まだ3授業目を見ていない方は、理科専科がズバリ授業案を公開! 〜5年「魚のたんじょう」3授業目〜をご覧ください。
<メダカの受精卵はどんな様子なのかな?>
課題をつかむ
まず初めに子どもたちと次のようなやり取りをしました。
T:前回は、どんなべんきょうをしましたか?
C:受精卵から子どものメダカになるまでを予想しました
C:解剖顕微鏡の使い方を学びました
T:解剖顕微鏡の使い方覚えている?やりながら確認してみよう
T:(具体的なものをつかいながら確認)
T:じゃあ、今日何をするかというと、なんとメダカの受精卵を観察します
C:お〜
T:どんな様子なんだろうね?
T:じゃあ、今日の課題は?
C:メダカの受精卵はどんな様子なのかな?
ということで、本時の課題「メダカの受精卵はどんな様子なのかな?」が決まりました。
観察のポイントを確認する
その後、ワークシートを渡し、説明をしました。
T:自分の名前を書きましょう
C:できました
T:( )の観察ってかいてあるけど、ここには何が入る?
C:メダカの受精卵
T:使う器具と倍率ってかいてあるけど、ここには何が入る?
C:解剖顕微鏡
C:倍率?
T:倍率は、レンズに書いてあります
T:ここに、10✕ってかいてあるでしょ。これは、10倍ってこと。これ✕じゃなくてかけるだからね。10かけるって10倍って意味でしょ
C:なるほど
T:つまり、10倍なら、10倍大きく見えるってこと
T:メダカの受精卵は1mmだから、10倍だと
C:10mm
C:1cm
T:そう。だから1cmくらいの大きさに見えるってこと
T:ここの丸いところには何を書くの?
C:絵
T:じゃあ、ここの四角いところには何をかくの?
C:きづいたこと
T:そうだね。ただし、1つだけ条件つけるんだけど、「前の受精卵とどこが違うのか」っていう視点で気づいたことを書いてください。なぜかというと、今は受精卵がどんな過程でメダカの子どもになるかを勉強しているので、その変化をみてほしいからです
C:わかりました
T:何か質問ありますか?
C:ないです。
T:あと、大事なポイントがあって、1つ目は、変化をみたいので同じ卵を観察します。2つ目は、メダカは受精して、約11日くらいで孵化するので、2〜3日に1回は観察をしましょう。これもノートにかいておいて
C:できました。
T:じゃあ、始めてください
観察し、気づいたことを発表する
その後、子どもたちは自由に観察し、その様子を見守りました。解剖顕微鏡の使い方が正しくない子には、個別指導をいれました。そして、ある程度時間が立ったのを確認して、「気づいたことを教えて下さい」と言いました。すると…
・黒い目があった
・外の毛みたいなのが長くなった
・しっぽみたいのがあった
・からだみたいなのがあった
・メダカみたいな形をしていた
・茶色の点々が何個かあった
などの意見が出ました。そして、「実は、この卵は受精してから5日目くらいのものになります。メダカの受精卵は買ったので、その配送している間に数日立ったのだと思います。」と伝えました。そして、「じゃあ、まとめね」といって、「5日目の受精卵は、黒い目があったり、体みたいなのがあったり、メダカのような形をしていた。」と書きました。
振り返りをする
その後、「じゃあ、受精直後から5日目までの間ってどう変化したんやろうね?」と聞きました。「たしかに」という声が上がっていました。そこで、「じゃあ、次回は図鑑やクロームブックで調べてみようね」といい、振り返りをして終わりました。
終わりに
去年はメダカの卵がうまく育たず、最終的に動画で確認をしてしまいました。そこで、今年はメダカの卵を買い、それを育てているのですが、めちゃくちゃ授業の進路が安定しました。もしよければ、メダカの卵を買ってみてはいかがでしょうか?
続きが気になる方は、理科専科がズバリ授業案を公開! 〜5年「魚のたんじょう」5授業目〜をご覧ください。
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