まだ2授業目を見ていない方は、先に理科専科がズバリ授業案を公開! 〜5年「台風と天気の変化」2授業目〜をご覧ください。
<台風による災害にはどのようなものがあるのかな?>
板書案
課題を掴む
まずはじめに子どもたちと次のようなやりとりをしました。
T:前回はどんな勉強をしましたか?
C:台風が来ると天気がどう変わるのかを調べました
T:そうだね。台風が来ると天気はどう変わるの?
C:強い雨がふったり、強い風がふいたりする
T:そうだね。じゃあ、動画で復習しましょう
C:やっぱりすごかった
T:だね。じゃあ、今日はこの続きね
T:今日は1枚の写真を持ってきました。これです
C:うわ。洪水だ。
T:正解。これ何のしわざかというと
C:台風
T:そうなの。
C:やばいですね
T:だね。実は、台風の強い風や大雨によって、様々な災害が起きて、わたしたちの暮らしに影響を与えることがあるの。これだったら、どんな影響が考えられそう?
C:家にすめない
C:水浸しになる
C:土砂が流れて、きたなくなる
T:そんなの考えられそうだよね。でね、台風による災害って実は洪水以外もあるんだよ
C:確かに
T:今日は、そういった台風による災害についての勉強をしようと思います。じゃあ、今日の課題は?
C:台風による災害にはどのようなものがあるのかな?
T:じゃあ、それにしよう
ということで本時の課題として、「台風による災害にはどのようなものがあるのかな?」が決まりました。
イラストをもとに、どんな災害が起きそうか考える
その後、教科書にのっている街のイラストを印刷したものを配り、次のようなやりとりをしました。
T:そしたら、まずはこの紙をノートの真ん中にはってください。あとで、周りに書き込みをするからね。
C:できました
T:そしたら説明するね。これから台風によってどのような災害が起きそうか考えてもらうよ
C:はい
T:まず、ここ災害が起きそうってところに、マルをつけてください。そしたら、そのあと、線で引っ張ってノートの空いているところにどんな災害が起きそうかかいてください。質問はありますか?
C:ないです
T:では、はじめてください
意見を共有する
ある程度時間をとった後、子どもたちと次のようなやりとりをしました。
T:そしたら、指示棒で指して、どんな災害が起きそうかをおしえてください。だれからいくけ?
C:はい
T:Aさん。
C:はい。ここで、土砂崩れが起きそうです。
C:同じです
T:土砂崩れってきいたことある?
C:はい。なんか土がザザ〜って崩れ落ちるやつです
T:じゃあ、他にどんな災害が起きそうですか?
C:はい。
T:Bさん
C:電柱がたおれると思います
C:わかりました
T:では、ほか?
C:はい
T:Cさん
C:はい。窓ガラスがわれると思います。
T:どうしてわれるの?
C:なんか物とかが飛ばされて、それであたってパリンとなると思うからです
T:他にありますか?
C:ないです
動画でどんな災害が起きるか確認をする
その後、次のようなやり取りをしました。
T:では、動画をみてもらいますね
C:はい
T:みなさんがいってたやつは出ていましたか?
C:でてました
T:どれ?
C:土砂崩れ。電柱がおれる。
T:あと、洪水も出ていたね
T:ちなみに、君たちから出ていなかったものもあって、ちょっともどすよ。これ
C:波?
T:そうそう。高波が押し寄せるってやつね。これも危険なんだけどなんでだと思う?
C:人が波に連れてかれるから
T:そうだね
大雨によるものか強風によるものか考える
T:実は、今出てきた災害は、大雨によるものと強風によるものの2つに分けることができるんだよ
C:たしかに
T:例えば、洪水はどっち?ペアで相談
C:できました
T:おしえて。せーの
C:大雨
T:ですね。
T:じゃあ、大雨によるものは赤色、強風によるものは青色で囲んでみて
C:できました
T:じゃあ、大雨によるものは洪水以外だとどれ?
C:土砂崩れ
T:じゃあ、強風によるものは?
C:電柱がたおれる
C:窓ガラスがわれる
C:高波
T:正解だよ!
まとめをする
T:じゃあ、今日のまとめをするよ。台風による災害には、〇〇などがあるの〇〇の部分をうめてみて
C:できました
T:じゃあ、Dさんよんでみて
C:台風に夜災害には、洪水、土砂崩れ、電柱などが倒れる、高波などがある
T:いいね。じゃあ、それをまとめにかくね。付け足せる人は足しといてね
ということで本時のまとめとして、「台風による災害には、洪水、土砂崩れ、電柱などが倒れる、高波などがある」をかきました。
台風による恵みを確認する
その後、次のようなやりとりをしました。
T:じゃあ、振り返りをかいて
C:できました
T:Eさんおしえて
C:台風による災害がわかった。台風は災害をもたらすからいらないと思いました
T:なるほど。ちなみに、台風はいらないと思う人?
C:はい
T:多いね
T:まあ、確かに災害起こるし、外で遊べないし、もしかしたら飛んできたものに君たちもあたって怪我するかもしれないもんね
C:はい
T:でも、台風が来ることで良いこともあるんだよ
C:えっ
T:これ、なにか分かる?
C:ダム
T:水の量どうけ?
C:すくない
T:じゃあ、台風来るとどうなると思う?
C:水の量ふえる
T:正解。こんなんになるよ
C:めちゃくちゃ増えた
T:つまり、大雨がふることで水不足が解消されるってことね
C:なるほど
T:いい面もあるってことね。じゃあ、水不足の解消は書いといて
C:はい
といって終わりました。
終わりに
今回は、台風による災害についてやりました。(1)洪水という例をあげることで、スムーズに導入をおこなうことがができた、(2)子どもたちから出た意見を動画で確認することができたし、出なかった意見もスムーズに抑えることができた、(3)台風の災害と恵みを抑えることができたといったところが収穫だと思います。この単元は、前の学習とつなげやすいので、子どもたちもやりやすいと思います。
続きが気になる方は、理科専科がズバリ授業案を公開! 〜5年「台風と天気の変化」4授業目〜をご覧ください。
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