まだ10業目を見ていない方は、先に理科専科がズバリ授業案を公開! 〜5年「物のとけ方」10授業目〜をご覧ください。
<本当に水の温度をあげると塩やミョウバンの溶ける量はふえるのか?>
板書案
ふりかえりをする
T:前回はどんな勉強をしましたか?
C:本当に水の量を増やしたら塩やミョウバンの溶ける量はふえるのかについて勉強しました
T:そうでしたね
T:ほんでこういう結果になったんだよね。この結果からどんなことが言えそう?ペアで相談
C:できました
T:教えて
C:水の量を増やしたら塩やミョウバンの溶ける量は増える
C:水の量が2倍になると溶ける量も2倍になる
T:なるほどね。じゃあ、今日はこの続きからするよ
温度の場合を予想し、課題を掴む
T:じゃあ、今回は何をするかと言うと・・・温度です。
C:あ〜
T:君たちからも出ていたよね
T:つまり、温度をあげると溶ける量は増える?変わらない?減る?どれだと思う?
C:うーん
T:じゃあ、時間をあげるから考えてみて
C:はい
C:できました
T:聞くよ
T:増える
C:はい
T:変わらない
C:はい
T:減る
C:(だれもいない)
T:じゃあ、少なかった変わらないから聞くよ。おしえて
C:はい
T:Aさん
C:私は変わらないと思います。わけは水の量がかわらないから溶けるスペースも増えないですよね。だから、溶けないと思います
C:わかりました
T:じゃあ、増えると言う人。理由は?
C:はい
T:Bさん
C:ふえると思います。わけはコーヒーとか温かい飲み物にさとうがスーッっと溶けていて溶けやすいのかなと思ったからです
C:わかりました
T:なるほどね。じゃあ、真実はどうなんだろうね?
C:どうなるんですかね?
T:じゃあ、実験して確かめようね。ということで、今日の課題は?
C:本当に水の温度をあげると塩やミョウバンの溶ける量はふえるのか?
T:じゃあ、それにしよう
ということで本時の課題として、「本当に水の温度をあげると塩やミョウバンの溶ける量はふえるのか?」に決まりました。
実験方法を確認する
T:じゃあ、実験方法を確認するよ
C:はい
T:まず、実験方法を考えるときに大事なことは?
C:条件制御
T:条件制御ってなに?
C:調べたいものは変えて、ほかのものは同じにする
T:じゃあ、今回かえるものは?
C:温度
T:そうだね。でね、今回中の液の温度を20度、40度、60度というふうにします
C:はい
T:ほんで、今回難しいのは60度なら60度をキープし続けないと行けないということなんです
C:なるほど
T:たとえば、はじめは60度のお湯だとしてもしばらくおいたらどうなる?
C:だんだん温度下がっていく
T:そうだよね。だから、水をいれたホットプレートを使います。どんなふうに使うと思う?ペアで相談
C:できました
T:Cさんおしえて
C:なんか60度でキープしたいから、ホットプレートで水を温めて、その水の中に容器をいれ、温度をキープし続ける的につかうとおもいます
C:おなじです
T:そう。結局周りの温度が低いとみずの温度もさがるから、周りの温度を高めにしとけばさがりにくいよねってこと
C:なるほど
T:まあ、実験しながらイメージを持ちましょう
C:はい
T:あと、変えないものは?
C:水の量
T:これ50mlにしましょう
C:ビーカーの大きさ
C:さじの大きさ
T:これ、2.5mlね
T:ほかにありそう?
C:ないです
T:じゃあ、こんなふうに温度を変えながら溶ける量がどうなるか見ていきましょう
C:はい
20度の時をやってみる
T:そしたら残った時間で20度のときを2グループに分かれてやってみましょう。
C:はい
T:じゃあ、こっちは塩。こっちはミョウバンね
C:はい
T:ほんで、100mlのビーカー2つ、2.5mlさじ、メスシリンダー、塩やミョウバンを入れる器、わりばしを準備してください
C:はい
C:できました
T:じゃあ、3つのことやるから分担してやるよ
T:まず、塩やミョウバンを取りに来て。あと、温度計も置いといたしもっていって
T:次、メスシリンダーで50mlはかって
T:その他の人、ここにホットプレートあるし、もっていって、水入れといて
C:できました
T:じゃあ、集合。
C:はい
T:そしたら、このダイヤルを回してオンにします。ほんで、30度くらいにしましょう
T:その後、雑巾でビーカーを掴んで、こんなふうにホットプレートの水の中に入れます。
T:そしたら温度計で温度を測ってみて
C:18度
T:まあ大体いいでしょう。ここからは25度くらいにしとくね
T:それで基本は、温度が上がりすぎたらホットプレートの温度を調整したり、水から出したりして20度をキープしたりしてください
C:はい
T:ほんで、すりきりいっぱいの塩やミョウバンをどんどん溶かしてください
C:はい
T:協力して手際よくやりましょう
C:はい
結果を確認する
T:どうけ?
C:塩は6はいです
C:みょうばんは2はいです
T:そんな感じで温度を調整しながら、実験していきます
C:はい
T:じゃあ、片付けして終わりましょう。
終わりに
今回は、20度のときで試しの実験をさせました。これをしておくことでだいたいどんな実験をすればいいかの見通しがもてるようになります。この単元は、時間がかなりカツカツになるので、教師の説明を省き、できるだけ子どもの活動時間をおおくとってあげたいですね。
続きが気になる方は、理科専科がズバリ授業案を公開! 〜5年「物のとけ方」12授業目〜をご覧ください。
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