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<4つの植物は、子葉のときと比べてどうかわったのかな?>
課題を掴む
まず初めに、子どもたちとつぎのようなやり取りをしました。
T:前回は、どんな勉強をしましたか?
C:4つの植物の植え替えをしました。
T:そうだね。そのときに、みんなは4つの植物を見ましたよね?じゃあ、子葉のときと比べて、どんな変化がありましたか?
C:葉っぱの数がふえた
C:高さがたかくなった
T:そうなんだ。じゃあ、葉っぱは何枚あったの?
C:ホウセンカは4?5?
C:オクラも4?5?
C:わかりません
T:じゃあ、その葉っぱってどこから出ていましたか?
C:子葉の間?
C:みてないです
T:じゃあ、葉っぱの形は4つとも同じ?
C:わかりません
T:植物の高さは?
C:だいたいこのくらい?
T:ほんとうに合ってるの?
C:わかりません
T:なんとなく変化したのは分かったけど、全然分かってないことも多いねじゃあ、今日の課題どうする?
C:4つの植物は、子葉のときと比べてどうかわったのかな?
ということで、本時の課題は「4つの植物は、子葉のときと比べてどうかわったのかな?」になりました。
視点を確認する
その後、次のようなやり取りをしました。
T:じゃあ、今日の見るべきポイントはどこかな?
C:植物の葉の数(子葉は数えない)
C:その葉がどこから出ているか
C:その葉の形
C:その葉の大きさ
C:その葉の色
C:植物の高さ
T:じゃあ、そこに注目して調べようね
と伝え、観察の時間をとりました。子どもたちは、一生懸命気づいたことを記録していました。
気づいたことを確認する
その後、「気づいたことを教えて」と言い、発表をさせました。この時、4つにも共通しているしていることと、4つともちがうことに分けながら板書しました。子どもたちからは…
・葉の数は、オクラが4まい、ピーマンが4枚、ホウセンカが4まい、ひまわりが5まい
・葉は、子葉の間から出ている
・葉の形は、オクラはギザギザで丸め、ひまわりは丸め、ピーマンはシュッとしている、ホウセンカは、ギザギザでシュッとしている
・葉の大きさは、4つともちがう。ひまわりの葉の中でも大きさにちがいがある。
・葉の色は、4つとも緑色です
・植物の高さは、オクラが30cm、ピーマンが15cm、ほうせんかが35cm、ひまわりが35cmです
という意見が出ていました。
まとめをする
その後、「子葉のときと比べるとどこかわった?」と尋ねました。すると、「植物の高さが高くなっている」「子葉の間から葉が出てきて、葉の数がふえた」という2つが出ました。そこで、まとめとして、「葉の数がふえ、高さがたかくなってきている」とまとめました。本当は、自分の植物をスケッチさせたかったのですが、時間がなく、振り返りをして終わりました。
終わりに
観察前に、視点を与えるっていうのは自分が授業しているときに、とても大事にしていることです。この視点が与えられないと、やっぱり子どもたちは気づかない事実もたくさんあります。それをちゃんと持たせることが良いまとめにつながる第一歩だと思います。
続きが気になる方は、理科専科がズバリ授業案を公開! 〜3年「どれくらい育ったかな」3授業目〜をご覧ください。
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