まだ4授業目を見ていない方は、先に理科専科がズバリ授業案を公開! 〜6年「植物のからだのはたらき」4授業目〜をごらんください。
<根からくきを通った水はこのあとどこにいくのかな?>
板書案
もうすぐできます
ふりかえりをする
C:前の授業の振り返りをしましょう
C:はい
C:Aさん
C:はい。前の課題は、「根からくきを通った水はこのあとどこにいくのかな?」です。
C:同じです
T:そうだね。どんな予想が出てた?
C:葉の中で使い切る
C:葉から空気中へ出る
C:葉や茎から空気中へ出る
T:そうだね。じゃあどれが真実なの?
C:分かりません
T:そうだね。だから、実験するんだよね?どんな実験をするの?
C:はい
T:Bさん
C:はい。植物に袋を被せます。
C:同じです。
T:そうだね。そしたら、葉の中で使い切るなら結果はどうなる?
C:はい
T:Cさん
C:はい。水滴がつきません
C:おなじです。
T:じゃあ、葉から空気中に出るとか、葉や茎から空気中に出るなら結果はどうなる?
C:はい
T:Dさん
C:はい。水滴がつきます。
T:そうだね。そしたら、袋に水滴ついたらどっちが真実かわからんから、もう1個実験するんだよね。それは何かな?
C:はい
T:Eさん
C:はい。葉を取ったものに、袋を被せます
C:同じです。
T:そうだね。じゃあ、どんな結果になれば、真実はこっちとかになるの?
C:はい
T:Fさん
C:はい。もし、水滴がつかないなら、葉から空気中に水が出るで、水滴がついたら茎や葉から空気中に水が出るになると思います
C:同じです。
T:そうだね。じゃあ、今日の課題は前と同じで良い?
C:はい。
といって本時の課題として、「根からくきを通った水はこのあとどこにいくのかな?」に決まりました。
結果を確認する
T:じゃあ、結果を確認しに行きましょう
C:はい。
(移動中)
T:じゃあ、時間あげるし、確認してみて
C:はい。
C:あー水滴ついてる
C:こっちもついてはいる
T:じゃあ良いかな?
C:はい
(移動中)
T:そしたら、ワークシート配るね。
C:ありがとうございます
T:そしたら、まずは葉がある方はどうだった?
C:はい
T:Gさん
C:はい。水滴がついてました
C:同じです。
T:じゃあ、葉がない方は?
C:はい
T:Hさん
C:はい。水滴がついてました
C:同じです。
T:そしたら、水滴の量って同じ?
C:いや、それは違いました。
T:じゃあ、それが分かるように書けるといいな。なんてかけばいい?
C:少し水滴がついた
T:いいね。じゃあそうしよう
考察する
T:そしたら、この結果をもとに考察をしてみて
C:はい。
C:できました。
T:じゃあ、グループで相談して、1つの考察を作ってみて
C:はい。
C:できました。
T:じゃあはりにきて
T:なるほどね!そしたら、まず真実は揃ってるね。真実は?
C:根からくきを通った水は、茎や葉から空気中にいくと分かった
T:そうだね!
T:ちなみに、水はどんな姿で出ていくの?
C:水蒸気
T:素晴らしい。ちなみに外に植物いるけど、水が出てるの見える?
C:見えません
T:そうだよね。だから、水蒸気で出ていくってことだね
C:ほんでね。今回気になったのは、結果のところかな? AとBの結果ならどっちが良いと思う?
【A】
Aは水滴がついた。Bはすこしついた。このことから、根からくきを通った水は、茎や葉から空気中にいくと分かった
【B】
AもBも袋の内側に水滴がついた。このことから、根からくきを通った水は、茎や葉から空気中にいくと分かった
C:Aです
C:Bです
T:なんで?
C:だって、結果が水滴がついたと少し水滴がついたって書いてるからそれを書いた方がいいから
Cでも、葉や茎から空気中に水が出たっていうのは、葉ありも葉なしも袋に水滴がついたから言えるやん。
T:これね、先生は
C:はい
T:Bが良いと思う!
C:えー
T:結果ってなんで書くのか分かる?
C:うーん
T:例えば、根からくきを通った水は、茎や葉から空気中にいくと分かった。これで納得け?
C:いいえ
T:なんで?
C:だって、根拠ないから
T:そうだよね。じゃあ、理科における根拠って何?
C:結果
T:そうそう。じゃあ、根から茎を通った水は、葉や茎から空気中にいくとわかったっていうのはなんでわかったん?葉の中にあるのが違うのはなんでなん?
C:だって、葉ありも葉なしも袋の内側濡れたから。
T:だよね。つまり水の量が大事っていうわけではなく、水がついたっていうのが大事なんですよ。
C:なるほど
T:つまり、結果って根拠のために書いてるから、自分の考えが納得してもらえるように書くのが大事ってこと
C:分かりました。
T:まぁ、先生ならこうやって書くかな
葉ありは水滴がついた。葉なしも水滴が少しついた。どちらも袋の内側に水滴についてるので、根から茎を通った水は、葉や茎から空気中に出ていくとわかった
C:分かりました
葉からさかんに水が出ていることを確かめる
T:ちなみに、この結果からどこからさかんに水が出てるのかも分かるんだけど、、、ペアで相談
C:できました
T:教えて
C:はい。
T:Jさん
C:はい。葉だと思います。わけは、どっちも茎があって、こっちだけ葉があって、こっちの方はたくさん水滴がついてるからです。
C:同じです。
T:そうだね。ちなみに、出ている水を100とした時ら葉からでるのは90~95%らしいよ
C:へぇー!
まとめをし、ふりかえりをする
T:じゃあ、まとめをしよう
C:はい
T:今日のまとめはどうする?
C:根からくきを通った水は、茎や葉から空気中にいくと分かった
T:そうだね。ただ、教科書では、主に葉から出てるっていうのを大事にしてほしいので、今回は教科書を参考にしてまとめさせてもらうわ
といって、本時のまとめとして、「根からくきを通った水は、主に葉から空気中にでていく」となりました。
T:じゃあ振り返りをしましょう
C:はい
C:できました
蒸散や気孔について知る
T:ちなみに、植物が体の中の水を水蒸気にして空気中に出すことを蒸散といいます
C:蒸散
T:ほんで、昔の科学者は、なんで葉から蒸散が盛んに行われるのかなって疑問に思ったらしくて、何したと思う?
C:顕微鏡で見てみた
T:正解。よくわかったね。ほんで顕微鏡で見るとこんなんになってたんだってさ
C:へぇー!たらこ唇みたい
T:そうだね笑 これのことを気孔っていいます。ほんで、気孔のこの部分から水蒸気を出します。
C:へぇ〜
終わりに
最近、考察の書き方を改善したいなと思っています。最近のおすすめの型は・・・
〇〇だった。このことから、△△なので、✕✕とわかった
になります。理由付けをすると、結果と考えたことがなぜ結びつくのか(=理由付け)がわかりやすくなる気がします。でも、う〜ん笑 って悩み中です。
コメント