理科専科がズバリ授業案を公開! 〜5年「植物の発芽と成長」7授業目〜

植物の発芽と成長

 まだ6授業目を見ていない方は、先に理科専科がズバリ授業案を公開! 〜5年「植物の発芽と成長」6授業目〜をご覧ください。この授業の前にメダカの腹の養分について子どもたちは学んであります。

<どうして子葉は時間が経つと、しぼんでとれちゃうのかな?>

板書案

課題を掴む

C:前の学習のふりかえりをしましょう

C:はい

C:Aさん

C:はい。前の課題は「インゲン豆の断面図ってどんな様子なのかな?」です

C:おなじです

T:だれか図をかいてください

C:はい

T:Bさん

C:はい。こうだと思います

C:同じです。

T:そうだね。ここが?

C:子葉

T:ここが?

C:葉や茎や根になる部分

T:そうだね。ほんで子葉には何があるかというと?

C:デンプン

T:そうだね。デンプンがあるかどうかを調べるにはどうすればいいんだっけ?

C:ヨウ素液をかける

T:ヨウ素液をかけてどんな結果になればいいの?

C:青紫色になればいい

T:そうだね。じゃあ、この続きからするよ。そしたら、3年のときに勉強したんだけど、発芽した後、植物はどうなるんだっけ?

C:本葉がでる

T:そうだね。ほんで、その写真をもってきました。

C:お〜

T:でね。これ時間が経つと…こうなるんです

C:あれ?

T:さらに時間が経つと…こうなるんです

C:あれ?

T:ペアで気づいたこと相談

C:できました

T:おしえて

C:はい

T:Bさん

C:はい。子葉がしぼんで、なくなりました

C:おなじです

T:そうだね。実は、子葉はしぼんでいくんですよ

C:え〜なんでだろう?

T:そうだね。なんで子葉がしぼんでいくんだろうね。ということで、今日はこれについて勉強しよう。じゃあ、今日の課題は?

C:どうして子葉は時間が経つと、しぼんでとれちゃうのかな?

ということで、本時の課題である「どうして子葉は時間が経つと、しぼんでとれちゃうのかな?」が決まりました。

予想を立てる

T:じゃあ、もしかしたらでいいから予想をかいてみて

C:はい

C:できました

T:おしえてください

C:はい

T:Cさん

C:はい。水分がなくなったからだと思います

C:おなじです

C:ほかにあります。

C:Dさん

C:はい。小さくてすぐに弱ってしまうからだと思います

C:わかりました

C:ほかにあります

C:はい

C:Eさん

C:はい。子葉の中に養分があり、その後、その養分が本葉の成長に使われたからだと思います

C:おなじです。

T:じゃあ、友達の意見も踏まえて、1番これだって思うのはどれですか?ネームプレートをはってください。

C:できました

T:一番多いのは?

C:子葉の中に養分があり、その後、その養分が本葉の成長に使われたから

T:なんでこれ選んだの?

C:はい

T:Fさん

C:はい。メダカの赤ちゃんも腹の中に養分があって、それでだんだん養分をつかうと小さくなったから、それとおなじなんじゃないかなとおもったからです

C:わかりました

T:ということは最初は養分は

C:ある

T:でもしぼむと養分は

C:なくなる

T:ということね

ヨウ素液について確認する

T:じゃあ、養分があるかどうかってどうやったら確かめられるかな?

C:ヨウ素液

T:そうだね。ヨウ素液ってどんな液?

C:デンプンっていう養分があるかどうかを調べる液。

C:ヨウ素液とデンプンが反応すると、青紫色になる。

T:ですね。一応確認のために、デンプンの粉をもってきました。かけるよ

C:お〜。めちゃくちゃ青紫色だ

T:そうだね。

実験方法を考える

T:そしたら、このヨウ素液をつかってどんなじっけんをすればいいかな?ノートにかいてみて

C:はい

C:うーん

【机間巡視中】

T:今ってはじめは子葉にデンプンがあるけど、しぼむとデンプンはなくなるって予想しているんだよね。じゃあ、まずはどんな実験する?

C:はじめの子葉にヨウ素液をかけてデンプンがあるか調べる

T:なるほどね。どんな結果になればいいの?

C:青紫色になる

T:そうだね。そうすれば、はじめはデンプンがあるのを調べられるね。じゃあ、あとはしぼんだ子葉にデンプンがないのを説明できたらいいわけだ。じゃあ、どんな実験すればいい

C:わかった

T:がんばってみてね

T:そろそろいいかな?

C:はい

T:おしえてください

C:はい

T:Gさん

C:元気な子葉にヨウ素液をかけるとデンプンがあるから青紫色になって、しぼんだ子葉にヨウ素液をかけると色が変わらなければいいんだと思います

C:同じです

T:なんで、しぼんだ子葉にヨウ素液をかけると色が変わらなければいいの?

C:だって、デンプンがつかわれてなくなっているはずだから

T:そうだね。そんなじっけんをすればいいね

T:ちなみに、どこに使われるとおもう?

C:植物の成長

T:なんで?

C:大きくなっているから

T:なるほどね

まとめをし、ふりかえりをする

T:そしたら、今回はもう時間来たので、次回に実験をしましょう。

C:はい

T:じゃあ、とりあえず、今日のまとめをしよう。この課題に対する予想を書こうか

C:きっと子葉の中に養分があり、その後、その養分が植物の成長に使われたからだと思う

T:そうしよう

といって、本時のまとめとして「きっと子葉の中に養分があり、その後、その養分が植物の成長に使われたからだと思う」に決まりました。

T:じゃあ、ふりかえりをしましょう

C:はい

C:できました

終わりに

 必要感をもたせながら、ヨウ素液とデンプンについての学習をさせることができたかなと思います。なんでうまくいったのかというと、仮説がしっかりしていたからだと思います。そのための工夫として、メダカの腹の養分について学習をした後にこの授業をしたからが大きいんだと思います。次回もたのしみですね。

 続きが気になる方は、理科専科がズバリ授業案を公開! 〜5年「植物の発芽と成長」8授業目〜をごらんください。

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