まだ5授業目を見ていない方は、先に理科専科がズバリ授業案を公開! 〜5年「天気の変化」5授業目〜をご覧ください。
<気象情報をつかって、どうやって天気を予報するのかな?>
板書案
C:前の学習のふりかえりをしましょう
C:はい
C:Aさん
C:はい。前の課題は「気象情報をつかって、どうやって天気を予報するのかな?」です
C:おなじです。はい
C:Bさん
C:前のまとめは、「雲は西から動くので、きっと西を見ればいい」です
C:同じです
T:今って、21日や22日の気象情報をつかって、23日の天気を予想しているんだよね
C:はい
T:たとえば、23日の東京の天気はなんだとおもう?
C:雨
T:なんで?
C:はい
T:Cさん
C:はい。わけは、22日の雲画像をみると大阪に雲がかかっていて、雨量情報をみると大阪に雨がふっているので、それが23日には東京にやってくると思ったからです
C:同じです
T:なるほどね。こんなふうに東京の天気を予報したいときは、東京の西側である大阪を見ればいいってことだね。
T:じゃあ、今日はなにをするの?
C:23日の天気が何かを確認したいです
C:気象情報をつかってどうやったら天気が予報できるのかをはっきりさせたいです
T:じゃあ、課題は前回と同じでいいですか?
C:はい
といって本時の課題として「気象情報をつかって、どうやって天気を予報するのかな?」になりました
23日の気象情報と天気を確認する
T:そしたら、23日の気象情報をまずは見せるね
T:じゃーん
C:お〜
T:22日の気象情報と23日の気象情報を比べてみて気づいたことは?
C:はい
T:Dさん
C:はい。やっぱり大阪くらいにあった雲が西から東に動いています
C:同じです
T:そうだね。実はこれはとっても大事。22日の気象情報をみれば、だいたい23日の気象情報も想像できるってことだね。だって、雲はどう動くの?
C:西から東
T:だもんね。じゃあ、天気はどうやったかと言うと
C:はい
T:まず、福岡ね。福岡は・・・
C:はい
T:晴れでした!
C:あたった!
C:はずれた
T:次、大阪ね。大阪は
C:はい
T:なんと、晴れでした〜
C:え〜
T:みんなは、曇りとか雨だと思っていたもんね。
T:最後、東京ね。東京は
C:はい
T:雨でした
C:お〜
気象情報をつかって天気を当てるときのコツは何かを確認する
T:じゃあ、ここから大事なんだけど、23日の天気を21日や22日の気象情報をつかって当てるときに大事なことはなに?ペアで相談
C:はい
C:できました
T:おしえて
C:はい
T:Eさん
C:はい。23日の天気を予想するには、知りたい場所の西側の気象情報が何かを見ればいいと思います
C:同じです
T:東京だったら?
C:大阪
T:大阪だったら?
C:福岡
T:福岡だったら?
C:海
T:なるほどね。なんで西側見るの?
C:はい
T:Fさん
C:雲は西から東に動くからです
C:同じです
T:そうだね。だから、23日の気象情報のイメージはどの子も湧いていたのかなと思います。もちろん、22日の気象情報を見て、福岡県の22日の天気を外していたから、23日の気象情報のイメージで天気をあてるのはもっと難しいよね
C:はい
T:でも、当てれる可能性は高いってことだね
C:はい
T:まだある?
C:ないです
T:そしたら、これは教えるね。22日と23日の天気を比べたら気づくことない?
C:?
C:わかった
T:Gさんおいで。おしえて
C:(先生に耳打ち)
T:なるほど。でも、今先生が気づいてほしいこととはちがうな
C:わかった
T:Hさんおいで。おしえて
C:(先生に耳打ち)
T:正解。みんなにおしえて
C:えっと。4月22日の福岡の天気が大阪の23日の天気になっていて、22日の大阪の天気が23日の東京の天気になっています
C:あ〜
T:そうなの。じゃあ、この天気の移り変わりって何と関係しているとおもう?
C:雲が西から東に動くこと
T:そういうこと!
T:でね、これを使うと、何がいいかと言うと、23日の東京の天気が曇りと雨でわかれたやん。それは気象情報しかつかってないからだよね。ほんで、どうしても迷ったときは、大阪の22日の天気をみて、雨だからきっと、雨になる可能性が高いかなって考えられるよねってこと
C:なるほど
T:まあ、それでも外れることはあるけどね
まとめをし、活用問題に取り組む
T:じゃあ、まとめをするよ
C:はい
といって本時のまとめとして、「雲は西から東に動くので、気象情報で西の方の雲の様子をみればいい」「雲は西から東に動くので、天気は西の方からかわっていく」と書きました。
T:できた?
C:はい
T:じゃあ、活用問題ね。24日の福岡県、大阪府、東京の天気はなんだとおもう?
C:わかった
C:できました
T:ペアで相談
C:できました
T:そしたら、福岡県について聞くね。晴れだと思う人?
C:はい
T:全員だね。なんで?
C:はい
T:Iさん
C:はい。雲は西から東に動き、福岡県の西には雲がないからです
C:同じです
T:なるほどね。じゃあ、大阪ね。晴れだと思う人?
C:はい
T:これも全員だね。時間の関係で理由は聞かないね
T:最後、東京ね。晴れだと思う人?
C:はい
T:これも全員だね。これは理由聞くわ。なんで?
C:はい。
T:Jさん
C:はい。雲は西から東に動き、大阪府には雲がないからです
T:これでもいいんだけど、もし説明かくなら、「雲は西から東に動き、東京都の西には雲がないからです」のほうがいいな。今回は、西って言うのがキーワードだから
C:なるほど
T:ちなみに、他の考え方した人もいる?
C:はい
T:Kさん
C:はい。23日の大阪の天気がはれだから、それで東京も晴れだと思うからです。
T:さっきの斜めの見方をつかったわけね。これもいいんだけど、じゃあ、なんでこの発想つかえるの?
C:雲は西から東に動き、東京都の西には雲がないからです
T:そうだよね。だから、記述問題のときは、そっちを使ってほしいです。ただし、これも大事な考え方だからいいね
C:はい
T:ちなみに、結果は
C:はい
T:全部晴れでした
C:お〜
T:ちなみに気象情報はこんな感じ
C:お〜
T:他の問題でもできそう?
C:はい
T:コツは?
C:調べたいところの西側の雲を見ればいいです
T:そうだね。それは、1時間後でも次の日でも一緒だね。つもり天気を予測する鍵はどの方位にあるの?
C:西
T:じゃあ、おわろう!
終わりに
これで、「天気の変化」は以上となります。ようは西の雲を見ればいいんだねっていうのがどの子も理解できたらいいなと思って、単元を進めました。
このあとは、昔の人は、観天望気をつかって天気を予想していたことを紹介します。観天望気とは、「うろこ雲をみたら、天気は1〜2日後は雨になる」「夕焼け空だと明日は晴れになる」とかのことです。それを前半に紹介して、あとはプリントで定着をはかりました!
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