理科専科がズバリ授業案を公開! 〜4年「物のあたたまり方」1授業目〜

物のあたたまり方

 まだ単元計画を見ていない方は、先に理科専科がズバリ授業案を公開! 〜4年「物のあたたまり方」単元計画〜をご覧ください。

<金属、水、空気はどのようにあたたまるのかな?>

板書案

物のあたたまり方を学ぶ意義を捉えさせる

T:今日から新しいところに入ります。タイトルは「物のあたたまり方」です。ノートに書きましょう

C:できました

T:皆さんは料理しますか?

C:します!

C:しません

T:どっちかというとしない人のほうがおおそうだね。実は、ぼん先生は料理結構するのね

C:へぇ〜

T:たとえば、これ

C:目玉焼きだ

T:そうだね。フライパンで目玉焼きを焼いたり

T:たとえば、これ

C:お湯でゆがいている

T:そう。いもをゆがいて、ポテトサラダにしたり

T:たとえば、これ

C:なにこれ?

T:これは燻製といいます。ベーコンとか作るときにするやつ

C:しってる

T:煙で食材に火を通すの

C:すごい

T:それでね。料理をしてて思うのが、早く食材に火を通すためにはどこに食材を置くかが大事だよってことなんですよ

C:たしかに

T:ということで、今回はこんなクイズをもってきました。題して、どっちのほうが先に火が通るかなクイズ!

C:お〜

T:ということで、やってみましょう!

どっちのほうが先に火が通るかなクイズをする

T:全部で3もんあります。できた人からもってきて

C:うわ〜これどっちかな

C:できました

T:もってきて

T:なるほどね

C:できました

T:なるほどね

T:できた人から友達と交流してて

T:ほんで全員かな?全問正解者は・・・

C:お〜

T:だれもいませんでした!

C:え〜

C:残念。先生答えは?

T:答えは…今は教えません

C:え〜

T:これから君たちと勉強していって、最後にもう一回この問題に挑戦してみましょう。それで解けるようになったら成長だね

C:そういうことか

単元のゴールを掴む

T:そしたら、この勉強のタイトルをよんでください

C:物のあたたまり方

T:そうだね。実はこのクイズ、いろいろな物のあたたまり方を学ぶと解けるようになります。

T:1問目は、なんのあたたまり方?

C:フライパン

T:なるほど。このフライパンって何でできとる?木?

C:ちがいます!金属です

T:そうだね。この問題なら、熱したところからどんなふうに温まっていくかがわかれば、とけるようになります

T:じゃあ、2問目は?

C:水です

T:そうだね。この問題なら、温められた水がどんなふうに動いて、やがて全体が温まっていくのかわかったらとけます

T:じゃあ、3問目は?

C:空気です

T:そうだね。この問題なら、温められた空気がどんなふうに動いて、やがて全体が温まっていくのかわかったらとけます

C:なるほど

T:つまり、このクイズ解けるようになるには、何のあたたまり方がわかればいいの?

C:金属、水、空気

T:ということだね。やし、何授業かかけて勉強していきましょう

T:じゃあ、単元のゴールを立てるよ。どうする?

C:金属、水、空気はどのようにあたたまるだろうか?

T:じゃあ、それにしよう

ということで単元のゴールとして、「金属、水、空気はどのようにあたたまるだろうか?」に決まりました。

ふりかえりをする

T:じゃあ、ふりかえりをしようね

C:できました

終わりに

 「金属、水、空気はどのようにあたたまるだろうか?」という単元のゴールは早々に決まったのですが、それを実感させるような1授業目を考えるのがすごく難しかったです。

 自分の中では、どっちが先に火が通るかなクイズをして、多くの子が間違えたら、「ブー」と伝えるだけで、「え?真実は?」となるのかなと思い、今回のような流れにしてみました。ここから先は、単元のゴールを意識させながら、きっちりつけたい力を1つずつつけていきたいと思います。

 続きが気になる方は、理科専科がズバリ授業案を公開! 〜4年「物のあたたまり方」2授業目〜をご覧ください。

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