まだ1授業目を見ていない方は、先に理科専科がズバリ授業案を公開! 〜6年「植物のからだのはたらき」1授業目〜をごらんください。
<どんな実験をすればいいのかな?>
板書案

ふりかえりをする
C:前の授業の振り返りをしましょう
C:はい。
C:Aさん。
C:はい。前の授業の課題は「不思議をみつけよう」です。
C:同じです。はい。
C:Bさん
C:はい。前の授業のまとめは「根から吸収された水は、根、くき、葉のどこを通って、植物の体全体に運ばれるのかな?」です。
C:同じです。
T:そうですね。ちなみにみなさんの予想は一緒でしたか?
C:全然違いました
T:そうだね。ということで真実はどうなのかを調べていきましょう
C:はい
T:そしたら、今日は何をするかというと
C:実験方法を確認して、実験する
T:そうだね。じゃあ今日の課題は?
C:どんな実験をすればいいのかな?
T:じゃあそれでいこう
ということで本時の課題として、「どんな実験をすればいいのかな?」に決まりました
実験方法を考える
T:そしたら、まず考えて欲しいのがまえ植物を切った時、水のながれ見えたけ?
C:見えませんでした。
T:そうだよね。まぁ水って透明だからね。
T:そしたら、どうやったら水の通り道見えるかな?グループで相談
C:はい
C:できました
T:おしえて
C:はい
T:Cさん
C:はい。色水を根から吸収させればいいと思います。
C:同じです
T:なるほどね。ちなみに何色の色水がいい?
C:赤
T:なんで?
C:植物は緑だし、赤なら目立つと思ったからです
T:なるほどね。じゃあ、赤にしよう!
T:そしたら、今から実験方法の紙を配ります。ほんで、この後これどういう意味ですか?とかなんでこれするんですか?っていうのを聞いてください。それは前の唾液の実験の時に学んだ通り、自分達で協力して準備するために分からんことは確認しんとダメだよってことね
C:わかりました
T:じゃあ、配るしもらった人から読んでね
C:はい
C:読めました
T:質問ありますか?
C:はい
T:Dさん
C:はい。水の量はどれくらいですか?
T:そしたら書いてないので、このイラストを参考にしてください
C:わかりました
C:はい
T:Eさん
C:植物を入れる入れ物はどこにありますか?
T:ここです
C:わかりました
C:他にあります
T:Fさん
C:植物は今から取りに行くのですか?
T:そしたら、それを授業中にやると時間内に入らないかもしれないので、先に持ってきました。この中から選んでください
C:わかりました
T:他は大丈夫?
C:はい。
T:そしたら、先生から確認ね
C:はい。
T:根から水を吸い取っているっていうのを確認するためにある工夫をしてるんだけど、どれか分かる?
C:はい。水面に線を引いてることです。
T:正解
T:じゃあ、ここに脱脂綿してるやん。なんで?
C:うーん
T:ペアで相談
C:はい
C:できました。
T:教えて
C:はい
T:Gさん
C:蒸発を防ぐためだと思います。
C:同じです
T:蒸発したらダメなの?
C:はい。だって、根から水が吸収されて水の量が減ったのか、蒸発して水の量が減ったのか分からないからです
T:素晴らしい。そういうことです。
T:そしたら、この後グループで実験準備をしてもらいます。分からんことは聞いていいですし、必要な物があれば声かけてください
C:わかりました
T:では、はじめてください
実験をする
その後、準備をさせました。ちなみにこの実験で大事にしていることは次の4点です。
①授業直前の新鮮なホウセンカかヒメジオンを使うべし
②食紅ではなく、切り花染色液を使うべし
③根っこに、カッターで傷をつけておくべし
④次の授業の際は予備を作っておくべし(次の授業で結果を確認するのですが、4時間前のやつと2時間前のやつを作りました)
子どもたちは前より協力したり、質問したりしながら準備してました。とてもよかったです
T:じゃあ、準備は大丈夫かな?
C:はい。
T:そしたら、ここら辺に持ってきて
C:お願いします
T:ありがとう
ふりかえりをする
T:そしたら、今日のまとめは、特にないです。このワークシートが今日のまとめの代わりにします
C:分かりました
T:振り返りをします。今日は、唾液の実験と比べて、実験準備がどうだったのかについて振り返りしてください。それは良い面でももう少しだった点でも良いです
C:分かりました
C:できました
T:今日は、先生が見てる限りでは動き良かった。さすが6年生って思ったわ
C:ありがとうございます
T:いえいえ
T:そしたら、次回は何をするの?
C:植物を切って、真実がどうかを確かめます
T:そうだね。じゃあお楽しみに
終わりに
6年生は、実験の主体性をテーマに指導しています。不思議を自分の手で真実を見つけるために実験の主体性は欠かせないと思うからです。コツは、①実験でやるべきことを明確化する、②協力しようとする雰囲気をつくる、③良いところを価値付けるです。
今後も一緒に成長できたらいいなとおもいます。
続きが気になる方は、理科専科がズバリ授業案を公開! 〜6年「植物のからだのはたらき」3授業目〜をごらんください。
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