4年理科「雨水のゆくえと地面のようす」指導案に悩む先生へ|2時間目の授業実践からヒントを!

雨水のゆくえと地面のようす

このブログ「ぼん先生の理科授業」では、理科専科であるぼん先生が、実際の授業をもとに作成したセリフ形式の理科授業を紹介しています。

これまでに約300本の授業案を公開し、全国の先生が「明日からすぐに実践できる理科授業」を目指して、発問例・板書・展開の流れをまとめています。

この記事を読むと、
・授業のねらいと展開の流れが分かります
・子どもが考えやすくなる発問例が見つかります
・次の授業づくりのヒントが得られます。

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<どうして全体に雨があたっているのに、水たまりがあるところとないところがあるのか?>

板書案

復習をする

C:前の学習のふりかえりをしましょう

C:はい

C:Aさん。

C:はい。前の課題は、「どうして全体に雨があたっているのに、水たまりがあるところとないところがあるのか?」です

C:同じです

T:そうだね。皆さんの予想は?

C:高低差があって、高いところから低いところへ雨が行くから

T:ですね。ほんで、前回はそれが正しいのかどうか調べるために何をしたかというと

C:ビー玉で転がるのかどうかを確かめました

T:そうだったね。ほんで実験までは終わったんだよね。

C:はい

T:でも、前回は、「どうして全体に雨があたっているのに、水たまりがあるところとないところがあるのか?」にたいするまとめはまだできてないんだよね。

C:はい

T:じゃあ、今日の課題は前回と同じでいい?

C:はい

ということで、本時の課題も「どうして全体に雨があたっているのに、水たまりがあるところとないところがあるのか?」になりました。

結果からわかることを確認する

T:そしたら、前回はグループごとにやったので、それぞれのグループの結果をGoogleスライドでこんなふうにまとめてみました。

T:ということでクロームブックをだしてください

C:はい

C:できました

T:そしたら、この結果を見て、分かったことをノートに書いてください

C:はい

C:できました

T:じゃあ、教えて

C:はい

T:Bさん

C:はい。場所によって、転がる所と転がらない所がありました。

C:わかりました。ほかにあります

C:Cさん

C:はい。地面はでこぼこしていることがわかりました

C:わかりました。ほかにあります

C:Dさん

C:はい。転がった先は、水たまりができる場所と一致しています

C:わかりました。ほかにあります

C:Eさん

C:はい。転がった先は、平らになっていてそこでビー玉がとまりました

C:わかりました

考察をする

T:じゃあ、今日の課題に戻るよ。今日の課題は、『どうして全体に雨があたっているのに、水たまりがあるところとないところがあるのか?』だったよね。これの答えは何かな?ノートにかいてみて

C:はい

C:できました

T:じゃあ、友達のみておいで

C:はい

C:あ〜こっちのほうがいいかも

C:できました

T:そしたら、これ昔に教えていた子の考察ね

地面がでこぼこしているから

T:これは◯?✕? どっち? ペアで相談

C:はい

C:できました

T:◯だと思う人?

C:はい

T:✕だと思う人?

C:はい

T:理由ある人いますか?

C:うーんと、たぶん

T:Fさん

C:自分は✕だと思います。わけは、地面がでこぼこしているのと水たまりがあるところとないところができるのがどう関係しているかわからないからです

C:あ〜

T:先生も同感。これは✕だと思います。理由は、地面がでこぼこしているのは事実なんだけど、じゃあ、でこぼこしてたら、なぜ水たまりがあるところとないところがあるのかについて説明がないからこれだと不十分です

T:地面はでこぼこしていて… この続きをペアで相談

C:はい

C:できました

T:おしえて

C:はい

T:Gさん

C:はい。地面はでこぼこしていて、高いところから低いところに水が流れ、1番低いところで水がたまるから水たまりができるところとできないところがあるんだと思います

T:そうだね。こんなふうに、習ったことと考えたことをセットにしてかいてほしいわけです

T:自分のがそうなっていなかったら付け足してください

C:はい。

C:できました

まとめをし、ふりかえりをする

T:じゃあ、まとめをしようね。まとめはどうする?

C:地面はでこぼこしていて、高いところから低いところに水が流れ、1番低いところで水がたまるから

T:じゃあ、それでいこう

といって本時のまとめとして、「地面はでこぼこしていて、高いところから低いところに水が流れ、1番低いところで水がたまるから」に決まりました。

T:じゃあ、振り返りを書いて。

C:はい

C:できました

日常生活とつなげる

T:水は高いところから低いところに流れます。ほんで、これは水たまりじゃなく道路でもいかされています

C:え〜そうなん

T:ということで動画をみてみよう

(動画視聴中)

T:こんなふうに、道路のわきのみぞに、雨水があつまるようになっています。では、そのために道路にどんな工夫がされていると思う?ペアで相談

C:できました

T:おしえて

C:はい

T:Hさん

C:はい。道路の真ん中が高くなっていて、それで高いところから低いところに流れるんだと思います。

C:同じです

T:そうですね

終わりに

 自分は、「地面はでこぼこしていて、高いところから低いところに水が流れ、1番低いところで水がたまるから」というように、「事実(地面はどこぼこしている)+考えたこと(たかいところから低いところに水が流れ、1番低いところで水がたまる)」をセットで書くのを大事にしています。ですが、今年もまだまだ時間は掛かりそうですね。

 続きが気になる方は、4年理科「雨水のゆくえと地面のようす」指導案に悩む先生へ|3時間目の授業実践からヒントを!をご覧ください。

 また、記述の指導法について気になった方は、理科専科はどう考える?! 〜記述問題が解けるようになるには〜をご覧ください。

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