ノートの使い方を教える
挨拶をした後、「まずは、ノートの使い方を教えるね」と伝えました。教えたことは…
・日付を書く位置
・1マス目と2マス目の間に一本線をピーッとひくこと
・課題は、赤で囲む。まとめは、青で囲む
です。そして、「では、これから問題を書きます。まず初めに、㋲って1マス目に書いてください」と伝えました。全員書き終えたのを確認して、「ちなみに、なんで㋲って書いたのか分かる?」と尋ねると、「もんだいの一番最初の文字が『も』だから」と答えてくれました。「すごい!よく分かったね!」とほめ、じゃあ『結果を書くよっていったら…』「㋘って書く」『分かったことを書くよっていったら…』「㋻って書く」「そういうこと。さすが3年生だね」というやり取りをしました。
今日の問題をつかむ
「じゃあ、今日の問題ね。今日の問題は、「春になって、見つけた生き物は?」です」といって板書をしました。全員書き終えた後、「生き物って、2種類あります。1つは動物です。動物って生きているよね。もう一つは植物です。実は植物も生きているんだよ。」と伝え、「動物」「植物」と板書しました。その後、「じゃあ、春になって見つけた生き物をかいてごらん」と言って、子どもたちに意見を書かせました。
子どもたちがノートに自分の意見を書いている時、ぼん先生は、ペンが止まっている子を探します。そして、その子は何をしたら良いのかわからくてペンが止まっているのか?それとも、考えていてペンが止まっているのか?を見極めます。もし、何をしたら良いのかわからくて止まっているのであれば、声掛けをします。
しばらくして、「できました」との声!ここは褒めどころです。そして、全体に向けて「できましたって教えてくれると先生嬉しいな」とつたえます。すると、次の子も「できました」といってくれます。その子も褒めます。すると、全員が言うようになります。褒めながら、授業で意識してほしいことを教えていきます。
発表する
子どもたちから出た意見は
動物…ハエ、ハチ、モンシロチョウ、ツバメ
植物…タンポポ、チューリップ、サクラ
でした。
そして、タンポポを指しながら「みんなタンポポって知ってる?タンポポって、どんな姿をしてたかな?」って聞くと
花の色が黄色
花びらの形は、丸(本当は違うけど、そうかそうかと受け止めました)
だいたい15cmくらい
などタンポポの特徴を教えてくれました。この時、子どもたちが発表に対し、「色ね」「形ね」「大きさね」と価値づけしながら聞いていました。
そして、「そういえば、チューリップの花も黄色だったし、どの植物も花の色って黄色なのかな?」といいます。すると「ちがうよ!だって、サクラの花はピンク色だもん」「チューリップもいろいろな色あるもん」と答えてくれました。「そうだね!タンポポとサクラだとぜんぜん違うね。じゃあ、こんな生き物も学校の周りにいると思う?」と言って、プリントを配りました。
こんな特徴の生き物いるかな?
子どもたちに配ったワークシートには、「こんな生き物っているかな?」という言葉と特徴がかいてある。例えば…
白色の生き物、 赤色の生き物、 青色の生き物、 細長い形の生き物
黒い点々がいっぱいある生き物 、丸い形の生き物 、葉っぱがハートの形の生き物
大きさが1mをこえる生き物
などです。
「じゃあ、これは学校の周りにいそうだなって思うものには丸をつけよう」と言いました。書き終えた後、上の項目から順番に「いると思う人?」「いないと思う人?」といった感じに予想を聞いていきました。「じゃあ、次回は、本当にいるのかどうかを確かめるために、外に行きましょう」と伝えると、「やったー」という声!「じゃあ、ノートは次のページに行くよ。一本線を引くよ。日付は開けといていいよ」といって、「本当にいろんな色、形、大きさの生き物がいるのかな」という課題を書いて終わりました。
自分の場合、時間がなかったので振り返りを書かせませんでしたが、振り返りを書かせてもいいと思います。
終わりに
授業開きを除くと、3年生として始めての授業です。そのため、2つのことをいしきしました。
1つ目は、授業に全員参加させるです。自分は、授業は全員でつくるものだと思っています。そのため、子どもが答えやすい問題を準備したり、ノートをたくさん書かせたりする機会を意図的に増やしています。作業させるとサボれないですからね笑
2つ目は、褒めながら伸ばすです。授業では、守ってほしい一定のマナーがあると思うんです。そのマナーを身につけさせるためには、(1)教える、(2)ダメなことをしていたら叱る、(3)良いことをしたらほめる というのを使いわけるのが大事だと思います。でも、一番良いのは、ほめながら定着させることだと思います。子どもたちは、褒められると嬉しいですもんね。だから、4月は、めちゃくちゃ褒めながら、学習規律を定着させていきます。それが、結果的に、心地よい授業につながると信じているからです。
続きが気になる方は、「理科専科がズバリ授業案を公開! 〜3年「春のしぜんにとび出そう」2授業目〜」をごらんください
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