理科専科がズバリ授業案を公開! 〜6年「動物のからだのはたらき」5授業目〜

動物のからだのはたらき

 まだ4授業目を見ていない方は、先に理科専科がズバリ授業案を公開! 〜6年「動物のからだのはたらき」4授業目〜をご覧ください。

<本当に唾液がでんぷんを別のものに変えたのか?>

板書案

ふりかえりをする

C:前の学習のふりかえりをしましょう

C:はい

C:Aさん

C:はい。前の課題は、「本当に唾液がでんぷんを別のものに変えたのか?」です

C:おなじです。

T:そうですね。ほんで、今日は何からするの?

C:ヨウ素液をかけるところ

T:そうですね。ほんで、結果をみて、考察ができるといいですね

C:はい

T:じゃあ、今日の課題はどうしますか?

C:前と同じでいいと思います

T:そうだね

といって本時の課題として「本当に唾液がでんぷんを別のものに変えたのか?」に決まりました

ヨウ素液をかけ、結果をまとめる

T:そしたら、ヨウ素液は1滴でいいですからね。いれすぎると逆に見えにくいよ。じゃあ、ここにおいておくし、しらべてみてください

C:はい

C:あれ?色うすいな

C:お!めちゃくちゃ青紫色だね

T:じゃあ、そろそろいいかな?

C:はい

T:じゃあ、唾液ありの方はどうでしたか?

C:はい

T:Bさん

C:はい。色は変わりませんでした

C:同じです

T:なるほどね。じゃあ、水の方は?

C:はい

T:Cさん

C:はい。青紫色にかわりました

C:同じです

T:そうだね。こういう結果になったんだね

考察する

T:じゃあ、この結果をもとに考察をしてみて

C:はい

C:できました

T:じゃあ、グループで相談

C:はい

C:できました

T:おしえて

C:はい。Dさん

C:はい。唾液ありの方は色が変わらなかった。また、水の方は青紫色になった。このことから、唾液がデンプンを別のものにかえたとわかった。

C:おなじです

T:そうですね。一応確認ね。

T:まず、ヨウ素液ってどんな液?

C:デンプンと反応すると青紫色になる

T:そうだね。ほんで、デンプンと水を入れたものは青紫色になったということは、ここにはデンプンは?

C:ある

T:だよね。でも、デンプンと唾液を入れたものは、色が変わらなかったということは、ここにはデンプンは?

C:ない

T:そうそう。まあ、正確に言えば、はじめはデンプンがあったから別のものに変わったってことだね。じゃあ、何がデンプンを別のものに変えたのかというと

C:唾液

T:ということだね

まとめをし、ふりかえりをする

T:じゃあ、まとめをするよ。まとめはどうする?

C:だえきがでんぷんを別のものに変えた

T:そうだね。でもちょっとだけつけたしをするね

といって、本時のまとめとして、「でんぷんは口の中で唾液によって別のものに変化する」となりました。

T:じゃあ、ふりかえりをしましょう

C:はい

C:できました

なぜ別のものに変わるのか

T:そしたら、パッとまわったときに、「なんで別のものに変える必要があるのか?」とか「何になるのか?」っていう疑問が出ていたので教えるね

C:お〜

T:そしたら、まずは何に変わるのかっていうと

C:はい

T:デンプンは麦芽糖になります。イメージ図でいうとこんな感じ

C:へ〜

T:ほんで、糖っていう字は何に使われているかと言うと

C:砂糖

C:あ!だから甘いのか

T:すばらしい。そうなんです

T:ほんで、集合

C:はい

T:今からでんぷんを水に溶かします

C:お!

C:あれ?

C:うーん

T:どうけ?

C:とけてない

T:そうなんです。実は、デンプンは水に溶けにくいんです。ほんで、麦芽糖は水に溶けやすいんです

C:へ〜

T:つまり、水に溶けられるように唾液は別のものにかえるっていうわけ

C:なんで水に溶けられないとだめなんですか?

T:あ〜。いい質問だね。なんでだとおもう?

C:わかりません

T:そうだよね。そしたら、食事の目的って何かって言うと

C:養分を得るため

T:そうそう。ほんで、吸収した養分は血液に溶けて運ばれるわけ。

C:だから、溶けやすくしないとだめなのか

T:そういうこと。まとめると、デンプンは唾液によって麦芽糖にかわる。麦芽糖は水に溶けることができるので、血液の中に溶けて、体中に養分が運ばれるというわけ

C:わかりました

おわりに

 最近、ふりかえりがすごいはまってます。いい振り返りがでると自然と学びが深まるからです。特に理科では、「なぜ?」「どうすれば?」といった不思議がでるといい振り返りだなと感じます。もっともっと力をつけてあげたいです

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