まだ2授業目を見ていない方は、先に理科専科がズバリ授業案を公開! 〜4年「自然のなかの水のすがた」2授業目〜をご覧ください。
<外がわの水てきはどこから来たのかな?>
板書案
問題を掴む
授業の前に冷蔵庫で冷やしておいたビーカー(水入り)を冷房の効いてない部屋において、ビーカーの外側にどんな変化があるかを観察させました。コツは3つです。
①水入りのビーカーであること(水入りなのが意見をバラけさせるうえでとても大事)
②ビーカーであること(ガラス製なので結露がしっかりできて、透明だから見やすい)
③冷房の効いてない部屋(空気が冷やされると結露するので、温度差が大事です。冷房の効いた部屋でやると結露しにくいです)
ちなみに、まずは自分で体験させ、その後、教師の演示で、タオルでしっかり拭いても、しばらくすると外側に水がつくのを確認させました。そして、「外がわの水てきはどこから来たのかな?」という課題をだしました。「どうして」という言葉をつかうよりも「どこから」にしたほうが予想で出てきてほしい言葉がブレにくいと思います。今回子どもからは、「どうして外側に水がついたのか?」という課題が出たのですが、ここは譲りませんでした。
予想をする
その後、予想をさせました。子どもたちからは、2つの予想が出ました。
①中の水がしみでた
②空気中の目に見えない水(=水蒸気)が目に見えるようになった
です。
実験方法の確認をする
その後、教科書で実験方法の確認をしました。教科書では、空のつめたいコップを置いてみて、外側の様子がどうなるかを調べると言った内容が書いてありました。このあとに、結果の見通しをさせました。
T:中の水が滲み出た説だったら、どんな結果になりそう?
C:外側に水滴はつかない
T:なんで?
C:だって中に水がないから。
T:空気中の水説だったらどんな結果になりそう?
C:外側に水滴がつく
T:なんで?
C:冷やされて目に見える姿に戻るはずだから
といったやり取りを通して、実験の意味を理解させます。
ふりかえりをする
そして、振り返りをして終わりました。子どもたちからは、「空のコップで実験するのがなるほどと思いました。」「どっちが真実なのかはっきりさせたいです」といった意見が出ていました。
おわりに
この授業は、導入で出会わし方さえしっかりできれば概ねスムーズに行くところかなと思います。そして、そのためにはしっかりと準備しておくことが大事だと思います。子どもたちの「え?どうして?」といった言葉が自然と出るので、この単元は楽しいですよ
続きが気になる方は理科専科がズバリ授業案を公開! 〜4年「自然のなかの水のすがた」4授業目〜をご覧ください。
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