まだ6授業目を見ていない方は、先に理科専科がズバリ授業案を公開! 〜3年「風とゴムのはたらき」6授業目〜をご覧ください。
<本当にゴムの長さが長くなるほど、車の進む距離も長くなるのかな?>
復習する
まず初めに、子どもたちと次のように復習をしました。
T:前回はどんな勉強をしたかな?
C:本当にゴムの長さが長くなるほど、車の進む距離も長くなるのかな?について調べました
T:そうだね。それで記録をあつめることはできたんだよね。じゃあ、今日は課題に対する答えをみんなで考えようね
そして、前回と同じ課題「本当にゴムの長さが長くなるほど、車の進む距離も長くなるのかな?」を黒板に書きました。
表やグラフを作る
その後、子どもたちと次のようなやり取りをしました。
T:そしたら、風のときって、実験した後なにをしたかおぼえてる?
C:表を作りました
C:グラフをつくりました
T:表の良いところは?
C:くわしい数字がわかる
T:じゃあ、グラフの良いところは?
C:一目でわかる
T:そうだね。じゃあ、今回も表とグラフを作ってみよう
C:はい
そして、まず初めに子どもたちに表を渡し、書かせました。「じゃあ、全体で確認しようか」と言って、5cmから順に結果を確認しました。
その後、グラフを渡しました。これについては、1つ目だけ全体でやって、その後は、自分でやらせました。ちなみにグラフの横軸や縦軸は次のように決めました。
横軸 … 5cm,10cm,15cm
縦軸 … 0〜1m、1〜2m、2〜3m、3〜4m、4〜5m、5〜6m、6〜7m,7〜8m、8〜9m、9〜10m、10〜11m、11〜12m
そして、こどもたちは、鉛筆でデータをプロットし始めました。風の時もやっているのでスムーズにできていました。できたら、ペアで確認をしました。
わかったことを書く
「じゃあ、表やグラフを見てわかることをノートに書こう」と指示を出しました。そして、わかったことを共有しました。子どもたちから出た意見は…
・同じゴムの長さなのに、記録はバラバラである
・引っ張る長さが長くなるほど、距離もながくなる
・5cm、10cmを比べると、2マス分増えていて、10cmと15cmを比べると、2マス分増えている
でした。最後の2マス分増えているのは、すごい発見だなと思ってみていました。この意見を聞いて、「確かに、風の時とはちがうね。」という意見も出ていました。そこで、「じゃあ、20cmのときだったら、どのへんに来そうかな?」と尋ねました。子どもたちは、つまっていました。そのため、「先生は、2マス分増えて、この辺かな」と言いました。そして、「こんなふうに決まりをみつけるとそれをもとに予想もたてられるんだよ」と教えました。
まとめをする
「じゃあ、まとめをしようか」と言いました。今回は、全員が「引っ張る長さが長くなるほど、距離もながくなる」とかいていたので、「ゴムの長さが長くなるほど、車の進む距離も長くなる」とすぐにまとめることができました。
ゴールインゲームを紹介する
まとめを書いた後、教科書を開き、次のようなやりとりをしました。
T:じつは、教科書にはゴールインゲームっていうものが紹介されています
C:風のときにもやったやつだね
T:そう!でも今回はゴムのみね
C:なるほど。今度こそ100てん取りたいな
T:じゃあ、残った時間で会場準備と予行練習にします。ほんで、次回大会にしようね
C:はい
そして、子どもたちに自由試行をさせて、終わりました。
終わりに
前時までに仕込みがしっかりしていたので、こどもたちはポンポンすすめることができていたなと思います。これはしっかり力がついている証拠だなと思います。
続きが気になる方は、理科専科がズバリ授業案を公開! 〜3年「風とゴムのはたらき」8授業目〜をご覧ください。
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