理科専科がズバリ授業案を公開! 〜5年「物のとけ方」12授業目〜

物のとけ方

 まだ11授業目を見ていない方は、先に理科専科がズバリ授業案を公開! 〜5年「物のとけ方」11授業目〜をご覧ください。

<本当に水の温度をあげると、塩やミョウバンの溶ける量はふえるのか?>

板書案

授業の前に

 この授業では、ミョウバンがかなり溶けるので、子どもの活動時間を十分にとってあげなくてはなりません。そのためには、準備が大事だと思っています。自分が行ったのは・・・

 (1)物の準備(100mlの水や150mlの水、ホットプレート、塩やミョウバン、さじ、すりきり、温度計)

 (2)掲示物の準備(課題を書いたり、結果の表を先に乗せておく)

 (3)グループの代表者に、どの実験を担当するか決めさせる

 (4)全時までに見通しをもたせる(どんなふうに実験すればいいかを実感させておく)

などです。

課題をつかみ、説明をする

T:課題をよみましょう

C:本当に水の温度をあげると、塩やミョウバンの溶ける量はふえるのかな?

T:ということで、前回の授業では20度のときの溶ける量をやりました。だから、この表でいうと4箇所の結果がほしいです。みんなで力を合わせてがんばりましょう

C:はい

T:そしたら、グループの代表者に休み時間のうちにやる実験を決めてもらいました

T:Aは?

C:40度の塩です

T:Bは?

C:40度のミョウバンです

T:Cは?

C:60度のミョウバンです

T:Dは?

C:60度の塩です。

T:という感じです。

T:でね、今回は、40度でキープするチームは、このホットプレートを使ってください。

T:ほんで、60度でキープするチームはこっちのホットプレートを使ってください

C:わかりました

T:あと、必要なものは事前に準備したので、各チームで持っていってください。あと、塩やミョウバンはここにあるので持っていってください

C:はい

T:ここに記録用紙も置いておくね。じゃあ、準備をしましょう

C:わかりました

実験する

 その後は、どんどん実験をさせました。導入で5分くらいだったので、35〜40分で実験が終わればいいなと思っています。

 序盤は、子どもたちが正しく実験できているかをみて、できていないときは指導を入れました。温度計で液の温度を測り忘れたりしていたので、ポイントを黒板に残しておけばよかったなと思いました。実験自体は、どんどん子どもたちが進めていたのでそこは良かったなと思いました。

 また、終わったチームがいたら「じゃあ、黒板の結果のところに記録をかいておいで」と指示を出し、全体に見えるようにしました。

結果を確認する

T:じゃあ、記録の確認ね。40度の塩は?

C:6はい

T:60度の塩は?

C:6はい

T:40度のミョウバンは?

C:4はい

T:60度のみょうばんは?

C:11はい

T:ということですね

T:そしたら、次回考察をしましょう。今日は実験すごく上手でしたね

C:はい

T:じゃあ、片付けをしましょう

終わりに

 今日は、結果が時間内に得られればOKだなと思ってやっていました。この実験を45分におさめるには準備が大事ということを再確認しました。

 子どもたちがスムーズに実験するには、何が必要で、何が削れるのかを考えながらやっていくことが自分の授業力を上げるうえで必要だなと思いました。

 続きが気になる方は、理科専科がズバリ授業案を公開! 〜5年「物のとけ方」13授業目〜をご覧ください。

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