まだ3授業目を見ていない方は、先に理科専科がズバリ授業案を公開! 〜3年「物の重さ」3授業目〜をご覧ください。
<体積が同じでも物によって重さはちがうのか?>
板書案
復習する
T:課題をよみましょう。せーの
C:体積がおなじでも物によって重さはちがうのか?
T:ということで、今日は砂糖と塩の体積を同じにしてみて、重さが変わるのかどうかを見てみましょう
C:はい
T:体積を同じにするにはどうすればいいかというと?
C:山盛りに盛って、トントントンってして、すりきりをする
T:そうだね。前回はその特訓もしたと思うので、大丈夫かな?
C:はい
T:じゃあ、早速やりましょう!
C:はい!
同じ体積の塩と砂糖を準備する
T:そしたら、まずは同じ体積の塩と砂糖を準備しようね!
C:はい
T:じゃあ、グループで砂糖を準備する人と塩を準備する人をきめてください
C:できました
T:そしたら、塩はここでやりましょう
T:砂糖はここでやりましょう!
T:新聞やカップやわりばし、計量スプーンなどは正面に置いてあるのでつかってください。
C:わかりました
T:ほんで、前も言ったようにカップの重さは抜かないといけないので、先に電子天秤に乗せてカップの重さを引いた状態つくってから塩とか砂糖をもってね
T:質問はありますか?
C:ないです
T:じゃあ、5分くらいで準備をお願いします
(砂糖や塩の準備)
C:できました
T:すごい!5分もかからずにできたね。じゃあ、一旦塩や砂糖を自分のグループの席に持っていって座ろうか。
実験方法を確認し、実験を行う
T:そしたら、今日は2種類の実験をします
C:はい
T:まずは、手でもってみて比べてください。こんなふう砂糖と塩を両手でもってくらべます
C:はい
T:でっ、グループで共有をしましょう。
T:それが終わったら、電子てんびんにおいてみて数値がいくつかを調べてください
C:わかりました
T:じゃあ、始めていいよ
C:はい
C:なるほどね
C:お〜
C:じゃあ、重い方をせーので言おうね
C:せーの
C:しお
C:いっしょだね。じゃあ、電子てんびんで調べてみようか
C:しおは140g
C:さとうは89g
C:やっぱり重さはちがう
C:できました!
結果を確認し、考察をする
T:結果を確認します
C:はい
T:手でもつとどっちのほうが重かった?
C:しお!
T:みんな同じ?
C:はい
T:じゃあ、手で持つと塩のほうが重く感じる
T:じゃあ、塩の重さは?
C:140g
C:140g
C:138g
C:141g
T:じゃあ、板書には140gってかくね
T:塩は?
C:90g
C:88g
C:89g
C:90g
T:じゃあ、間をとって89gって板書するね
T:じゃあ、考察を書きましょう。考察の書き方は?
C:〇〇だった。このことから△△とわかった
T:〇〇には何が入るの?
C:結果!
T:そうだね。今回は板書の数値を使って書いてみてね
C:はい
T:じゃあ、どうぞ!
C:できました
T:できた人はできた人同士で交流してて
C:はい
T:じゃあいいかな?おしえて
C:はい
T:Aさん
C:塩は89gで砂糖は140gだった。このことからさとうのほうがおもいとわかった。
T:Bさん
C:塩は89gで砂糖は140gだった。このことから体積が同じでも物によって重さはちがうとわかった
T:ほかにありますか?
C:ないです
T:じゃあ、今回新しい考察の書き方を教えるね。それは、「〇〇だった。きっと△△だからだと思う」です。
C:?
T:今回で言えば「塩は89gで砂糖は140gだった。きっと…だからだと思う」っていったかんじで、この結果になった理由を書いてみてほしいのね。ちなみに、なんでさとうのほうがおもいんだと思う?
C:はい
T:Cさん
C:粒が大きいからだとおもいます
T:なるほど。そしたら、「塩は89gで砂糖は140gだった。きっと砂糖のほうが粒は大きいからだとおもう。」ってなるわけ。
C:なるほど
T:ちなみに、他の意見の人いる?
C:はい
T:Dさん
C:きっと砂糖のほうが粒が小さいからだと思います
C:え?
T:どうして粒が小さいと重くなるの?
C:なんか、小さいといっぱい入ってそれでその分重くなると思うから
C:なるほど
T:なるほど。隙間がなくなるみたいな感じね
C:はい
T:じゃあ、「塩は89gで砂糖は140gだった。きっと砂糖のほうが粒は小さくたくさん砂糖が入るからだと思う。」ってかんじ
C:なるほど
T:ちなみに2つの意見が出たけどどっちだと思う?
C:Cさんの意見
C:Dさんの意見
T:どっちが真実か調べたくならん?
C:なります
T:こんなふうに「〇〇だった。きっと△△だからだと思う」っていう型をつかうと、次の調べたいことが決まるよ。これが良さだよ
C:たしかに
T:じゃあ、今回は粒の大きさにどっちも注目しているので、ぜひ見てみて
C:はい
C:あ〜塩のほうが大きい!
T:それが関係しているのかもしれないね
次回に向けてを確認し、ふりかえりをする
T:そしたら1個だけ先生からいい?
C:はい
T:さっきBさんから、「塩は89gで砂糖は140gだった。このことから体積が同じでも物によって重さはちがうとわかった」っていう考察がでていましたよね
C:はい
T:「物によって重さはちがう」って考察するには情報がすくなすぎるとおもうのね。もしかしたら塩と砂糖以外だったら、体積が同じなら重さ同じになるかもしれないじゃないですか?
C:たしかに
T:だから、次回ちょっと別のものでも成り立つのかについてやってみましょう!
C:はい
T:じゃあ、ふりかえりをしようね
C:できました
終わりに
前回やったこともあって、考察を書ける子が増えました。もちろん全員とはいきませんがまずはいい例をみて、どんどん書ける子を多数派にしていきたいなと思います。
また、今回は別の型も紹介しました。次回以降で1人でもいたら嬉しいなと思います。教えないと絶対にできませんからね。楽しみです!
続きが気になる方は、理科専科がズバリ授業案を公開! 〜3年「物の重さ」4授業目〜をご覧ください。
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