６年理科「動物のからだのはたらき」指導案に悩む先生へ｜９時間目の授業実践からヒントを！

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＜いらなくなったものはどうやって外に出すのか？＞

板書案

復習する

C：前の学習のふりかえりをしましょう

C：はい

C：Aさん

C：はい。前の課題は「血液は体の中をどのように流れて養分や酸素などを運んでいるのかな？」です

C：おなじです。はい

C：Bさん

C：はい。前のまとめは「心臓から送り出された血液は、肺や全身をめぐって酸素や養分を運んだり、二酸化炭素やいらなくなったものを運んだりする」です

C：おなじです。

T：そうだね。ちなみに肺にいくのはなんで？

C：酸素をもらって二酸化炭素をわたすためです

T：そうだね。ほんで、肝臓で養分を手に入れて…その後、体全体にいくんだよね。なんでかな？

C：養分を渡して、いらなくなったものと交換するためです

T：そうだね。じゃあ、今日はこの続きからしましょう

C：はい

課題を掴む

T：そしたら、Cさん、まえのふりかえりをよんでみて

C：はい。血液は、色々な場所に行って、養分や酸素、二酸化炭素やいらなくなったものを運んでいることがわかった。いらなくなったものはどうやって外に出しているのかなって不思議に思いました

C：わかりました

T：もし、いらなくなったものがずっと体にあったらそれってまずいよね

C：はい

T：じゃあ、どうやって外に出してるんだろうね？

C：多分わかった

T：ということで今日はいらなくなったものについて勉強していきましょう

C：はい

T：じゃあ、今日の課題は？

C：いらなくなったものはどうやって外に出すのか？

T：じゃあ、それでいこう

ということで本時の課題として「いらなくなったものはどうやって外に出すのか？」に決まりました。

予想する

T：じゃあ、時間あげるから予想を書いてみてね

C：はい

C：できました

T：じゃあ、おしえて

C：はい

T：Dさん

C：はい。自分はふんとして出すんだと思います

C：同じです

T：他にありますか？

C：ないです

T：たしかに、ふんっていらんもんだもんね。この予想はなんと…

C：！

T：違います

C：え〜

T：ふんっていうのは食べ物のカスです。消化管の中で消化されたり、水を吸収されたりして残ったものです。だから、違うんですね

C：え〜

T：じゃあ、日常生活の中で、他にいらなくなったものを出す場面ってないかな？ペアで相談

C：はい

C：できました

T：じゃあ、Eさん。おしえて

C：おしっこだと思います

C：あ〜

T：正解。理科の言葉で、にょうって言います。実は、体の要らなくなったものは尿として出てきます。だから、にょうとふんは別物でしょ

C：たしかに

尿ができる仕組みを確認する

T：そしたら、一本動画を見てもらうね

C：はい

（動画視聴中）

T：そしたら、大事な部分を確認していくね

C：はい

T：まず、血液はどこを通るんでしたっけ？

C：腎臓

T：そうだね。血液は腎臓を通ると要らなくなったものが取り除かれます。ほんでとりのぞかれたものは何になるの？

C：尿

T：ですね。

まとめをし、ふりかえりをする

T：じゃあ、今日のまとめをしようか

C：はい

T：きょうのまとめは？

C：腎臓を通るといらなくなったものがとりのぞかれ、尿として出ていく

T：いいですね

といって本時のまとめとして「腎臓を通るといらなくなったものがとりのぞかれ、その後尿として外に出される」と書きました。

T：じゃあ、振り返りをしましょう

C：はい

C：できました

臓器について確認する

T：そしたら、これでほぼほぼこの単元の勉強はおわりました

C：お〜

T：ほんでね。人間の身体は、体の中にあるいろんなもののはたらきがあって生きているわけです。

C：はい

T：こんなふうに、体の中で生きるために必要な働きをしている部分を臓器って言います。

C：臓器

T：たとえば何がある？

C：心臓

C：肝臓

C：腎臓

C：小腸

C：大腸

C：胃

T：などなどですね

T：ほんでね、臓器は血液を通じて互いに関わり合いながら働いているわけです。

C：あ〜たしかに。小腸で吸収したものを肝臓に送ったりするもんね

C：他にも肺から取り入れた酸素を体全体に送るもんね

T：そうだね

終わりに

　自分の経験とつなげることは深い学びにするうえでとても大事です。そして、「食べ物のカスはフン」「いらなくなったものは尿」っていうふうになぜ別々なのかっていうのを役割とセットにして伝えられるといいなって思います。

　続きが気になる方は、【完】６年理科「動物のからだのはたらき」指導案に悩む先生へ｜１０時間目の授業実践からヒントを！をごらんください。

　この単元を最初から順に見たい方は、６年理科「動物のからだのはたらき」のまとめページをごらんください