まだ5授業目を見ていない方は、先に理科専科がズバリ授業案を公開! 〜5年「物のとけ方」5授業目〜をご覧ください。
<物が水にとける量には限りがあるのだろうか?>
板書案
問題を掴む
T:じゃあ、今日の問題を書きます。
C:はい
T:50mlの水に塩をとかそう
C:できました
T:ということで、今日は50mlの水と、塩と、さじを準備しました。今から塩を溶かしていきます。
C:なるほど
T:溶かします。どうけ?
C:溶けた!
T:じゃあ、もういっぱい入れます。溶けますか?
C:まだ行けるんじゃない
T:入れます。どうけ?
C:とけた
T:更に入れます。溶けますか?
C:もう無理かも
C:いやいけるよ
T:いきます。どうけ?
C:とけた
T:じゃあ、いったんここで止めます。みなさんに質問です?
C:はい
T:塩の溶ける量に限りはありますか?
C:え〜どうやろ?
T:限りはあるっていうのは、どっかでもう溶けなくなるってことね。限りはないっていうのは、無限にとけるってことね。じゃあ、予想を書いてみて?
C:できました
T:聞くね。限りはあると思う人?
C:はい
T:限りはないと思う人?
C:はい
T:少なかった方から聞くね。限りはないと思う人理由は?
C:はい。3はい溶かしても溶けたから、この調子でずっと溶けると思ったからです
C:わかりました
T:じゃあ、限りはあると思う人理由は?
C:はい。水の量以上には溶けないと思ったからです。
C:わかりました
T:じゃあ、真実はどうなんだろうね? ということで、今回は食塩やミョウバンを使って溶ける量について勉強しましょう
C:はい
T:じゃあ、今日の課題は?
C:物が水にとける量には限りがあるのだろうか?
T:じゃあ、それにしよう
ということで本時の課題として、「物が水にとける量には限りがあるのだろうか?」に決まりました。
実験方法を確認する
T:じゃあ、ノートにメモをします
C:はい
T:①メスシリンダーで、50mlの水を取る
C:できました
T:何か質問はありますか?
C:メスシリンダーってなんですか?
T:いい質問だね。メスシリンダーってこれです。他に質問ありますか?
C:ないです
T:じゃあ、先生から補足説明します。ビーカーを見てみると、50、100、150といったように数字がかいてあるんですよ。でも、この数字は正確ではないんです
C:どういうこと?
T:たとえば、ここに2つのビーカーを準備します。Aさん、50mlいれてみて
C:できました
T:水平なところに置いてください。ほんで、全員で確認をしてください
C:大丈夫です
T:そしたら、これを別のビーカーにうつします。すると…
C:あれ?50mlの位置に来ない
T:そうなんです。といった感じに、ビーカーでは正確にはかれないわけです。だから、何を使うかというと、これ
C:メスシリンダー
T:そう。この50mlは正確なので、これでしっかりはかります。
C:なるほど
T:じゃあ、実験方法の続きを書くよ。②すりきり1杯ずつ、水に入れてガラス棒でとかす
C:できました
T:そしたら、これも説明するね。今回は、2.5mlのさじを使います。このとき、ちょっとしかいれません、でも次のときはたくさん入れますだったら、1回あたりの量がかわるのでだめですよね。だから、どさっと盛って、ほんで割り箸ですりきりをして、これで1杯分とします。ほんで、それをガラス棒でとかします。ちなみに、ガラス棒って片方にゴムが付いているのね。そっちのほうが水の中にいれてね。ゴムがついてないと、ガンってぶつかったときにパリンと割れちゃうかもしれないから
C:わかりました
T:これで、溶ける量に限りがあるのかないのかを調べます。ちなみに、どうなったら溶けてないってはんだんする?
C:つぶがのこる
T:そうだね。それを溶け残りが出るといいます
C:透き通ってない
T:なるほどね。それも大事な見るポイントだね
T:こんな実験をして、溶ける量について調べましょう
C:はい
メスシリンダーの使い方を確認し、試してみる
T:そしたら、実験は次回やります。残った時間で何をするかというと、メスシリンダーの使い方を教えます。
C:はい
T:そしたら、まず、準備するね。どこにあるかを見ててね
C:わかりました
T:まず、ここにメスシリンダーがあります。ほんで、スポイトっていうのも使うんだけどここにあります。あとビーカーもいります。ビーカーはここにあります
T:ほんで、まずメスシリンダーは必ず水平なところにおきます。机の上なら大丈夫です
T:ほんで、今回は何mlはかるんだっけ?
C:50ml
T:そしたら、50mlのちょっと下。そうだな。48とかそのへんまで水道水から直接入れます
C:はい
T:ほんで、ビーカーに水をいれ、スポイトで水をすいます。残りの2mlはスポイトで調整します。
T:こんな感じ
C:お〜50mlだ
T:でね、ちょっと水面のところをアップにすると、こんな感じになっているのね。真ん中らへんが凹んでいて、外側が上がっているって感じかな。そしたら、どこを50mlにあわせるかというと、この真ん中らへんの凹んでいる方。こっちを合わせてね
C:はい
T:何か質問はありますか?
C:ないです
T:そしたら、ペアでやってみましょう。ペアでまず道具の準備をして
C:できました
T:そしたらどっちが先にやるかきめて
C:きまりました
T:先にやる人手をあげて
C:はい
T:そしたら、やってみてください。ほんでできたら先生をよんでください
C:はい
C:できました
T:合格。ミニ先生。50mlになっとるかみてあげてね
C:はい
T:合格。ミニ先生。あなたも50mlになっとるかみてあげてね
C:はい
T:CさんとDさんを見てあげて。先生、使い方のアドバイスする方にまわるから
C:はい
T:じゃあ、全員できたかな。じゃあ、メスシリンダーの水を流して。交代。
C:できました
T:じゃあ、まだやってない人たちもうはじめていいよ
C:できました
T:そしたら、ペアの人確認してあげて
C:大丈夫です
T:こんな感じにメスシリンダーをつかいます。じゃあ、片付けるよ。
C:はい
メモをし、ふりかえりをする
T:そしたら、メスシリンダーの使い方をノートにメモしてください
C:できました
T:じゃあ、ふりかえりをしてね
C:はい
終わりに
今回は実験方法の確認とメスシリンダーの使い方の確認がメインの活動でした。やっぱり物を使いながら説明するのは大事だとおもいます。また、なぜメスシリンダーを使うのか、なぜガラス棒にゴムがついているのかなど、その意図を話すことで、安全な実験ができると考えます。
そういったことを大事にこれからもしていきたいなと思います。
続きが気になる方は、理科専科がズバリ授業案を公開! 〜5年「物のとけ方」7授業目〜をご覧ください。
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