まだ4授業目を見ていない方は、先に理科専科がズバリ授業案を公開! 〜3年「太陽とかげ」4授業目〜をご覧ください。
<太陽は1日の間でどのように位置が変わるのかな?>
板書案
始める前に
この実験は1日かかるものなので、1日前に先に実験をさせておきました。1日中晴れの日はなかなかないので、タイミングを見て取り組んだほうがいいです。
実験させるときは、①1日中かげができるような日なたに記録用紙を置いているか(もし怪しそうなら先に「もうちょっとこっちがいいよ」などと伝えて、ずらしてあげてください)、②記録させる時、記録のとり方のイメージがわかない子もいるので、1回目は教師が見本を見せてあげてください。
振り返りをする
T:今って、太陽はどこから出てきて、どこを通って、どこに沈むのか調べてたんだよね。
C:はい
T:それをかいけつするために、昨日は1日かけて実験をしたんだよね
C:はい
T:じゃあ、今日はその結果を踏まえて、どんなことが分かるのかをみんなで考えてみましょう。
C:はい
T:ということで今日の課題は前回と同じにするね。読んでくれますか?
C:太陽は1日の間でどのように位置が変わるのかな?
ということで本時の課題として、「太陽は1日の間でどのように位置が変わるのかな?」に決まりました。
結果の紙を確認する
T:ということで、これが結果の紙です。
C:はい
T:この赤い線は何を表していますか?
C:太陽の向き
T:そうだね。矢印の先に太陽がいるよってことね
T:じゃあ、黒い線は何を表していますか?
C:かげのむき
T:そうだね。矢印の先にかげがいるよってことね。あと、なぞったはずだから、かげの長さもここからわかるね
C:たしかに
T:じゃあ、いまからじかんあげるし、この結果から分かったことをノートに書いてください。
C:はい
分かったことを共有する
T:じゃあ、分かったことをおしえてください
C:はい
T:Aさん
C:太陽は、東→南→西の順に進みます
C:同じです。
T:これ、かくにんするね。10時の太陽の位置指さしてみて
C:ここです
T:正午は?
C:ここです
T:午後2時は?
C:ここです
T:じゃあ、どう動いたと思う?ゆびでやってみて
C:こう!
T:そうだね。東側から出て、南通って、西に沈むって言う感じですよね。
T:Aさんの意見以外でわかったことありますか?
C:はい
T:Bさん
C:かげは、西→北→東の順に進みます
C:おなじです
T:午前10時の影指してみて
C:ここです
T:正午は
C:ここです
T:午後2時は?
C:ここです
T:じゃあ、かげはどのように位置が変わったんだと思う?ゆびでやってみて
C:こう
T:そうだね。西から出て、北を通って、東にいくってかんじだね。太陽と影の位置をくらべるとどうなっている?
C:反対になっている
T:なんで反対になるかっていったら?
C:かげは日光をさえぎるものがあると、太陽の反対側にできるから
T:そうだね。ほかにわかったことありますか?
C:はい
T:Cさん。正午のかげが一番短いです。
C:本当や
T:そうなんですよ。実は、太陽は東から出てきて、だんだん登っていって、ほんで南の高いところ通って、そして沈んでいくの。高いところ通るから影が短くなるの。これは実際に見てもらおうかな
C:?
T:たとえば、これ記録用紙ね。ほんで太陽の代わりにライトを使うね
C:はい
T:ほんで低いところだと、かげどう?
C:長い
T:ライトがだんだん登っていくと
C:かげが短くなってきた
T:ほんでだんだん沈んでいくと
C:かげがながくなった
T:つまり太陽の高さによってかげの長さは変わるってことね
まとめをする
T:じゃあ、今日の課題にたいするまとめをするよ
C:太陽の位置は、東から南、西へと変わる
T:そうだね
T:よし、じゃあ書けたと思うので、ふりかえりをしてください
C:できました
ふりかえり
空間的な見方ってすごく苦手な子がいるんですよ。だから、ある子が「太陽は東から南、西へと進む」って言ったから、「そうだね」とサラッと流すのではなく、なぜそのように考えられるのかを再現してあげることが大事だと思います。
今回で言えば、10時、正午、14時の太陽の場所を指ささせて、その後、「太陽ってどう動いたとおもう?」と問うことで、捉えられるということです。
続きが気になる方は、理科専科がズバリ授業案を公開! 〜3年「太陽とかげ」6授業目〜をご覧ください。
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