理科専科がズバリ授業案を公開! 〜3年「物の重さ」1授業目〜

物の重さ

<物は形をかえると重さはかわるのか?>

板書案

ねんどで自由な形を作り、持ってみる

T:今日から新しいところに入ります。タイトルは、「物の形と重さ」です。ノートに書いてください

C:かけました

T:ということで、皆さん、後ろからねんどを持ってきてください。

C:はい。できました

T:じゃあ、100gのねんどを用意してください。

C:え〜こんくらいかな?

C:もうちょっとかな

T:あと10秒!

C:やばい

T:終了

C:よし!これが100gだ!

T:そしたら、今って手の感覚で100gを準備してもらったんだけど、手の感覚って正確かな?

C:いや。正確じゃないです

T:だよね。ということで、これを使います

C:なにこれ?

T:これは電子てんびんといいます。

C:電子てんびん

T:これを使うと、正確な重さがはかります。ということで使い方を説明するので集合!

C:はい

T:まず、電源を入れます。そのあと、ねんどを直接おいたら汚れるので紙をおきます

C:うわ2になった

T:そうだね。つまり、この紙は2gということです。それでね、このままねんどを置いちゃうと、ねんどと紙の重さになっちゃうのね。

C:なるほど

T:今回は、紙の重さは入れたくないので、このボタンをおして「0」にします。

C:0になった

T:今乗っているものの重さはリセットみたいなボタンね。じゃあ、実際に重さを見てみましょう

(重さを電子てんびんではかる)

T:ということで一番近いのは?

C:Aさん

T:そうだね。Aさんは98gでほぼほぼせいかいだったね。

T:そしたら、全員に100gのねんどを準備してほしいので、ちょっと足したり減らしたりしてきて

C:はい

(全員が100gになるように調整する)

T:じゃあ、これで全員、100gになったかな

C:はい

T:そしたら、今回は、「物の形と重さ」ということなので、みなさんその粘土を好きな形にしてください。

C:本当に好きな形にしていいんですか?

T:はい。いいですよ

(好きな形にする)

T:そしたら、自分のテーブルに置いてください

T:では、いまから時間をあげるので、友達のねんどを持ってみてください。特に重さに注目しながらね

C:はい

C:あれ?なんかこれ重いかも

C:いや、かわらんくね

C:いわれてみれば

問題を把握し、課題をつかむ

T:では、問題をかきます。

C:はい

問題 100gのねんどの形をかえます。重さはかわりますか?

C:できました

T:では、予想をかいてみてください。選択肢は?

C:かわる

C:かわらない

T:ですね。じゃあどうぞ

C:できました

T:ききます。変わると思う人?

C:はい

T:かわらないと思う人?

C:はい

T:じゃあ、少なかった変わると思う人から理由をおしえて

C:はい。なんか手で持つと、丸いやつが重く感じたからです

C:わかりました

T:じゃあ、変わらないと思う人。理由は?

C:はい。100gからねんどが増えたり減ったりしていないから、形を変えても変わらないと思います

C:わかりました

T:意見バラけたね?

C:どっちが正しいんだろう

T:ほんとうだね。ということで、今日はねんどやアルミホイルをつかって、形が変わると重さはかわるのかについて勉強しましょう。じゃあ、今日の課題は?

C:物は形をかえると重さはかわるのか?

T:わかったよ。

ということで、本時の課題として、「物は形をかえると重さはかわるのか?」に決まりました。

実験方法を確認する

T:ということで、何を使って調べるかというと

C:電子てんびん

T:ですね。これをつかって調べましょう

T:そしたら、まずは100gのねんどを準備します。

C:はい

T:その後、いろんなかたちにします。わかりやすいのがいいね。どんなのがいい?

C:長細い

C:団子

C:平べったい

T:じゃあ、細長い形にしてはかる!団子にしてはかる!平べったくしてはかる!といったようにしてみましょう。

C:はい

T:これが終わったあと、アルミホイルでしらべます。まずは、もともとのアルミホイルのおもさをはかります。

C:はい

T:その後はいろいろな形にしておもさをはかります。どんな形にする?

C:ながほそい

C:こなごな

C:団子

T:じゃあ、細長くしてはかる!こなごなにしてはかる!団子にしてはかる!といったようにしてみましょう

C:はい

T:しつもんはある?

C:ないです

T:じゃあ、次回実験をしてみましょう

C:はい

T:よし片付けするよ

C:はい

ふりかえりをする

T:じゃあ、ふりかえりをしてね

C:できました

終わりに

 問題を出した後、それを予想するために手でもたせるといった流し方もあるのですが、自分は、手で持たせた後に、問題を出すほうが好きです。やっぱり予想のときは、経験を手がかりにしてじっくり考えてほしいと思っているからです。

 このちょっとしたことで、授業って流れがかわるので、子どもにとっていい方法を模索していきたいなと常々思います。

 続きが気になる方は、理科専科がズバリ授業案を公開! 〜3年「物の重さ」2授業目〜をご覧ください。

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