まだ6授業目を見ていない方は、先に理科専科がズバリ授業案を公開! 〜6年「動物のからだのはたらき」6授業目〜をご覧ください。
<吸収した養分はどこに運ばれるのかな?>
板書案

振り返りをする
C:前の学習のふりかえりをしましょう
C:はい
C:Aさん
C:はい。前の課題は「口から入った食べ物はその後どのように消化され吸収されていくのだろうか?」です
C:おなじです。はい
C:Bさん
C:はい。前のまとめは「食べ物は、口→食道→胃→小腸→大腸→こう門の順で消化され 吸収される」です
C:おなじです。
T:そうだね。こういう口から肛門までの食べ物の通り道のことを理科の言葉でなんていうんだっけ?
C:消化管
T:ですね。じゃあ、今日はこの続きからするね
C:はい
課題を掴む
T:そしたら、私達のような動物は自分で養分を作ることはできないので、食事で養分を得ています。ほんで、何という臓器で吸収がされるかというと
C:小腸
T:そうだね。ほんで、この吸収した養分を使って、私達は、心臓を動かしたり、肺を動かしたりしているわけです。
C:はい
T:そしたら、この画像を見てほしいんだけど
C:はい
T:小腸はどれ?指さしてごらん
C:あれ!
T:これだね。
T:そしたら問題なんだけど、
小腸で吸収した養分は1番目に行きますか?
T:予想を書いてみて
C:はい
C:できました
T:おしえて
C:はい
C:Cさん
C:はい。心臓だと思います。わけは、心臓が一番大事だと思うからです
C:おなじです
C:他にあります
C:Dさん
C:はい。脳だと思います。わけは、脳が指示を出すと思うので、一番大事だと思うからです
C:同じです
C:他にあります
C:Eさん
C:はい
C:肺だと思います。酸素を取り入れないと死んじゃうので、肺が大事だと思うからです
C:おなじです
T:他に意見はありますか?
C:ないです
T:なるほどね。つまり、大事な部分にまずは養分が運ばれるっていうことだね
C:はい
T:でも、意見バラけたね
C:どれが真実なんだろう
T:じゃあ、今日の課題は?
C:吸収した養分はどこに運ばれるのかな?
T:じゃあ、それでいこう
ということで本時の課題として「吸収した養分はどこに運ばれるのかな?」に決まりました。
動画で確認をし、肝臓を知る
T:ということで、今日はある動画を見せます。一体どこに運ばれるのかに注目してみてね
C:はい
(動画視聴中)
T:わかった?
C:はい。肝臓です
T:正解。実は吸収された養分は肝臓に行きます。肝臓って言うのはここの三角みたいな形をしているやつね
C:これか
T:実は、吸収された養分は、いきなりそれぞれの臓器にいくわけではなく、一回肝臓で蓄えられてから、それぞれの臓器に運ばれます
C:へ〜
T:なんかイメージしやすいのは、冷蔵庫。例えばお母さんがスーパーから食べ物を買う。ほんで、その食べ物を直接みんなにあげるのではなく、一旦冷蔵庫にいれて、必要なときに必要な分だけ出して、みんなにあげるみたいな感じ
C:あ〜
T:こうすると、分量が調節できたりできるよね
C:はい
T:じゃあ、ノートにそっくり真似してね書いてね
C:はい
・小腸で吸収された養分は血液によって肝臓に運ばれる
・養分の一部を一時的にたくわえ、必要なときに全身に送り出す
C:できました
まとめをし、ふりかえりをする
T:じゃあ、今日のまとめをしよう
C:はい
T:まとめはどうなる?
C:吸収した養分は、肝臓に運ばれ、その後全身へ運ばれる
T:じゃあ、それでいこう
といって本時のまとめとして、「吸収した養分は、肝臓に運ばれ、その後全身へ運ばれる」に決まりました
T:じゃあ、ふりかえりをしよう
C:はい
C:できました
血液と心臓について知る
T:ちなみに、私達は、呼吸を通して何を得ているかというと
C:酸素
T:そうだね。じゃあ、食事を通して何を得ているかというと
C:養分
T:そうだね。つまり、呼吸や食事をしないと死んじゃうのは、酸素や養分が必要だからだね。
C:はい
T:じゃあ、酸素とか養分って何によって運ばれるか知ってる?
C:血液?
T:正解。血液です。ちなみに血液ってどこにある?
C:体全体
T:そうです。これ写真なんだけど
C:お〜。すごい。めちゃくちゃある
T:そうだね。ちなみに、体の中の血液をすべてつなげるとどれくらいの長さになるとおもう?ヒントで、この前50m走したよね。あれで50m。
C:じゃあ、10km?
C:いや、3km?
T:正解は、大人で10万km、子どもだと6〜8万kmだと言われています
C:え〜
C:すごすぎてわからん笑
T:そうだね。ちなみに、君たちが地球を2周半したら、だいたい10万kmです
C:やばすぎ
T:だね。それが人間の身体の中に入っているの
C:すごい!
T:そう。でも、体に養分や酸素をしっかり送り届けるには、そんだけの血液がいるってことだよ
C:すごい
T:ちなみに、血液は自分でかってに動くかというと、そうではありません。じゃあ、何によってうごくのかというと
C:心臓
T:そうです。ここに洗浄びんがあるんだけど、中に入っている水が血液だとします。ほんで、この部分を押したり戻したりすると
C:水がでる
T:そうだね。こんなふうに心臓がドクンドクンってするのを拍動っていうんだけど、それによって血液が押し出されて、血液は動きます
C:なるほど
T:ということで、次回から血液や心臓について勉強していきます
C:はい
終わりに
発問はすごくこだわっています。今回は、「どこに行くか」って尋ねることで、考えるべきことがしぼられるようにしました。また、吸収したものは、すぐにそれぞれの臓器に運ばれるというイメージがあるけど、そうじゃないというのがおさえられたかなとおもいます。
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