?
T:そういったところもしっかり見て、実の様子が分かるといいね
C:はい
T:じゃあ、今日の課題は?
C:実はどんな様子をしているのかな?
T:じゃあ、それでいこう!
ということで本時の課題として、「実はどんな様子をしているのかな?」に決まりました。
視点を確認する
その後、次のようなやり取りをしました。
T:じゃあ、実の観察をするとき、どんなところに気をつけて見ればいいかな?
C:色、形、大きさ
T:そうだね。これに注目しながらスケッチしたり、気づいたことを書けたりするといいよね。あとね、数で表せるものは、数で表せるといいよ!
C:はい
T:じゃあ、ワークシート配るね。名前をかいてください
C:できました
T:なにか質問はありますか?
C:ないです
T:じゃあ、外に行きますか!
そして、スケッチの時間を取りました!
気づいたことを確認する
教室に戻った後、子どもたちと次のようなやりとりをしました
T:じゃあ、気づいたことを教えて!
C:はい
といって子どもたちが気づいたことを発表していきました。子どもたちからは、次のような意見が出ました。
【ピーマン】
・5個実ができていた
・赤色と緑色があった
・茶色い部分があった
・さわってみると、つるつるしていて、くぼんでいるところがあった
・大きさは、7cmくらいだった
【オクラ】
・6個できていた
・緑色だった
・大きさがバラバラだった
・一番大きいやつは35cmだった
・ザラザラしていた
【ホウセンカ】
・10個以上あった
・中には種がたくさんはいっていた
・緑色だった
・大きさは2cmくらいだった
【ヒマワリ】
・実の大きさは2cmくらいだった
・縞模様である
・数え切れないほどたくさんあった
振り返りを書く
その後、次のようなやりとりをしました。
T:ちなみに実ができて、種ができた後、どうなると思う?
C:かれる
T:そうだね。実際に枯れていたのもあるよね
C:はい
T:これって人間と似ていないかい?
C:たしかに。子ども生んで、年取ったら死んでしまうもん
T:そうだね。人間も植物も同じように命をつないでいるだよ
T:じゃあ、振り返りをかいてみて
といって振り返りを書かせて、終わりました。
終わりに
だんだんと詳しく見ることができてきましたね。これは何回も観察をしていることとしっかり視点を提示していることが大きいのかなと思います。こういった詳しく見ようとする姿は上級生になった時に大事ですからね!
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